「ヴァイオレンスメロドラマ」プロジェクト・グーテンベルク 贋札王 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ヴァイオレンスメロドラマ
ボスともう一人を残して死亡し壊滅した偽札犯罪グループの話。
タイで捕まったグループの生き残りが香港へ移送され、もう一人の生き残りで「画家」と呼ばれる正体不明のボスについて聴取される形で語られて行く。
カナダで画家の彼女と暮らしていた売れない画家の主人公が、ガスも電気も止められてという状況下、贋作の仕事を受けたことが切っ掛けで偽札グループに繋がっていくストーリー。
ってなんだか画家だらけ。
インクの入手方法から始まり、かなりの武闘派なボスのもと、偽札をつくりマフィア等に売るけれど、直ぐに相手を射殺したり襲撃したり。
私怨だったりもあるけれど、裏組織で情報がまわって誰も相手にしないだろうという傍若無人っぷり。
一応主人公は半分脅されて、とかいう位置付けだけど、そこに恋愛模様みたいのものが入ってきたり、ドンパチ&ドッカンが入ってきたりと何をみせられているのか良く判らないw
ていうか、偽札づくりの巧妙さとかをみせる作品じゃないのね。
そんな話の流れを急にひっくり返されても、既に「画家」に興味ないし、何となく違和感があったし、『あーそうですか』としか感じられず。なんならこの手法嫌いなんだけど気にならない程w
ていうか、ストーリー的にもうそこはどうでも良いし、じゃあなんだったの?というね。
なんだかいっぱい詰め込んで主題が何か良く判らなくなっちゃった感じかな。
コメントする