劇場公開日 2019年3月1日

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「秀逸な脚本によるマイノリティ同士のロードムーヴィー」グリーンブック colt45SAAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0秀逸な脚本によるマイノリティ同士のロードムーヴィー

2019年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

昔の映画「夜の大捜査線」から脈々と作られてきたこの手の映画。
何度も観たフォーマットでありながら、きめ細かい脚本のおかげで飽きずにグイグイ引き込まれ、あっという間に終わってしまう。
とにかくヴィゴ・モーテンセン演じるイタリア系白人のダメさ加減も含めた魅力的なキャラがいい。散々笑わせてくれる。
それを受けるマハーシャラ・アリ演じるピアニストも「ボヘミアン・ラブソティ」のフレディ・マーキュリー同様に彼らが持つ「孤立感」がひしひしと伝わってくる。
また、対白人、対黒人との立ち位置も面白い。

後半は予想できる展開ながら決して「つまらない」展開ではなく、むしろそうあって欲しい展開をそのままなぞってくれたので有難い。本当そう思う。
 個人的ににはラストの奥さんが言う洒落たセリフが好き。
とにかくこの手の映画が好きだなぁ。と改めて思う一本。

colt45SAA