劇場公開日 2019年8月3日

  • 予告編を見る

「銭湯♨️の利用法」メランコリック アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5銭湯♨️の利用法

2020年11月21日
iPhoneアプリから投稿

 銭湯の営業後に、洗い場で殺しの仕事をして、遺体は焼却。そのまま掃除をする。確かに効率がいい。ヤクザ、殺し屋、死体処理と内容はとてもヘビーなのに、全く力んでいない映画。
 主人公の和彦は東大卒なのに、就職せず、アルバイトで実家暮らし。何を考えてるのか、何が楽しいのか不思議な存在。ひょんなことから銭湯でバイトすることになって、秘密を知ってしまう。そして殺しの掃除を任され、その報酬に喜び、心待ちするようになるのだが、和彦の話し方、特に「うん」の言い方がすごく自然で、自分の関わっていることの重大性を理解してないのか?
 銭湯のオーナー、他の従業員もとても恐ろしいことしてるのに、会話とか全く力んでなくて自然なのだ。
 なんと表現していいのかわからない。ヘビーなのにヘビーでなく、よく考えると恐ろしい話なのに恐ろしく感じない。この監督がこれからどんな映画を撮っていくのかちょっと楽しみ!
 私はこの映画の出演者を1人も知らない。そんなに名の知れた俳優が出演していなくても、充分楽しめたし、結構好きかな😃

アンディぴっと