劇場公開日 2019年3月1日

  • 予告編を見る

「アレサ・フランクリンも知らないのか?ブルース・ブラザース見てみ」グリーンブック kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アレサ・フランクリンも知らないのか?ブルース・ブラザース見てみ

2019年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ロード・ムービーとかバディ・ムービーとか言われてオスカーも獲ったけど、完全に“音楽映画”とジャンル分けしたくなる作品でした。とにかく、人種差別が根強く残るアメリカ南部への演奏旅行に出た理由は?と、興味津々でストーリーに引き込まれてしまう。“Deer”じゃなくて“Dear”だ!と、中学生のための英語講座まで用意してくれてるし、辛辣な差別問題の裏で笑いどころも満載だった。

 極端なレイシストもいるし、「規則だから」と黒人を入れないホテルやレストランもある。ドク・シャーリーはニューヨークを中心に演奏活動していれば優雅に暮らせているはずなのに、敢えて南部へのコンサートツアーへと向かう。カーネギーホールの上層階で成金趣味のごとく装飾された部屋には驚きだったが、既に成功しているピアニストなのだ。一方の雇われたトニー・リップも若干の差別主義者だったのだが、ドクの音楽に触れるうちに心を許すように変化していく。ガサツで大食いというトニーの性格も見ていて飽きないし、金持ち相手にお高くとまっているドクにしてもステージを降りると孤独を抱えている男なのだ。

 昨年亡くなったアレサ・フランクリンを話題にする車の中。音楽魂に火がついたかのごとく、クラシックをモチーフにしたジャズ演奏に何かやってくれる気がした。冷静な顔をするドクにもロックンロール、ブルース、ほらメラメラと燃え上がってきた。それがいつ爆発するのかと、それだけが楽しみになってきます。スタインウェイにもこだわりを見せていたのに、場末のバーではオンボロピアノに向かってクラシック。そこでバンドのメンバーが・・・ここで涙腺決壊!

 手紙、翡翠、銃、警察等々、伏線という伏線が全て生きてくる。二人の心が近づいてゆく過程も面白い映画ですし、ロバート・ケネディやナット・キング・コールなど見終わってからググりたくなること必至のウンチク満載映画でした。

kossy
Sakiさんのコメント
2024年7月4日

kossyさんこんばんは!共感いただきありがとうございます^_^
kosryさんと英語の共通点もあって嬉しいです!!
ほんと、バーでのシーン、ラストシーンで涙腺崩壊でした、、!素晴らしい映画でした。

Saki
みかずきさんのコメント
2024年4月19日

今日は。

私、現在、私の本作レビューを全面見直し中です。
4月21日に現在のレビューを削除して新レビューを投稿する予定です。
新レビューを拝読して頂き、再共感して頂けるならば、共感ポイントをお願いします。

ー以上ー

みかずき
りかさんのコメント
2023年8月21日

こんにちは♪
ひまわりにコメントいただきましてありがとうございました😊

本作のレビュー、大変勉強になりました。
再度観る時は、HIDEさんという方の 椅子 に注目したいです。
もちろん、Kossyさんの随所随所の解説も念頭において🦁

りか
U-TAさんのコメント
2019年4月5日

すいません 操作ミスです

U-TA
U-TAさんのコメント
2019年4月5日

😮!!

U-TA
kossyさんのコメント
2019年4月3日

発音はボーシッに聞こえますよね。
アレサ・フランクリンに関して驚いたことに『グリーンブック』のTVコマーシャルに彼女が『ブルースブラザース』で歌っていたthinkがそのまま使われてたことです!

kossy
U-TAさんのコメント
2019年4月3日

ブルースブラザースでも嘘じゃない bullshit ってセリフがありましたね✌️

U-TA
H1DE!さんのコメント
2019年3月12日

kossy kossyさん
同じく嬉しかったです!!
そしてラストの奥さんの歓迎がナイスでしたね〜^_^

H1DE!
kossyさんのコメント
2019年3月8日

マン年寝太郎様
お互いに歩み寄ること!
好きな言葉です♪
最初に聞いたのは『冬ソナ』だったかもしれません(笑)

kossy
kossyさんのコメント
2019年3月8日

H1DE様
椅子は明らかに違ってましたね!
このまま疲れ果てて寝るだけかと思っていたら、やっぱり彼のうちに行ったことが嬉しかったです♪

kossy
寝落ちマン(次男)さんのコメント
2019年3月7日

🙆🏼‍♂️→中和←🙆🏾‍♂️お互いが歩み寄るお話でしたね。

寝落ちマン(次男)
H1DE!さんのコメント
2019年3月6日

最後、ドクが旅から帰って来て自分の部屋でポツンと座った時の部屋を見渡すシーン。
トニーとの面接の時に座ってた椅子じゃなく、別の椅子に座る。
今までお高くとまっていた自分に気づいたんじゃないかなぁ〜って感じました。

H1DE!