メランコリックのレビュー・感想・評価
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「かくあるべき」の憂鬱
登場人物が全員パッとしない。
それこそがこの映画の最大の面白さ。
「銭湯」という設定を思いついた時点で、
すでにこの映画の面白さは決まりました。
「楽しみがなけりゃ生きてちゃいけないんすか。」
そんなことはない。
「東大卒は全員、幸せになってなきゃいけないんすか。」
そんなことはない。
やくざ組織がこのまま見逃すはずがない。
・・・そんなことどうだっていい。
警察が調べればすぐにバレる。
・・・そんなことどうだっていい。
メジャー映画と比べたり、
脚本の粗を探したり、
俳優の演技や、
女優のビジュアルや、
セリフまわしや、
カメラワークや・・・
・・・そんなことにこだわるなよ。
って、言われてる気がする。
そんな映画。
「型」にハマった生活から脱却した
今の私には面白いと思える。
この映画を面白いと思えてよかった。
と、思った。
同窓会ってそうだよね。
銭湯を舞台にした鬱人間ドラマだと思っていたら、最初から全然違いました。寧ろ好きな展開だったので掘り出し物的な感じで楽しみました。
ヤクザの人がオムライス作ったり、殺し屋が童貞だったりそういうとこ好きです。
主人公の両親がやけに不自然で変な雰囲気だったので、最後に実は何かあるのかと思ってとても期待していたのだけど、なにもなかった。演技が下手だっただけなのかわざとなのか、私の考えすぎか。
「誰が好き?」
こんなに面白いとは思ってもみなかった!
東京で話題になっていたので、早く早く観たいと思い、初日に鑑賞してきました。
銭湯で殺人、そして遺体の処理。その合理的な流れ作業と、東大卒、プロの殺し屋という人物設定。
ドタバタコメディになりそうですが、タイトルのメランコリックというよりも、センチメンタルな展開かも。
「誰が好き?」
僕は、松本が好きです!
B級感は拭えないが
高学歴ながら定職につかずに過ごす鍋岡はバイトを始めた銭湯が殺人に使われていることを知り…。
田中征爾監督による長編デビュー作。全体の間や雰囲気から低予算映画感が出てしまっているものの、主人公と松本の関係性や登場人物の動かし方などに非凡さを感じる作品でした。
よき。
よい。とっても面白かった。
汚いものを流す、生まれ変わるような、清らかな気持ちになるお風呂という場で、一番の罪を実行するという、そのギャップがよいと思った。
なんとも言えない各キャラも好きだし、特に松本のチャラキャラ(笑) も好き。
鍋岡くんの家族がとにかくいい家族だな。
良作でした!
この作品は、うだつの上がらない青年がある事をきっかけに銭湯で働くようになり、そこである殺人の現場に巻き込まれる所からどんどん話が進んでいきます。
人が殺されたりするからもっとエグいようなイメージがあったりしたけども、それよりも主人公の青年の心理的な部分が特徴的でした。
この作品は、存在意義は何か?
そんなテーマの様な感じがしました。
人が殺され、その現場に居合せたら普通の人ならそこで逃げ出してしまうか、病んで自殺をするか、殺されたりするかもしれない。
だけど、青年にとって必要な場所はここだと思えたらそれに対してひたむきに向き合う。そんな感じかなと思いました。
恋人の女の子は、途中からしぐさとか可愛いくみえてきたり、相棒の青年が死にかけたりした時に必死に助ける、、、こういう青春もあるのかなと考えさせられました。
私は好きな映画です
色々、賛否両論ありますが私は面白く観られました。
松本(磯崎義知さん)いい奴ですね!こんな非日常の中で年上に対する礼儀を忘れない話し方、人として感銘を受けます。もちろん殺人はいけませんが。
主人公 鍋岡(皆川暢二さん)のなんだかヘタウマっぽい演技が逆によかったかも。お父さんお母さんもなんだかな〜って感じでしたが松本が担ぎこまれたときの対応が泣けましたね。
それにしても、知ってる役者さんが一人も出ていない割には充分楽しめました。皆川暢二さんなんて真っ先にググっちゃいましたもんね〜すごいイケメンでビックリしました。作品内では『生き物大好きココリコ田中さん』かと思ってましたから。(年齢的には違いますが)
副島(吉田芽吹さん)も街を歩けば何人もすれ違いそうなくらい普通な感じでしたが鍋岡の雰囲気から別れを察して自ら切り出したところも泣けましたね。可愛いしかわいそうでした。
人を殺しているので現実ならこのあと色々ありそうですが、とりあえず、なんとなくハッピーエンドっぽいので安心しました。
期待しないで観ましたがなかなかいい映画なんじゃないでしょうか。私は好きです。
死ぬ、生きる、青春
鑑賞後の気持ち、胸熱、切ない、まさに青春映画だと思った。
うだつの上がらない東大生 鍋岡、礼儀正しい童貞殺し屋さん松本のバディ映画としても最高だった。
鍋岡の実家の佇まいも最初ちょっとミスリードに朗らか過ぎるのだけど、終盤のヤクザ田中殺しから帰ってきた時の母親の頼りになること。お父さんの呑気すぎる佇まいは、面白すぎた。何度も家に帰って来てるからこそ、最後帰って来ることに安心感が生まれていた。いや、餃子の余りかい!もツボだった。松本がうどんの感想言うシーンは、彼のいままでの生活を想像すると泣けてくるなー。
こんな感じの家族だから、東大生だからと余計に期待を掛けずに住み良い環境だったのかなーと想像する余地があった。
最後、ひとときの喜びの為に生来てるって良いよねと言うのメッセージは、物語中盤で主人公2人が語らい合うシーンの結末だと思うと、事を2人で解決した折衷案の様な気がしている。
最後の飲み会のシーン。このままの関係がいつまでも続いて欲しい。そう願う終わりだった。
松本飲んでるしー!もう、可愛いー!
映画好きほどホッとする
ちょっと違うけど、日本版ファーゴという感じ
日本人らしい主人公の気持ちも分かるし、ヒロインがちょうどいい可愛さ。
ストーリーはこれはないでしょというところもあるけど、この映画はブラックコメディだと気づくと納得していく。
映画好きならラストに向けて色々考えるけど、単純にホッとした。
これはこれでありだなという映画。
ラストの満足度下げ感がもったいない
みんな派手さのない、わざとらしさのない演技で見やすかった、唯一女の子の酔っぱらい演技だけは見て見ぬ振りしたけども。ストーリーも無茶だけど嫌悪感なく、最後の最後までほんとに良かったんだけど、経営頼みに行くシーンと飲み会のシーンが心の底から蛇足だった。3人で風呂屋続けてます、だけの描写で良くないかしら?特にあの経営者の友だちに会いに行くシーン必要?
マジで面白いでしょ!
期待せず、事前情報無しで鑑賞。
面白い。面白いでしょ。
恋愛も家族愛も青春も。
此処まで詰め込んだエンターテイメント作品ないでしょ。
かゆい所に全て手が届いた。
映画通ぶって低評価つけて、御託並べた評論家気取りのレビュアーに騙されず見てみた方が良いと思う。
東大卒ながらニート生活を続け、うだつの上がらない和彦。ひょんなこと...
東大卒ながらニート生活を続け、うだつの上がらない和彦。ひょんなことから人生が動き出す青春ストーリー。っか、主演兼プロデューサーの人。ワーホリでカナダに行き、チャリでNYまで走破。帰国後、俳優に。自身の映画制作一発目でぶち当てる快挙。楽しそうな人生で羨ましい
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