ローマ法王フランシスコ

ローマ法王フランシスコ

解説

2018年・第15回ラテンビート映画祭(18年11月1日~4日、9~11日/東京・新宿バルト9ほか)上映作品。

2018年製作/96分/スイス・バチカン市国・イタリア・ドイツ・フランス合作
原題:Pope Francis: A Man of His Word

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映画レビュー

5.0有言実行

2020年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ローマ法王フランシスコ
私はアドベンティストで、カトリックではない。でも、カトリックの教皇、フランシス(フランシスコ)が私に生き方を見せてくれた。アドベンティストの牧師ではなく残念だが、自分の生き方を気づかせてくれた教皇に深く感謝。世界の人々がいがみ合ったり戦って、好きなもの同士が別れ別れになっていても彼の言葉は世界を一つにすることができる。アドベンチストの私でさえカトリックの彼の言葉に感激しているから。

フランシス(フランシスコ)はバチカンの教皇だけど、小さなアパートに住んでバスで通っていると。彼の言葉は彼の行動を示しているから彼の哲学がよくわかる。日本では不言実行が良いとされているが、彼は有言実行と言って、自分の言葉に責任を持って、それを行動にうつしている。そして、皆さんに言っている。マークザッカーバーグにも言っている。私にも言っている。We can become a little bit poor。にと。たくさんのものはいらないと考えなければならない。現状より少し貧しくと。私は考えた。今の生活から少しだけ貧しく生きる方法を。それは『家にあるもの、例えば、台所の奥に眠っているものから最初に使おう。買い物をする前に考えよう。そして、なるべくあるもので間に合わそうと。』少し、貧しくなるまず初めの行動はこれ。このようにみんなが少し貧しくなれば、物欲、消費志向の社会は変わっていく。

Hoarding disorder( ものを買いたがる人、集めたがる人)は病気だが、フランシスもこういう人のことを病気だと言っている。あと、gated community (一般人と囲いを作って住む場所を分けている)についても、ある一定の場所をあるグループだけが占領する社会のあり方にも賛成していないとしている。豆の苗に水をくれるように、水も食物もいつも共有しなさいと。 独占社会、競争、購買力、お金の奴隷になることに強く反対してる。環境こそが一番の基本だと。地球を破壊しているのは経済躍進を進める人たちだと。我々一人一人に責任があると。正しくないことに、無関心でいてはいけないと。We must not remain silence. 彼の言葉で初めて聞いた言葉がある。これはみっつのT:
trabajo (work) 仕事
tierra (earth) 大地
techo (roof) 屋根  これらは人間の基本的人権を守るもの。仕事をして家族をサポートする。安全な水、耕作できる安全な土地に住む、家族、人間が安心して住める住まいで、人権尊重が保証される。

カトリック教会にとって最も緊急解決がいる危機についても彼は社会から弾糾されているが解決策に挑んでいる。教会関係者による性的虐待、聖職者による犯罪隠蔽、虐待の風潮をゆるした教会関係者。かれは、これらの問題にも取り組み、強い姿勢を示している。封建的なカソリック改革も乗り出している。有言実行、自分の言葉を守る姿勢はすばらしい。

カリスマ的な教皇、フランシスはカトリックだけでなく、他の宗教の人々にも指導力を発揮している、彼の説教はカトッリク色が強いわけではなく、全世界の人々が理解できる神との哲学を話している。だから、イスラエルやロシアや日本などを訪問して『希望』テーマに訴え続けていると思う。
His Life itself is a sermon.と尼が、この言葉は彼に当てはまる、口ではいいことを唱える首相、大統領、皇族、独占企業、彼は人生の底辺を経験している。

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