十二人の死にたい子どもたちのレビュー・感想・評価
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見応えはあるけど、ミステリーとしては肩透かし
見方による
死へのベクトル
タイトルはとてもセンセーショナルなので映画化が決まったことで本を読みました。
どのように映画化さらるのかと注目していました。
小説では死にたいと思う子どもたちの動機が様々。
やはり、現実でも死にたい動機は様々で重い軽いではないのです。
若さゆえ、死へのベクトルがロックオンした時、自分自身で外さないほどに周りが見えず一人で悩み込んでいくのではないでしょうか。
この映画では同じ死を求める子ども12人が集まり本心を吐露することで少しずつ流れが変わっていきます。同じ目的で同年代の集まった場所だったからこそ、お互いを尊重し合って本心が出せたようにも思います。
最後の場面で死へのベクトルのロックが外れる瞬間を12人の若い役者たちが好演しており、こちらの心に強く伝わり、良い映画だと思いました。
この映画のどこにフォーカスするかによって評価が大きく分かれるかもしれません。
原作読んでから映画
謎解きゲームとしてみるのがいいかも
高校生くらいまでかな……
予告と違う
才能を感じる
君の「死にたい」とぼくの「死にたい」を会わせよう。
予告から想像する、ぞくぞくするサスペンスではない、という予備知識で鑑賞したため、拍子抜けによる傷は浅く。
12人の「死にたい」が合わされば、形は変わるんだなって思いました。
そこにサスペンス要素をねじ込んでくるから、おそらく個々の心理描写が薄くなってしまったのかな、って思ったりして。
(観賞後も、死にたきゃ一人で死ねば良いのにって感想は変わらないし、一人で死ねないほどか弱い子がいたようにも思えない)
生きたい理由も死にたい理由も人それぞれ。
死にたい人も生きたい人も否定しない。
個人的には、わたしも人生の半分以上はバンドが好きで追っかけてたので、後追い自殺しようとした子の、リコちゃんへの最初の悲鳴は、「わかる!」って思ったし、二番くん(名前忘れました)の、「そんなに好きになれるっていいじゃん」ていうことばにも、ありがとうって思いました。
最後の意味深などんでん返し(?)も、「生きたいと思う人が正しい」っていうのをやんわり否定している気がして、こわいけど優しいラストでした。ありがとう!
未体験リアルタイム型・密室ゲームとは…??
初めてレビューします。
24年間生きてきて、これほど期待外れの映画は初めてです。
思わず、レビューを書いてしまいました。
当映画のうたい文句の【未体験リアルタイム型・密室ゲーム】とは…?の連発。
密室ゲーム要素なし。リアルタイム感なし。
殺人型サスペンスを求めてる方は本当に期待外れ。全くオススメできません。
ハラハラする場面もなく、予告編とのイメージは全く異なりますので、このような作品と知っていれば決して観ませんでした。
分かり切った要素から『こうではないか』と1人で推理を披露し、退屈。
伏線もなく、物足りない。映画館で見る作品ではない。
子どもたちが死にたい理由で1つだけ笑えるものがありました(笑)
杉咲花さんの演技は素直に上手だと思いましたので、良かったです。
6番のアンリ役の方は金切声で叫ぶので、耳がキンキンして不快でした。
今、推されてる若手俳優・女優を集めているので、
内容ではなく”人”で見に行く映画だなというのが率直な感想です。
上映終了後、「微妙」「おもしろくなかったね」という声も多かったです。
すみませんが、家ながら見で十分。
花ちゃん恐るべし
泣けてしまった
予想を裏切る事はなかった
2019-010@T・ジョイSEIBU大泉
地雷の多い堤幸彦監督作品なので、観る前に多少の不安は覚えたが、杉咲花が出演している事だしとりあえず観てみることに。
廃病院の中ですべての物語が完結する。
登場人物は皆死にたい理由があるのだけど、こちらが納得する死にたい理由と言うのは正直言ってなくて、そんなことで死んじゃっていいの?っていう思いの連続で共感はしづらい。
細かいことを言い出すと、病気の設定のキャラクターが重病っぽい体つきをしていなかったり、1人でそんなことまでしちゃうの?っていうような作業量をこなしていたりと、無理があるなぁっていう部分は所々に感じられた。
ただ、将来有望な若手俳優たちの演技合戦は中々に面白くて、中でも新田真剣佑はひときわ輝いていたように思える(そういう役所ってのもある)
杉咲花ぶっちぎりの映画かと思っていたのだがそういう訳じゃなかった。
茶番
単純・明快・安上がり
初めてレビューを書きます。舌芸と申します。
当方映画をそれほど観る方ではないため、拙い評価になってしまうことを予めご了承ください。ネタバレは、極力省いています。
【本題】
本当に面白くないので観ない方が良いです。
この映画について、予告編での印象から『インシテミル』とか『王様ゲーム』のような、殺人ゲーム系サスペンスだと思っておられる方もいると思います。
でも、実際はむしろ映画『キサラギ』に似ていました。あるいは、刺激少なめの回の『名探偵コナン』のような感じも受けました。
つまり、この映画の見所は「誰かが殺されるかも!」というホラーではなく「誰が何のために犯行に及んだのだろう」という推理です。
これはまあ、予告編とのイメージが違うというだけで、別に良いのですが、問題はその推理のトリックがことごとく分かりやすいことです。
予想を裏切る展開も特になく、「こうなるのかもな」と思ったら、本当にその通りになり、それがずっと続きます。
しかも、基本的に舞台は予告編にも出てきた病院だけです。数秒間だけ別の場所も映りますが99.9%は病院の中。そこから一切物語は動きません。
極めて安上がりで、単調な仕上がりになっています。
ストーリー自体はベタでも、派手なアクションや壮大なスペクタクルがあれば、なんとか退屈しないで済むのですがこの映画にはそれさえありません。
こうなると頼みの綱は役者の迫真の演技ということになりますが、これも大したことないです。みんな若いだけのことはあって、芸も若いです。
なんというか「ギャー」とか「おい!!」みたいな激昂の演技は誰でもできるんですよね、静かな感情の動きとか、声にならない声を表現できてこそ1人前の役者だと私は思っています。
話を元に戻しますが、実はこの映画で一番酷いのは実はラストシーンなんです。
先日の通りこの映画はずっと観客の予想通りにストーリーが進むのですが、最後の方になると展開が予想の下を行き出します。
一緒に観に来ていた子と思わず顔を見合わせたのを覚えています。
隣の席に座っていた知らないオバちゃんは、マジでグーグー寝ていました。
館内が明るくなった後、「つまんなかったね」という声がそこかしこで聞こえました。こんな映画は、私も22年間生きてきましたが、初めてです。
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