「三つ子の魂百まで」レッド・ブレイド manmaruさんの映画レビュー(感想・評価)
三つ子の魂百まで
RE:BORN以降熱烈的なファンでした。
今回もTwitterでは叩かれるのが分かったので本音を書かず当たり障りないコメントをしました。
ここでは本音を書きたいと思います。
※日本最高峰のアクションチームが描く※と書かれていたポスターが今では痛々しく泣けてくる。
アクション界のカリスマなのに殆どの人が彼を知らない。今回の映画で少しは知名度も上向くかなと期待していたのになぁ。
日本最高峰のアクションを歌っているわりに小細工な色の煙などの編集が目立ちアニメチックなのも残念なところ。原案に園子温監督の名前を使っているならしっかりして欲しかったです。坂口拓の名前だけでは注目されないから他人の褌使ってしまったのでしょうか?また洋画に同タイトルで似通った設定の作品があります。
坂口拓の父親の本によると小学生の時誕生会に招待した友達12人が誰も来なかったとあります。こんないじめを受けていたことが書かれていましたが、彼はそのいじめから何を学んだのだろう?今では力こそ正義と言わんばかりに自分を尊敬しない周りにウェーブパンチをし動画にあげる。強めに殴っておいて数%の力だと言う。
そんな元いじめられっ子が、いじめられっ子像を作り上げていくと家族からも同級生からも酷い扱いをされ、いじめっ子が用いる力(暴力)でしか自分を表現できず、いじめにも立ち向かっていけないだなと複雑な心境。主人公の高校生=坂口拓そのものなのかもしれない。
暴力的な強さが人の優劣をつけると思っている人には丁度いい作品です。アクション映画=ただの暴力ではないはず!本当この人が関わるとただの暴力になり下がっている。