「グリーンブック(差別は人の心の問題)」グリーンブック Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
グリーンブック(差別は人の心の問題)
『クリーンブック』という題がこの映画にぴったりだと思った。これは基本的人権を奪う(奪った)ひどい人種差別のなかでどう有色人種はサバイブするかのきまり一例。差別の中での数多くの決まり。白人は知らなくても有色人種の中では暗黙了解の規則。だから、当時、ドンシェリーも差別を受けた時どう行動するかを知っていて、差別されても立ち向かわない。オレゴン州のグリーンブックを調べてみたが、ホテル、レストランを混ぜて5件ぐらいしかない。こんな少なければ、どうやって当時の有色人種は旅したのだろう。もちろん旅する人は少なかったんだろう。YMCAは当時から寛大でクリーブンクのなかでリストに入っている。(だから、ドンシェリーはジョージア州のマルコンで白人男性と二人でプールのシャワー室にいられた。)
ここでは黒人、有色人種が差別されているのを差別を受けていない白人の目からでは気づかないことがおおい。でも1960年代に、主役トニーは黒人のドンシェリーとペンシルバニア州のピッツバーグから二ヶ月間車で旅をしていて黒人がいかに理不尽な扱いを受けているか気づく。北のオハイオ州、ペンシルバニア州では二人はホテルに泊まるにも、レストランで食事をするのにも一緒にできる。
ノースキャロライナ州では給仕はドンシャリーに外のトイレを使えという。ジョージア州ではスーツを試着したくてもまず先に買わなければならないと。当時、南ではこのように次から次へと日常茶飯事に繰り広げられる当たり前として扱われる差別。黒人でも白人でもこの当たり前の差別に疑問や問題意識をを持たなくなると怖い。でも、ドンシェリーはトニーの影響で最後に差別に立ち向かいコンサートをキャンセルしたと私は思う。
https://www.youtube.com/watch?v=PrxIM7-VWJ0 ドンシャーリー(ガーシュイン)Youtubeからですが、問題があれば指摘してください。