「美しさの中に眠る毒」ホットギミック ガールミーツボーイ みーきさんの映画レビュー(感想・評価)
美しさの中に眠る毒
3つの初恋、1つの答えという文句で宣伝されているが、この映画は恋愛映画というよりもヒューマンドラマの要素が強いと感じた。
よくある少女漫画原作のキラキラした恋愛青春映画とは全く違った作品。好き嫌いがハッキリ分かれる作品。
あとは理解できない、分からないということに寛容になれるかなれないかでこの作品が好きになるかならないか二分すると思う。
この作品をストーリーとして全て理解することは不可能だと感じた。分からない、どうしてそうなる?気持ち悪い…そう思うところも多々ある。
でもそれと同時にこのときの心の黒い部分や人間の脆さ、危うさには共感できる…できれば思い返したくない過去の古傷に少し触れてくるようなそんな感覚も少しばかり得られる作品だった。
映画としてストーリーとしてすっきりする作品ではない。
でも映像作品としての芸術性の高さ、そしてそこに散りばめられている人間らしい感情の数々のどれかひとつでも心に響いたらこの作品を好きになれると思う。
1度心に響くとそのシーンのBGMの音楽やセリフがなだれ込んできて中毒性がすごい。見終わってスッキリしないのにしばらくするとまた観たくなってしまう。
苦しいのにまた触れたくなってしまう。
美しい中にある毒ずいたものというのは、1度ハマると抜け出せなくなるということをこの作品で実感した。
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