劇場公開日 2019年6月28日

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「恋とは他者への希求、自己ならざるもののベクトルに支配され、自分の体...」ホットギミック ガールミーツボーイ akaneさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0恋とは他者への希求、自己ならざるもののベクトルに支配され、自分の体...

2019年7月1日
iPhoneアプリから投稿

恋とは他者への希求、自己ならざるもののベクトルに支配され、自分の体が自分のものではなくなる危うい営為でもあります。でもその危ういまま「私はあなたに守ってもらいたい」と主体性を譲り渡すほうを選んだら、きっと公開する日が来ると思います。他者との対話で自分自身の主体性を回復できるようになってほしい。
とこの映画を作った山戸監督は言います。

今までの少女漫画とちがうのはきっとそこで、主体性を回復する女の子を描くことで今自分が生きているということの価値を見出しているのがすごく素敵だなと思いました。

たくさん好きなシーンがありすぎて。全てのシーンをお勧めしたいんですけど特にラストにある初と亮輝の丘での掛け合いのシーンは何回見ても鳥肌もので見て欲しいです。

1番悔しいのは、自分がこれを10代でみることができなかったことだな。

akane