「「かくあるべき」の憂鬱」メランコリック にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
「かくあるべき」の憂鬱
登場人物が全員パッとしない。
それこそがこの映画の最大の面白さ。
「銭湯」という設定を思いついた時点で、
すでにこの映画の面白さは決まりました。
「楽しみがなけりゃ生きてちゃいけないんすか。」
そんなことはない。
「東大卒は全員、幸せになってなきゃいけないんすか。」
そんなことはない。
やくざ組織がこのまま見逃すはずがない。
・・・そんなことどうだっていい。
警察が調べればすぐにバレる。
・・・そんなことどうだっていい。
メジャー映画と比べたり、
脚本の粗を探したり、
俳優の演技や、
女優のビジュアルや、
セリフまわしや、
カメラワークや・・・
・・・そんなことにこだわるなよ。
って、言われてる気がする。
そんな映画。
「型」にハマった生活から脱却した
今の私には面白いと思える。
この映画を面白いと思えてよかった。
と、思った。
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