劇場公開日 2019年6月28日

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「ただの青春映画じゃないけど味付けが濃い」ホットギミック ガールミーツボーイ だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ただの青春映画じゃないけど味付けが濃い

2019年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

少女漫画原作の高校生の恋愛なので、きっと夢いっぱいのご都合主義かと思っていたら、それだけではなかった。
性への興味と衝動が描かれていて、乃木坂の清純なイメージと相まって、とてもエロく感じる。目線がとてもいやらしく、ストーリーもこのままAVになりそうなシチュエーションだったり、なんともエロい。

女子1対イケメン3の理想郷のような展開なので、男から見るとなんだこれ?この女最低だ。でも可愛いな。と、ちょっと複雑。
また、時々出てくる、芯を食ったセリフもグッとくるものがある。

俳優陣もとても若々しく、まさに子供から大人になりたてのような危うさを表現出来ていたと思います。

ただ、、、、演出の味付けが濃すぎる。
パッパっと切り替わる画面や、1部だけ色をつけてみたり、東京の夜景にかぶしたり、やりすぎ。初めのうちは綺麗な映像だと思ったけどくどい。
映画好きの大学生が、知っている演出を無理やり詰め込んだ感じ。
また、最後のほうの、「青年の主張」みたいな長ゼリフも、マスターベーションチック。
原作がそうなのかもしれないけど、そんな最後に「私はこう思っています」みたいな説明されるのは辛い。

物語も展開も良かったし、俳優陣も頑張っていたのに残念。

何を見せられてるの?、という感想も納得。
ただの青春映画ではない見ごたえ、も納得。

ちなみに、溺れるナイフと同じ監督さんなのですね。溺れるナイフも10代の危うさみたいな共通点があると思いますか、溺れるナイフの方が良かった。
菅田将暉と小松菜奈俳優陣の違いもありますが、それだけではないような気がする。

だるまん