「向き合ってみなければわからない」グリーンブック さなさんの映画レビュー(感想・評価)
向き合ってみなければわからない
観に行って良かったという友人の言葉により家族と観に行ってみました。
ちぐはぐな二人が互いに影響を与え合い、かけがえのない友人となっていく物語は心あたたまりますね。
人種差別という重いテーマを扱ってはいますが、くすりと笑えるシーンが多く散りばめられており、この二人にはお似合いな感じ。
自分が好きな場面は、フライドチキンのシーン、手紙のシーンです。
フライドチキンの骨は土に還るからいいけどカップはだめ。どさくさに紛れて捨てることは出来なかったらしい。
粗暴なはずの彼からあんな手紙が来たらまあわかるよね!彼女の方はもともと人種的な偏見はなく、黒人を嫌悪していたトニーの筆でシャーリーの言葉が伝わってくるのは、二人と言葉を交わしているようで嬉しかったでしょう。
レッテルではなく、深く向き合ってみなければわからない。そういう映画なのかな、と思って観ていました。観て良かったです。
今まで人種という難しい問題に直面したと感じたことのない環境にあったため、詳しく調べたことはありませんでしたが、人種差別についてもう少し詳しく知りたくなりました。
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