劇場公開日 2019年3月1日

  • 予告編を見る

「That's absurd. Wo〇s」グリーンブック Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0That's absurd. Wo〇s

2019年2月26日
PCから投稿

単純

始め、観るのをやめようと思っていたが、それならレビューを書くな!と言われそうだが......。

 Orpheus in the Underworld. It's based on a French Opera.
 And those were't children on the cover.
 Those were demon in the bowels of hell.
 ......No shit. Must have been naughty kids.

2時間以上もある本作、イタリア人でない人がイタリア語を話すと彼らはどう思うのだろうか?一応幼い時から話せるらしいのだが、私には理解できなくて鼻について仕方なかった。このシナリオ、どこかで同じようなものがあったような.....。ピューリッツァー賞やアカデミー作品賞を含め四冠に輝いた「Driving Miss Daisy」とシチュエーションが見通っているところが散見する。最初に2人がお互いに意思疎通がうまくできないでいるところから始まり、時間がたち、お互いに接するうちに打ち解けていき、その最後には友人としてお互いが認め合うところなど大筋ではよく似ている。またアメリカを象徴するようなそしてアメリカ人なら一度は所有したい金持ちのステイタスを表す車、キャデラックが登場している。またストーリーの根底をなす、白人と黒人、白人とユダヤ人という人種は違えども差別的構図などは、仕方ない反面も見られるがどうしても似てしまう。差別的警官も同じ感じで、太った禿げたステレオタイプの警官が出てくるのは、あまりにもひつこすぎる。

知的な黒人は、ピジン英語を黒人たちに使い、コケイジョンには、ノーマル?な英語を使う。ハッハッハッ.......。

 I tell you.
 Because genius is not enough.
 It takes courage to change people's hearts.

この映画を観ていると黒人差別を描いているようで実は、イタリア人を暗にバカにしているのではないかと疑いたくなるようなところもあり、特にトニー・“リップ”がものを食べるときに"くちゃくちゃ"とわざと音を立てて口に頬張ったり、車の外にゴミをほかしたりしても気にも留めないところはやりすぎ感丸出しとなっている。
アメリカアマゾンでは、すでにレンタル配信が始まっていてレビューを見ているとほとんどの方が支持をしている。つまり、プロの批評家よりも一般の観客のほうが、支持が高いことがうかがえる。
ニューヨークタイムズの記者がこのように言っている。「このシナリオは基本的にシャーリーを黒人に変えることで、つまり、それが主題になって誰に形を変えようと、その話は白人の観客にとって魅力的なものになっているところがある。それは、けっして許してはいけない。」
蒙昧な私の頭では一生理解できないと思われる作品となった。ただうれしいのは、近年ディズニーが長編アニメーション部門で一人勝ち状態が続いたが今回は、そうは問屋が卸さなかったようだ。
ちなみにここに登場したキャデラック・ドゥビル60年製は、その名前からフランス語で町の意味らしいのだが、南部の町にひっかけているのかな......?
オスカー、有色人種、最初で最後の主演女優賞の方の言葉、「オスカーを獲ったからって、つまらないものは、つまらない。」だって........!

Naaki