「ぼやけた現実」メランコリック ハリ・セルダン博士さんの映画レビュー(感想・評価)
ぼやけた現実
人の良過ぎる家庭、風呂屋、アパート、、、見慣れた日常風景だが、行動・言葉・思考の角度が13度くらいズレている。
東大出てフリーター、何も言わない親、風呂屋で殺人、風呂釜で人体焼却、大人3人も要らないだろう職場、タオル折るだけの仕事、連続殺人でも警察の影もない、証拠という概念もない世界、、、
いつの間にか、感覚がおかしくなってくる。。
先週レーザー脱毛で笑気ガスで麻酔したが、あの感覚に似ている。
映画が終わりパンフレットを買おうとすると、シネコンではあり得ない、ゆったりと遅いレジに、映画の続きのような、、直射日光の照る真昼の渋谷の街までが非現実な風景に見えてくる。。
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