「クリスマスに観たくなるヒューマンドラマ」グリーンブック むせるさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスマスに観たくなるヒューマンドラマ
旧き良き80年代のアメリカと黒人差別を扱った実在人物のドキュメンタリー映画。
対照的な移民白人用心棒と黒人ピアニストのロードムービー。
当時のアメリカの世相や移民や同性愛に黒人への差別などが知ることが出来る。
「グリーン・ブック」という”黒人専用宿泊ガイドブック”はこの映画で初めて知った。
テンポ良く物語は進み、なぜカーネギー・ホールに居住する著名ピアニストが人種差別が強い州にツアーに出向くのか?
物語が進むうちに2人の価値観の違いから相手を尊重し、価値観を受け入れて(白人側が)変わっていくのが良い。
白人主人公の粗暴な振る舞いを諫める知的な黒人ピアニスト。
かなり好きなシーンが多い。
各州で全くそこに居住するアメリカ人の気質が違うことに「日本国土並みに州が広く、州がの集合体=アメリカ」がよくわかる。
半分は移動シーンだが、スパイスとして様々なトラブルに遭遇する。
ピアノ演奏シーンは神秘的でもあり、ミュージック映画としても秀逸。
クライマックスのJAZZ演奏者とのセッションでは楽しそうに演奏するシーンは音楽の素晴らしさを再認識させられる。
また白人主人公が愛する妻への手紙に黒人ピアノマンが代筆(口述)して、淋しさを癒す素敵なシーンがある。
視聴後「最高の人生の見つけ方」と同じ気持ちになるのは「お金持ちだけど孤独な黒人ピアノマン」と「親族多数でクリスマスを祝う白人主人公」の場面に黒人ピアニストが現れて妻の心からの御持て成しのシーンがグッとくる(知的で魅力的な手紙の相手だと理解しているから)
最期は両主人公がハッピーエンドで〆るのが視聴後暖かく誰かに親切にしたいという気持ちになる。
一度見てBlu-rayを買ってしまった。
