世界一と言われた映画館

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世界一と言われた映画館

解説

山形県酒田市に存在した伝説の映画館グリーン・ハウスについての証言を集めたドキュメンタリー。ナレーションを2018年2月に急逝した大杉漣が務めた。映画評論家・淀川長治が「世界一の映画館」と評し、足繁く通った山形県酒田市のグリーン・ハウス。1949年の開館以降、初代支配人の佐藤久一のアイデアによるさまざまな趣向と設備で来館者を迎え、人びとから愛されたその映画館は、1976年10月に起きた酒田大火の火元となり、消失してしまう。消失家屋1774棟、死者1名、負傷者1003名という甚大な被害をもたらした記憶から、かつて地元の自慢であった映画館の名を語る者はいなくなってしまった。あれから40年以上の歳月が流れ、酒田の人びとがグリーン・ハウスとともに歩んできた自身の歴史を振り返りはじめる。

2017年製作/67分/G/日本
配給:アルゴ・ピクチャーズ
劇場公開日:2019年1月5日

スタッフ・キャスト

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(C)認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭

映画レビュー

3.5文化施設の大切さ

2019年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

地域と映画館の関係について考えさせられる作品だ。基本的には、本作はかつてあった映画館への郷愁を語る作品だが、文化施設の持つ磁場というか、それがあることで地域にどんな彩りが生まれるのかなど、映画館の持つ公共性についても示唆に富んでいると思う。
グリーンハウスが火事によって消失したのは、1976年。地元の若い人の憧れだった街のシンボルが失われ、高度成長期も終わりを告げると、かつて港町として栄えた街は急速に活気を失っていく。映画館が火事の火元となってしまったのは、映画ファンとしては心が痛い。しかしフィルムは可燃性だし、映写機も稼働させっぱなしだとかなり熱を持つし高熱を発するランプも必要とする。ニュー・シネマ・パラダイスでも映画館で火事が起こっていた。今では減ったが火事は映画館にとって、馴染みのない出来事ではなく、よく起きうる現実的な危機だったのだろう。
今もこの地で映画文化を守ろうとしている市井の人々がいることに感動を憶えた。文化の根を絶やさないことの大切が描かれた作品だ。

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杉本穂高

4.0私も行ってみたかったなぁ

2019年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

70年代に山形県酒田市にあったグリーンハウスという映画館のドキュメンタリー。
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田舎の映画館なのに、広い館内におしゃれな装飾、映画も地方はだいたい遅れて公開だけど東京と同時公開してたらしく、たぶん田舎の割にはすごい映画館だったんだろうな。
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映画は街の人達の映画館の思い出と共に語られるんだけど、その中の1人のおばちゃんが今の自分すぎてシンパシー感じた(笑).
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休みの日はほぼグリーンハウスに通って、小遣いのほとんどは映画代。そして毎月発行されたグリーンイヤーズを全部とってあるとことか、私もシネマテーク通信全部とってあるよ!!みたいな(笑).
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グリーンハウス、火事で焼けてなかったらどんな映画館として今残ってたんだろう。
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この映画欠点があるといえば、方言とご高齢の皆様なので何言ってるか聞き取りずらいところね。あと街への愛が強すぎてその話関係ある?ってのが多々あった。
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せつこん

3.0もっとグリーンハウスを欲したかった。

2019年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

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松王○

0.5映画館愛と言うより地元自慢に聞こえた

2019年1月5日
Androidアプリから投稿

終始、何の話?
という印象しか感じなかった。

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共感した! 3件)
ムーラン

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