劇場公開日 2019年3月1日

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「黒人音楽から紐解く本作の見所/「自由への行進」について」グリーンブック samさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0黒人音楽から紐解く本作の見所/「自由への行進」について

2019年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

音楽面をチョイ掘り♪

カーラジオでリトル・リチャードが流れるシーン。運転手トニーは、サム・クックらの名も挙げ、“兄弟だろ?”と一言。

実は、彼らも黒人アーティスト。そして、観客が白人か黒人かで、音楽スタイルを使い分けているんです!黒人のバーでは、踊れる激しめの演奏でしたよね!いわゆる、ダンスミュージックが黒人は好きなんです。トニー、実はブラックミュージックが好き?

音楽・友情・社会派やロードムービー、様々な切り口で楽しめるハイポテンシャル映画。

敢えて一言で表すと、「2人の男の自由への行進」。

わざわざ黒人差別根強い南部への旅を決断。当然、差別に会うことに。
しかし、差別にも、忍耐と寛容、何より誇りを持って対峙。映画「グローリー」の キング牧師 を彷彿とさせる。

コメディ要素もあり希望を持てる内容だが、「私はあなたのニグロではない を事前鑑賞してると笑えないかな…

sam