劇場公開日 2019年3月1日

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「やっと鑑賞」グリーンブック blank3sさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0やっと鑑賞

2020年2月8日
iPhoneアプリから投稿

号泣必須な作品かと構えていたが、ハンカチで目頭を抑える程度で、鼻水は垂れずに済んだ。爽やかな良作である。脚本,ディレクションが良いのだろう。
トニーとドクの対照的なのに通じ合うキャラクター描写が緻密なのに描き過ぎていないところに好感。ドク役マハーシャラ・アリの演技も繊細で光っていた。
当時のアメリカの時代背景について、知るキッカケとしては小さなステップかも知れない。その小さなステップさえも評価すべきと島国日本に住む黄色人種は思う。
(日本でもあんなに煙草が市民権得てたんだよなぁ、そういえば🚬)
排他主義に傾きあるつつあるこの頃に、沢山の人に見て欲しい作品だ。

気をつけなければならないのは、自分は「差別してない」側の人間だと、「差別している」人たちと一線を画しているつもりになりがちだと言う事。
差別は社会的に無くなることは難しいだろう。
コトが起きた時に、どう動くかが肝心なのだと思ったりしたなど。

blank3s