劇場公開日 2019年8月3日

「ワンアイディアが秀逸」メランコリック 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0ワンアイディアが秀逸

白波さん
2019年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

長編第一作目とあって全てが新鮮でした。
まず作品の骨子となるワンアイディアがすごい。
その視点が素晴らしく、成る程と唸らされます。
ジャンル的にクライムムービーなんでしょうけど、見終わるとサスペンスコメディといった感じでした。
キャストもそれぞれのキャラがちゃんと立っており、メインキャストの3人に至っては実に魅力的でした。
冴えない主人公は本当に冴えない(でも眼鏡を外した時イケメンがバレてます)空気出てますし、吉田さんが本当にどこにでもいそうな女の子役なんですが実にキュート。
そして何より松本が格好良いんですよね。屈託の無い可愛さもありながら、アクションでは凄い魅せてくれます。
本作ではアクションの構成・演出も担当しているようで、その動きにも納得でしたよ。
この三人は今後の活躍も予感させてくれますし、是非見てみたいと思いました。
タイトルのあるように実に憂鬱な空気から始まり、とてものんびりとした中で物語が進みます。
このゆるい感じが後から効いてくるんですね。
後半での展開の速さが心地よく、どんどんと引き込まれていきます。
そして最初の憂鬱な食卓から、最後の食卓へ繋いだのは本当に見事。
あんなラストになるとは思いもしませんでした。
バイトを始めた事で目まぐるしく世界が変わって行く様は、一歩踏み出せばこんなにも世界が変わるという鬱屈した若者へのメッセージとも取れました。
と同時に、監督が自分へ向けたエールだったのかもしれません。
カメラや少し粗めな部分も見受けられたが、だからこそこのチームの次作が気になるとも言えます。それにしても10日で撮り切った情熱が凄いですよね。
この作品はきっと彼らスタッフにとって、とても大きな一歩となった事でしょう。
実に小気味良い作品、本当に面白かったです。

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白波
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