劇場公開日 2019年8月24日

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ディリリとパリの時間旅行のレビュー・感想・評価

全47件中、21~40件目を表示

4.5ディリリと一緒に19世紀のパリを満喫しました。

2019年11月2日
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鑑賞方法:映画館
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もりのいぶき

3.5パリの美しさ

2019年10月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

主人公ディリリの前向きな姿が可愛すぎる! 人種差別、女性軽視、社会情勢など…いろんな背景を表してて… けど、いつの時代も前向きな人や優しい人、ぶっ飛んじゃってる人がいるんだなぁ〜って(笑) そう!全ては遊び心から生まれてくる!! この映像も遊び心満点でしたね 三頭身のディリリとイケメンのオレルって組み合わせも(笑) パリの美しさとアニメのコントラストが映えてて良かったなぁ〜

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H1DE!

5.0100年以上前のパリを舞台に痛烈な現代風刺を突きつける煌びやかなファンタジー

2019年10月17日
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鑑賞方法:映画館

舞台は19世紀末のパリ。ニューカレドニアから密航してパリにやって来た少女ディリリはパリ博覧会出演中に知り合った配達人のイケメン、オレルとパリ散策に出かける。ベル・エポックに沸く街はどこまでも眩しく煌びやかだが一歩路地に入るとそこには絶望的な貧困が横たわっている。そんな街を駆け抜けるのは相次ぐ少女誘拐事件の話題。男性支配団という名の犯罪組織による犯行らしいということ以外ロクな手掛かりもない中、ディリリは少女達を助けるという使命に目覚めオレルの知り合いに聞き込み調査を開始。ただの雑談から少しずつパリの地下に潜む巨大な闇が浮き彫りになっていく。 ディリリと行動を共にするオレルは配達人なのでメチャクチャ顔が広くて、彼の知り合いがキュリー夫人、プルースト、パスツール、ピカソ、モネ等超豪華。そんな友達の輪はミュシャのポスターが溢れる夜のパリでサラ・ベルナールやフェルディナント・フォン・ツェッペリン、サントス・デュモンにまでどんどん広がっていく。この辺りを切り取るだけでもキラキラしたファンタジーが成立するくらいの煌びやかさ。そんな眩しさがあってこそ男性支配団が目論む陰謀がシレッと映し出されるワンカットの凄惨さがドンと胸に突き刺さる。その後展開される当時のセレブ達の知恵と財力を結集した救出作戦がこれもまたとんでもなく豪華で爽快。この作品がとにかく凄いのは100年以上前の時代を舞台にしながら今まさに我々が生きる現代を痛烈に風刺していること。人種差別、男女格差、貧困、我々人類は100年程度では1ミリも進化しない、それを映像としてテーマとして叩きつけながらあくまで爽やかに映画は幕を閉じますが、我々観客の胸に残るのはもっとずっと苦い何か。国産とは一味も二味も違う実に独創的な作品です。 キラ星のようなセレブがひしめく中でひときわ個性的なのはオペラ歌手エマ・カルヴェのお抱え運転手ルブフ。彼の複雑なキャラクターは物語の中でも際立っていて、何者でもない彼が物語をゴロッと転がす様は圧巻です。フランク・ダラボン監督の『ミスト』でいうところのスーパーの副店長オリーみたいな存在でした。

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よね

4.5【高潔、優雅なフランスアニメ ベル・エポック期の文化人達の姿に魅了される】

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

幸せ

 〈仄かにサスペンス要素をまぶしたストーリーの中に含まれるミッシェル監督の様々な想い〉  ディリリは叫ぶ、"四つん這いは終わり! 立って走るの!"混血のディリリが白人の少女達の先頭に立つシーン。  少女達を暗闇から救い出そうとする文化人達の中で、象徴的に登場するコレット、サラ・ベルナール、マリ・キュリー・・、重要なシーンで素晴らしい歌を披露するエマ・カルヴァ(この美しいオペラ歌手は知らなかった。)の姿。  これでもか!という程、多数登場する当時、パリに住んでいた著名人達。  美しいパリの風景、美術品、装飾品、衣装の数々を独特の高貴感溢れるアニメーションで描き出したミッシェルワールドにも魅了される。  女性が世間の表舞台に歩み出した時代背景を基にミッシェル・オスロ監督が幾つものメッセージを発信する高潔、優雅な作品。  最初、悪党に見えたルブフのあるシーンのセリフが心に沁みた。彼の言葉は金言であると思った。  (登場する著名人達の名前が50人以上お分かりになった方は相当な博識者であると思う。それを探すのも一興である。) 〈文化的都市にある、日本一古い映画舘にて観賞〉

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NOBU

4.0ツェッペリンの飛行船

2019年10月2日
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怖い

興奮

 『キリクと魔女』、『アズールとアスマール』でも独特な色彩を映し出してきたミッシェル・オスロ監督。特に影絵のようなアニメーションだったのですが、今回の作品もキャラクターの平坦さでは同じ2Dのイメージで、美しい背景画で動かしている。敢えてだと思いますが、遠近感をなくし、立体感もないのが斬新。  冒頭ではパリの人間動物園。ニューカレドニアの生活が見世物にされているという、今では考えられない様子。その家族の少女に目を付けたオレルが彼女とともに連続少女誘拐事件を解決しようとするストーリーなのですが、ベルエポックを賑わせた画家や女優などの有名人を登場させているのもユニークだ。  男性支配団という闇の組織。とにかく女性蔑視が酷すぎて、アニメだから見れるが実写だったら目を覆いたくなるような光景の連続。四つ足動物の奴隷・・・さすがに黒装束を着せているので何とか耐えられます。  終盤になって徐々にアドレナリン上昇。ツェッペリンの飛行船も登場するし、動力が足りないためにディリリたちが必死でペダルを漕ぐ光景に思わず力が入ってしまう。時間旅行ってのは意味わかんないけど、このクライマックスに納得させられてしまった。

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kossy

3.5紳士諸君よ、君は男性支配団の一員ではないか?

2019年10月1日
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パリが一番文化的に華やかで世界の文化のインキュベーターだった時代。日本でも有名な、というより日本人が大好きであろう芸術家が次から次へと登場し、それだけで本作が身近に感じられるぐらい。 男性支配団って極端な考え方、昔の話だからなぁって思いがちだけど、必ずしもそうとは言えないのではないかな?DVやってる男性、DVだと認識すらしていない男性、心の隅や底で「なんで女なんかに・・」なぞと思っている紳士諸君、それは男性支配団の一員である証拠ですぞ。

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こばりん

4.0始めの5分くらいでもうすごい

2019年9月29日
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鑑賞方法:映画館

美しいパリの映像と100分以内に恐ろしく詰め込まれるベル・エポックの時代の登場人物がてんこもりで出てきて、それだけでも頭がいっぱいになるのに、メインのストーリーがすごくて「そうくる!」が止まらなかった。 フランス語がわからなければ吹き替えで、とどこかで読んだのですが、雰囲気がいいのでフランス語で字幕でもとっても気持ち良くなると思います。 ただ、タイトルの意味が最後までよくわからず。多分原題はパリのディリリだと思いますし、それでいいのでは?とちょっと思います。

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mikyo

3.5女性差別への痛烈な風刺

2019年9月23日
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楽しい

怖い

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しずる

3.0映像はすごいけどストーリーは読めてしまう。

2019年9月23日
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パリの景色はとても美しく、絵との融合がすばらしかった。ただタイトルの時間旅行という言葉と内容が一致していない気がする。ディリリのキャラクターや著名人が絡み合うシーンは面白いが内容はわりとありきたりな気がした。

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りんちゃん

5.0ひたすらに美しい、ベルエポックのパリ

2019年9月18日
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単純

幸せ

物語りも映像も音楽も美しく、感動しました。 あらすじがちょっと…と書き込んでる人が多くて正直ビックリです。 荒唐無稽さも含め、この美しさを堪能できないのはお気の毒なことです。 あらすじがー云々タイプの方は時間もお金も無駄になるので、見られない方が良いのではと思います。

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hana

3.5ラストの美しさは秀逸

2019年9月18日
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鑑賞方法:映画館

実写の美しい背景をベースにアニメの登場人物が動き出すというかわいい映画です。フェミニズム的テーマも確かにありますが、いいもの・悪者がきっぱり分かれ過ぎていて何故そうなったのか?という理由を感じさせるテーマではなかったかな…現代に置き換えるとかなりギャップがあるのであまりリアルには感じませんでした。が、恐らくそこはこの映画の本文ではなく「勇敢な少女が立ち上がり、ラストは素晴らしい景色がみれる」というだけでも充分に価値があり、オスロ監督の新作を大スクリーンでみる理由になるかなと。そういう意味だと小さいディスプレイとかで観ちゃうと楽しさ半減する映画ともいえます。劇場で是非。

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ワンランク上野おっ

2.5綺麗な映画、でもストーリーはつまらない。

2019年9月16日
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知的

幸せ

よくよく考えると設定は突拍子もない感じ。 古き良き時代のパリ、差別について感じることはできるけど、内容としては厚くない。映像の美しさメインな印象だった。

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スミちゃん

2.0Belle Époque

2019年9月9日
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怖い

単純

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いぱねま

3.0絵がきれい

Kさん
2019年9月6日
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K

3.0それなりに

2019年9月5日
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そもそもどうしてパリに行ったのか解らず、日本作の緻密な写実アニメに慣れてしまってるのか。それなりにでした。川、どぶ川に飛びこむシーン、あんな飛び込みかたします?何か別の意味あったのでしょうか。両手を天井に上げますか?

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びわ湖のこーちゃん

4.0ロートレック!?

2019年9月5日
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物語で描かれるパリの街は、ベルエポックの華やいだ雰囲気をたたえる一方、貧しい人々や、犯罪の不穏な空気感、地下に発達した下水道まで、描いている。 光と影の部分ということだろうか。 登場するアーティストや音楽家、小説家、女優は誰でも聞いたことがあるような者たちで、ちょっと自慢してるのか?と思いたくなるくらいだ。 僕は、ロートレックの背の低さに驚いた。 これに対して、ドガの身長は高くて、イメージでは全く逆なのにと…。 お話は、混血の少女の冒険の物語で、ジェットコースター的ではないが、勧善懲悪。 日本のアニメとは随分異なる感じで、動きは緩やかで独特な表現が、フランスらしい雰囲気を醸し出してて、なんか良かった。

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ワンコ

4.0地政学的な力関係がさり気なく描かれる

2019年9月4日
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 ガスライターで有名なDupon社は、日本だとデュポンと表記され発音されることが多いが、フランス語の発音はほぼジュポンである。本作品のヒロインであるDililiは映画を観ればすぐに解るが、ディリリよりもジリリに近い。どうも日本では発音よりもスペルを重んじる傾向があるようだ。  さてジリリはニューカレドニア出身でフランス語が堪能な推定10歳の有色人種の女の子だ。現地では肌の色が薄いからと差別され、フランスでは肌の色が濃いと差別される。しかし文化人たちはジリリの肌の色を個性として受け入れ、寧ろ褒める。  本作品は、自分を卑下せず社会と積極的に関わろうとする女の子の勇気を描く。登場する有名人は画家、科学者、彫刻家、皇太子、女優、歌手、作曲家、それに小説家など、とても豪華である。  文化は常に善であり、不自由や束縛と戦わなければならない。二十世紀初頭のパリは、文化人たちの熱気に噎せ返るようである。そんなふうな熱に煽られたかのようにジリリは大活躍する。  マジカルな奇跡は起きないし、冒険も地味で日常的ではあるが、どこかワクワクする。権力の腐敗や地政学的な力関係もさり気なく描かれていて、ディズニーは勿論、日本のアニメとも一線を画す芸術的な娯楽作に仕上がっている。兎に角観ていて楽しい作品だ。

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耶馬英彦

4.5オシャレな映画

2019年9月3日
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フェルナンデス

4.0ディリリと行くベルエポックの旅

2019年9月1日
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切り絵のような美しいアニメ映像と独特の世界観にいきなり引き込まれます。アンリ・ルソーがアニメを作ると、こんな感じかもね。お話は他愛のない冒険談だけど、主人公である未開の島出身の少女が、実は礼儀正しい知的好奇心溢れる文化人であるという設定がいいです。彼女とベルエポック時代の芸術家との美しいフランス語でのやりとりも楽しく、背景まで丁寧に描かれたパリの絵本の風景の中に一緒に入り込んだような気分でした。

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シネマディクト

4.0しゃれたセンスの冒険活劇

2019年8月30日
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笑える

楽しい

興奮

極力前情報を排しての鑑賞。 ストーリーを進めながら登場人物の自然な台詞を概して物語の背景や設定を視聴者に解らせる、脚本の妙技! ワクワクする展開にあっというまに引き込まれる、構成はジェットコースターの如き、あっというまのクライマックス、素晴らしい作品でした(^^)

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褐色の猪