東京喰種 トーキョーグール【S】のレビュー・感想・評価
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原作やアニメの壁
実は東京喰種は原作もアニメも拝見済みで舞台も観劇したいのでそれを超えるのはやはり難しいだろうと思いつつも松田翔太さんがどれだけ月山習に近づけるのか気になって見に行ってしまいました。結果としてはそこまで悪くはなかったのですがどうしても宮野真守さんと佐々木喜英さんの変態をフルスロットルに進化した演技を見た後だとどうしても物足りなく感じてしまいます。映画ではシリアスと残酷さを重点的に置いているように思えたので確かにアニメに寄せるとギャグが組み込まれてしまうので仕方ないと言えば仕方がないのですが原作の思いつめた展開の一コマの中でシュールなギャグをぶち込む石田スイ先生の世界が好きなのでもっと緩急をつけずに全て全力の変態でも良かったと思います。あと個人的には喰種レストランやトーカちゃんの友達に対する接し方が変わっていたことはショックでした。CCG乱入も要らないしトーカちゃんが肉じゃがひっくり返したシーンはそれだとそもそも学校行く意味ないじゃんそうゆう事じゃないじゃんと思ってしまって残念でした。でもグロさのリアリティやアクションはやはり皆さんキレがあって良かったです。
前作をかなり下回る、、、
正直展開が遅すぎる、アクションが遅すぎる、酷すぎる。物語を端折りすぎる。
正直退屈。アニメを見てる人はまぁ月山にがっくりくると思う。松田翔太カッコいいけどもっと変態に声を高ぶらせてもいいのかなと。
原作読んでても?てなった。
僕のだぞ!!
前作を観てから観る映画❗
痛いけど、見たい
「山本舞香、トーカちゃん、ぴったり」
金木を食った月山
原作未読ですが、アニメ版で魅力に触れ、前作はもちろん鑑賞しました。窪田正孝くんの迫真の演技、VFXによるバトル等で東京喰種の世界観を構築し、大泉洋さんや鈴木伸之くんらが脇を固め、メッセージ性のある良作に仕上がっていたと思います。ですから、続編となる本作も期待して鑑賞してきました。
本作のキーパーソンは何と言っても月山習。その月山に扮する松田翔太さんの演技が、とにかく全方位的にド変態(褒めてます)!ナルシスティックで上品な振る舞いの隙間から、抑えきれない欲望がこぼれてくるような演技が、本当に気持ち悪かったです。もう本作は、彼の変態ぶりを鑑賞するための作品といってもいいでしょう。
しかし、困ったことに、月山のインパクトが強烈すぎて、他のキャラの存在が薄まり、その心情が伝わらないというか、あまり入ってきませんでした。そのため、人肉を食うことへの葛藤、グールとして生きる苦悩、グールと人間との共存、生への執着、異なる主義主張と他者理解など、前作に込められたような様々なメッセージが、本作からは強く伝わってきませんでした。
また、全体的に地味な映像がスローテンポで続くのもマイナスポイントでした。予算の都合かもしれませんが、バトルシーンが少なく、CCGの出番が一瞬だったのも残念でした。もう少し赫子やクインケを駆使した、グールならではのバトルを見たかったところです。
というわけで、月山が金木を押しのけて前面に出過ぎたために、中身の薄い作品になってしまった印象でした。そういう意味では、月山は見事に金木を食ったと言えるでしょう。
主人公だれ…
原作もこういう物語?
第一弾は劇場で拝見。
原作未読。
原作のストーリーをきっちり追っているストーリーなのでしょうか?
第一弾は、スピード感もあり、ハラハラドキドキしつつ涙もあったのですが、今回はある日の日常を切り取ったワンエピソード、という感じで、全編スローテンポなのがやや気になってしまいました。
突き抜けた月山の変態キャラは面白く、正直それだけで自分は二時間持っていたところはあったのですが、第一弾で描かれた「人ならざる者たちの人より人くさい悲哀」みたいなものが、あまり描かれていなかったので(かと言ってバトルに全振りするわけでもなく、やや中途半端)、やや残念。
細かい嘘が見えてしまったのも残念でした(偶然ケンカを見かける、時間も決めていない、電話番号も交換していないのに待ち合わせが可能、もったいぶった割にはカフェもレストランもなんだか庶民的、あれだけのこだわりを持つ人がこの店を気にいるのか…? など)。
第一弾でもそうでしたがトーカのエピソードは一番グッときました。
この圧倒的受け身キャラを主人公として走るのは難しいだろうに、窪田正孝さんはすごいですね。
どうやらまだ続編がありそうなので(なかったらすみません)、この辺りがクリアになって、劇場版ならではの面白さを出していただけたらなぁ、と思いました。
なんやこれ
普通…
人肉料理の詳細希望
喰種と人間、捕食者と被捕食者の共存と交流のロマンや葛藤。
前作ではその目線の違いから来る理不尽な世界への怒りが強く伝わってきてときめいたけど、それに比べるとだいぶヌルい印象。
エピソードはわりと詰め込んであるはずなのに、テンポとテンションが完全に行方不明で間延びを感じ、描写不足も蛇足感も強かった。
原作未読、アニメは1,2話しか観ていないので、脳内補完が全くできなくて辛い。
月山のキャラ付けが完璧。
スマートでエレガント、冒頭の捕食シーンは非常に滾るものがあった。
指に摘まれる目玉目線のカメラ、素敵。
カネキ君の血液の匂いを全身に行き渡すように嗅ぐ姿や、「味見」時のトレビアンが本当気持ち悪くて笑った。美味しそうで何より。
唾液は味わっておかなくていいのかな?などと無粋なことをチラッと考えたり。
今回の敵キャラなのにアクションが鈍くてあまり強そうに見えなかったのはご愛嬌かな。
戦略的咀嚼とかいうパワーワード好き。
主人公カネキの活躍の無さ…あのドスケベなマスクも付けてくれなくて悲しい。人肉モリモリ食べておくれ。
代わりに大活躍のトーカの最後の起爆剤がまさかすぎて大興奮。なるほどたしかに。
とんでもない重症負っといてそれだけで!?と思ってしまうが。
2:1のアクションシーンは目で観て楽しい。
西尾先輩と貴未の関係性にはなかなかグッと来るものがあるけど、見せ方がかなり鈍臭い気がする。
わりとピンチ続きのアクションの合間にヌルヌルのメロドラマ挟まれてもな…。
まあ他に良きタイミングもなかったけども。
喰種と人間の恋愛、なるほど寝る前の妄想に持ってこいだな。
トーカと友達のやり取りはサラッとしていて安心した。あれで最後にトーカが後ろ向いてちょっと嫌な顔してたら最高。
やっぱマズ!でも嬉しい!みたいな。本能には逆らえないもんだな、的な。
人肉大好きなのでレストランでのショーやお食事シーンにはキュンキュンしてしまう。
人肉料理の詳細希望。
喰種は人肉以外の食物を受け付けないらしいけど、調味料はどこまでOKなんだろう。
塩胡椒は良いのか、ハーブ系はギリアウトかな。
そうすると月山が食べていた双子の人肉ソーセージ(双生児のソーセージ!駄洒落いいね!)やヴィーガンの人肉ソテーの味付けはどうしていたんだろう。
ソースは血液がメインだろうな。ちょっととろみがあったから肝臓辺りの臓物とミキサーにかけてマッタリさせていたのかな。
ヴィーガンの肉はやっぱりビタミンが摂れるのかな!?草食だから臭みがなくてさっぱりしてそう!
月山たちが美食に目覚めたキッカケは、もしかしたら人間の味覚への憧れなのかもしれない。
数々の食材を様々な方法で調理して愉しむ人間への羨望、自分の餌となる生き物が自分には絶対に体験できない食の悦びを味わっていることへの嫉妬もあるでしょう。
喰種は基本的に生食のイメージだったけど、人肉は生と調理とどちらが美味しいと感じているのか。
本当は生がいいのに最初は無理して人肉料理を食べていたら面白い。
だんだん味覚が鋭くなって、味付けどうこうより食材そのものの素材の味を愉しむ快楽を覚えたのかな。
などと、物語とは別の方向に思考が進んでしまう映画だった。カムバック清水富美加。(山本舞香はアクションの動きも演技も申し分ないんだけど清水富美加が大好きなので…ああ切ない。)
ストーリーがどうとかテンポがどうとかカネキが人肉食べてくれないとかドスケベマスク付けてくれないとかは置いておいて、人肉に関して色々考えられる映画は好き。
しかし月山氏よ、「カネキ君が食べながら、カネキ君を食べたい」だと!?
甘えるな!!!私は!!!私はなあ!!
「カネキ君に食べられながら、カネキ君を食べたい」んだよ!!!!
前作を超えた良作
原作に忠実。イメージを壊さない配役。演技やアクションも良かった。
藤原竜也主演のダイナーはこれを見習えっての。
今作で新規加入となった山本舞香と松田翔太だが、二人とも凄く良かった。山本はアクション、演技共に清水富美加に劣らないし、むしろ山本の方がいいかも。
松田翔太が月山役と知った時は少し不安だったが杞憂に終わりました。流石松田翔太、アクションのキレも凄いし、変態っぷりもマジで月山習そのもの!松田翔太で良かった!
っていうか、月山習のキャラが強すぎて他が霞む。窪田の演技は最高なんだけど、金木が地味で静かなキャラだからか存在感で負けちまう。
若干の不満はやっぱりCGの嚇子とワイヤーアクションかな。もう少しなんとかならないのかね?これが日本の技術の限界か?
最後に余談だが
金木役の窪田正孝。作者の要望で金木役に選ばれたわけだが、窪田正孝のファンだけど実はちょい不満。
作者のお墨付きだし、演技アクション共に素晴らしいんだけど
窪田正孝にはアヤトか白滝澤をやって欲しかったなー!!!
観た…
純粋に、山本さんを観るためだけに観ました。
1も観ています。原作を読んでいないので、映画だけが、俺が知ってる「東京喰種」は映画だけ。
一作目は、喰種がいる世界、つまり人間にも、人間を捕食する天敵がいる世界が新鮮で、それなりに面白かった。
-----以下、「東京喰種」レビューから抜粋----
まあ、ここまでのストーリーって、起承転結でいえば、「起」だけだから、原作読んでない立場では、しょうがないのかもな。
こんな世界あったら変でしょ?気になるでしょ? って問いかけられて、「はい。変ですね、気になりますね」って答えただけという状態。
そういう意味では、俺みたいに原作読んでない身には壮大な予告編なんだろうね。だから、面白かった/面白くなかったまでの感想はなくて、見終わったのに「面白いかも」という感想しかないことが、この乗り切れなかった感じの理由かな。
(中略)
是非とも次を作って話を閉じてほしいと先に書いた訳だが、もし仮に続きが作られなかったら、こういう予告編映画の評価ってどうなっていくのだろう。雰囲気あるなあとそれなりの評価が続くのかな、それとも「なんだコリャ、話になってないじゃないか」と酷評されるのかな?
------ここまで-----
そしてこの続編で、自分の浅はかな心配は払拭された訳だが、その内容は「寄り道」だった。喰種にもいい奴もいればいかれた奴もいる、いかれた奴はやっつけろという話。松田さんを起用し、いかれた描写は最高だった。ただ、ストーリーとしては「それで?」という思いを禁じえない。喰種と人間の恋も描かれるが、こちらも本作では不完全燃焼。
漫画ではこういう部分があるのはよくわかる。どういう方向へ行こうか、模索する時期はあるものね。
いろいろな喰種を出して主人公が戦うアクション中心にしていくのか、それとも人と喰種という不条理な関係を深めていくのか、模索したいよね。
ただ、映画としてはどうなの? 主ストーリーに必須ではないが、この部分を取り出して来たということは、例えば、ぜひこの部分を、気持ち悪さを徹底的に出したカルトムービー狙いで作りたい、とかあるのではないの?そういった思いがほとばしるなら、観客であるこちらにももう少し届いたかも。ところが、次への布石は見せるし、主人公二人の苦悩は相変わらず描くし、と作りは本筋を追う形。だったら、他の方のレビューにもあったが、この部分ではなく、本編ぽいもうちょっと先をやったらいいんではないのかな。ということを感じた。
俺にそう思わせるのは、松田さんの演技が流石という域だったからだろう。窪田さんもうまく演じてたし。もったいない。
さて、山本さん。堪能しました。
クールな表情、キレのある動き。これからも期待してるから頑張ってね。「sunny」を100とすると80くらいかなあ。こういう非日常の台詞も(例えば叫び声)も上手になって、女優として大成してほしい。
前回の蒼井さん、今回の松田さん、ともに姿は人間だが、捕食者という「異形」であることを見事に演じた二人だが、このままでは、異形を演じられる俳優のタマが尽きた時にこのシリーズは終わるだろう。それだけではない「筋」としての可能性を持っている映画と思うので、今後の脚本、監督に期待したい。
偉そうなこと言ったけれど、まだ原作マンガ読んでない俺って…反省。
スケール後退
そんなに酷い…?
原作は未読です。アニメも見ていません。前作の実写版は観ました。個人的には、窪田正孝くんは、こういう普通の人じゃない役を演じさせたら天才だと思っているので、とても良かったんです。…が、今作は、それ以上に、松田翔太くんが良かった。本当に、ストーカーって、こういう人を言うんじゃない?っていうくらいの変態ぶり。完全に、窪田正孝くんが、押されてましたよね。もっとも、これで終わりじゃないみたいだし、今回は、松田翔太くんにフィーチャーする作品で、こういうのもアリかな…と思ってます。タイトルの【S】は、松田翔太くん演じる月山習のイニシャルから来てるんですかね。それならば、次は、真剣佑の役のイニシャルが来るんですかね…。原作未読なので、今後、真剣佑が、どういう風に関わるのが知らないんですけど。
それにしても、評価が低いんですね。原作既読者には、納得いかないんですかね。でも、未読の方からも評価は低いようだし…。そんなに、酷かったかなぁ…。私って、何でも楽しめちゃうみたいで…楽な女です。
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