劇場公開日 2019年3月1日

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「最高のバディ」グリーンブック saku_tuneさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5最高のバディ

2020年7月15日
PCから投稿

バディものというジャンルは、映画には定期的にあります。

その中でも、本作は私の中でベストだと思います。

黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていくお話。

内容はシンプルですが、人種差別という重い問題を盛り込んでおり、
観づらいかなと思われるかもしれませんが
軽快なコメディを織り交ぜることによって、
その重い問題を感じつつも、とてもサラリと見れてしまう映画でした。

重い問題のみを取り扱い、映画一本分まるまる社会派
というのも、もちろん『あり』だと思うのですが
映画とは基本娯楽ですので、重い気分で考えさせられるだけではなく
軽い気持ちでスッキリするのも大事だと思います。

主役2人のキャラクターがテンプレ中のテンプレですので
物語の展開等も安心してみることができ、
また、テンプレなキャラクターであるため、物語の展開も読める分
そこで発される、キャラクターたちの言葉に重みを感じます。

毎度のことながら、映画そのもののテンポについて言及しますが
本作もダレることなく進みますので、見ていてよい心地よさがあります。

ぜひ見ていただきたい一本です。

saku_tune