「エルヴィスは建物を出ました」アマンダと僕 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
エルヴィスは建物を出ました
フランス映画らしく、淡々とストーリーが進む。アマンダとダヴィッドの信頼感、心の拠り所になった恋人レナの存在、、、いろいろな伏線がじわりじわりとこちらの思いを積み重ねていき、最後のシーンでのアマンダの言動がたまらなく愛おしくさせる。
「フランス」と「イギリス」の絶妙な距離感。離れた祖母、英語教師、ウインブルドン(全仏ではないとこが憎い)、そして「エルヴィスは建物を出た」のニュアンス。そりゃあ泣くよね。劣勢のプレイヤーに肩入れするよね。その感情の機微に共感すれば、こっちもつられて泣けるよね。
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