十二人の死にたい子どもたちのレビュー・感想・評価
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大嘘つきがいる
いろいろ話題になっているので、期待が大きかったけど、ちょっと物足りないかも。
そもそもですが、12人もいるので、それぞれの死にたい理由解明されても浅いし、ほとんど理解できない。13話1クールのドラマだったらもっと楽しめたかも。
そんなことで死にたいの?と言いたかったり、そんなに簡単に諦めちゃうの?とも思って、最後も感動とは程遠いい。
そもそも自殺というワードが重い。
なんとなく、、、殺し合うのかもとかヘビーな展開を期待して観に行くと拍子抜けします。
ただ、実際に自殺する人も、他の人から見たらそんなことで?と思うこともあるので、ある意味では現実的かもしれません。
辛いことがあって自殺したい気持ちと、誰かに共感して欲しい気持ち、両方がある人達なのだと。
自分の自殺の理由は本気なのに、他の人の理由は、そんなことで??とか言ってしまうのも、現実的なのかと。
ミステリーとしてはそこそこ面白い。はじめからそんなに重い感じで気楽に見れば楽しめます。
犯人あてとはちょっとちがうかもしれませんが、大嘘つきがいますので。
色々な伏線やミスリードがあります。
私も観ながら、なんか変??という所が気になっていましたが、最後に見事回収されました。
そういう意味で、ミステリーを観るの気持ちよさはあります。
若手俳優陣の演技も良かった。
40分長回しは、カット割りされてるので分からなかったけど、限られた場所で展開するので舞台みたいで楽しめます。
なぜ死にたいのか、。
可もなく不可もなく
原作既読。
原作もタイトルで「12人モノ」と分かるので、おおまかな筋立て(12人全員一致でないと評決できないルール、最初に1人だけが反対し、最後は全員が反対する)がタイトルだけで分かってしまう不利な小説(笑)
従って、この手の話はディティールが命なのだが、原作はミステリーとしてのネタが非常に細かく、謎が解かれた時のカタルシスに乏しいという欠点を抱えていた。
そのあたりを映画化した時にどう料理したか、を期待していたのだが…
結論から言えば、美点も欠点も原作からそのまんま引き継いだ映画。
あるいは、あの少々複雑な原作の種明かしを映像で分かりやすく見せてくれる"だけ"の映画。
かなりページ数が多い小説を2時間の映画に押し込めるので、その分、12人それぞれのキャラクターは若干薄味にせざるを得ないね。情勢に応じて"ボス"を乗り換えるメイコのエゲツなさとか、もう少し丁寧に描写してくれたら…。
アンリの「死にたい」理由は、原作から大きく改変されていた。これはおそらく「大人の事情」というやつなのだろうけど、でもそのおかげで「生まれてくるべきではなかった」という主張から最後の評決に向かう流れが繋がらないためよく分からなくなってしまった。
このあたり、独自のロジックでガラッと変えた方が良かったのでは?
アンリの「死にたい理由」を変えておきながら、その後のロジックを変えないのは、明らかに脚本の手抜き。
橋本環奈はさすが。
マスクを取った時のオーラが違う。若手人気俳優の中ですら、「一般人の中に紛れ込んだスター」のオーラを発散させていた。
ま、これは多分、橋本環奈がマスクを取ったシーンで画面の色調を微妙に変えている、くらいの細工はしてそうだけど(^-^*)
エンドロール中の時系列を整理した動画は、「イニシエーションラブ」と同じ手法だが、二番煎じ感は逃れられない。
「イニシエーションラブ」と同じく、映画が原作の補完説明にしかなっておらず、「映画」を見たという満足感は薄い。
とはいうものの、堤監督ということで最初からあまり期待はしておらず、ハードルはかなり下げた状態なので、特に不満はない。こんなもんか、という感じ。
傑作な原作の良質な映画化
原作は,冲方丁(うぶかた とう)による 2015〜2016 年の連載小説である。伏線張りまくりで回収しまくりという原作が非常に面白かったので,映画化を楽しみに見た。尺の制限で止むを得ずカットされたエピソードが少しあったものの,ほぼ期待を裏切らない出来だと思った。原作を読めばホラーなどでは全然ないということがわかるはずなのだが,TV CM や,映画の導入部などでは,あえてホラーテイストの演出がなされており,誤解や失望を招いているようなのが非常に残念である。
人が自死を選んでも止むを得ない場合というのはどういう場合であろうか。若者が自殺する理由としてニュースなどで話題になるのは,学校でのいじめ,親による育児放棄や虐待,不治の病,身体や精神の障害,などなどがあるが,その中には克服や対処が可能なものも少なくないわけで,本作は容易に集団自殺を図る傾向に向けた警告というメッセージが込められているのだろう。「リング」の貞子が味わった苦痛でも,自殺するには不十分であると思うし,ましてや他人を呪い殺していい理由などには全然なっていないのである。
あの長い原作を2時間に収めることができるのかと非常に疑問だったが,綺麗にまとめ上げていた脚本は非常に見事であった。惜しいと思ったのは,各登場人物の事情や背景の描写が少しずつ薄くなってしまったために,場合によっては意味不明の行動になってしまったものがあったことである。例えば,階段であのようなことを行なった者の動機は不明になってしまっていた。また,原作が力を入れていた「不妊報奨制度」というキーワードが抜けてしまったのは非常に残念であった。
役者はそれなりに活躍中の若手を集めたようだが,名前まで出て来るのは杉咲花と新田真剣佑くらいで,他は TV ドラマのちょい役で出てきたような人ばかりだったのだが,むしろそれで良かったという気がする。横溝正史の作品の映像化などでは,大物俳優や大物女優が犯人役をやってしまうので,おおよその予想がついてしまうという難点があるのだが,本作についてはそれが避けられたからである。ただ,大声を張り上げればいい演技と勘違いしているような人がちょっと目障りであった。また,杉咲花のあの出で立ちは,もう少し身長のある人の方が良いのではないかと思った。
音楽はあまり耳に残らなかったが,前半のホラーテイストの演出では,低音の持続とクレッシェンドという常套手段がかなり効果を発揮していたようだった。演出の確かさは,流石に堤幸彦監督だと思ったが,生まれてこなかった方が良かったという子供は本当にあり得るのかどうか,あるいはそれが止むを得ないと思えるほどの境遇とはどういうものか,といった重いテーマはするっとまるっとゴリっとかわしてしまっていたのが惜しまれた。
(映像5+脚本4+役者3+音楽3+演出5)×4= 80 点。
舞台向きかもしれない
冲方丁の原作を発売時に読んで多分映画化されるだろうと思っていた。
ただあのボリュームを脚本にするのは大変なことだろうとも思っていた。
監督が堤幸彦監督ということでどう演出するのか楽しみにしていました。
見終わっての正直な感想ですがこれは舞台向きだと感じましたね。
原作を読んでいたので廃病院の中での緊張感や時間の流れ、そして12人の感情の起伏や個人個人の背景などがあまりうまく表現仕切れていないと感じた。
よく見ていないとあれっ?何でと言う感じで進んでいく。とても残念でならない。
ただこの短い映画で淡々と彼らを描くことで堤幸彦監督が伝えたいことを表現していたように感じた。
舞台でこの原作を見てみたいと感じさせる映画だった。
ん〜宣伝とは違うものかな。
とても良い作品なのに、予告編の煽り方とストーリー展開に違和感があり...
同年代の子には共感できるのかも
予告から予想していたのとは、かなり異なるテイストの作品でしたが、ストーリーが進むにつれて、しだいに真相が明らかになり、集まった12人のそれぞれの自殺動機が見えてくるあたりはおもしろかったです。最後の落としどころも悪くはないので、これはこれでありだなと感じました。
キャスティングも、新田真剣佑くん、北村匠海くん、高杉真宙くん、黒島結菜さん等、人気も実力もある若手俳優が多く起用され、演技面で見劣りすることはありません。中でも、杉咲花さんは抜群で、頭一つ抜け出ている印象でした。
ただ、あまり書くとネタバレになりそうですが、会話ベースの展開が平坦で、舞台となる廃病院の中だけで物語が完結するため、やや退屈に感じてしまいました。そのため、ストーリーは頭に入ってきても、登場人物の誰にもあまり感情移入できませんでした。なんだか終始客観的に眺めている自分に気づかされ、「いったい自分はいま何を見せられているんだろう」なんて気持ちになり、結果として大きく心揺さぶられることはありませんでした。
とはいえ、鑑賞後に前席の女子高生たちは涙を拭いながら「感動した」と言っていたので、同年代の子たちには共感するものがあったのだと思います。自殺願望を抱いたこともなく大人になった私には、本作の良さを感じる感性がなかったようです。
期待はずれ…
ただの演技合戦ムービー。
『十二人の死にたい子どもたち』鑑賞。
*主演*
杉咲花
*感想*
原作は知りません。
前から気になっていた作品。主役級の若手俳優達が大集結しているので、とにかくキャストが豪華。
個人的に密室型の映画が好きで、めっちゃ期待してましたが、残念ながら駄作でした。(^^;
キャストの演技合戦が見事で、終始ピリピリモード全開だし、特に杉咲花が魔女っぽくて、新田真剣佑の探偵気取りがちょっと鼻につくけど、伏線回収はまぁまぁ良かった。
でもなんか…そんなに驚きもしなかったかなぁ~
12人それぞれ集まった理由もわかるけど、描き方があっさりだし、終わり方も微妙。。え、あれで終わっちゃうの?みたいなそんな感じですw
期待してましたが、ただの演技合戦ムービーで、非常に微妙な映画でした。
ごめんなさい。
いい意味で裏切られた。
原作未読で、タイトルから「バトル・ロワイヤル」みたいなものを想像していました。
正直、みる前は余り期待していない部分もあったのですが、ラストは思わず「うん…!!」と、言葉にならない満足感がありました。
若手俳優陣も素晴らしかったです。
杉咲花の貫禄、橋本環奈もやっぱり華があり良かった。
見る人によっては「え?」と肩透かしにあうように思うかもしれませんが、期待以上の良作であります。
怖くない単なる推理映画❗
思っていたのとはかなり違う
予告を観て面白そうって思ったのに...
これこれ!これが堤幸彦監督!
エンディングで復習を
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