「ベルエポックの綺羅星のごとき偉人たち」ディリリとパリの時間旅行 arlecchinoさんの映画レビュー(感想・評価)
ベルエポックの綺羅星のごとき偉人たち
面白くて、とても美しい映画でした。あの頃のパリにいた素晴らしい人たちが物語に絡んでくるのがとても楽しい。ロートレック、プルースト、サティ、ピカソあたりの文化人が出てくるのはまあありがちですが、マリ・キュリーやルイ・パストゥール、ギュスターブ・エッフェル、フェルディナント・フォン・ツェッペリンなんかの科学者・技術者が出てくるのがとても面白い趣向でした。
エマ・カルヴェの歌を当てている歌手はただものではない美声だと思ったら、ナタリー・デセイなんだってね。道理ですごいはずだ。
邦題はいただけないねえ。1890年ころの設定(エッフェル塔が1889完成、パスツールが1895没。サティのグノシェンヌは1890年の作曲だとさ。きちんと作られてるね)の話であって「時間旅行」ではないぞ凸。
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