男はつらいよ お帰り 寅さんのレビュー・感想・評価
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寅さん作品を2、3作品観ただけな人でも、めっちゃ楽しめます!
寅さんを観た記憶は
子供のころ親が見てたからなんとなく見てた程度。
でも、長年たってもこんなに愛されるキャラと作品には理由があるんじゃないかと思い鑑賞。
寅さん作品を2、3回しか観てなくても
めっちゃ楽しめます。
寅さんのように、
不器用でめんどくさくても
愛される人っていいなぁ。
と、今の時代だからこそ思いました。
「おかえり、寅さん」
輝く吉岡秀隆!桑田佳祐が完全なる蛇足
吉岡秀隆がこの作品の中学以降の満男の役を演じておらずたまたま無名とか、今は俳優を辞めた子役だったらもう全く成り立たない。
円熟の味のある演技とキャラクターで作品をグイグイ牽引する。
お久しぶりの後藤久美子の美しいことといったら!
少女と熟女の後藤久美子を見比べられるだけでも観に行く価値あり。
倍賞千恵子、夏木マリはじめ、たくさんの女優陣の若かりし日々を堪能し寅さんを1作も観たことがなくてもすごく楽しめた。
渥美清の笑顔の残像が離れない良い作品となったと思います。
家族ってうっとおしいとこもあるけど、やっぱりいいなと思わせてくれてお正月にぴったり。
ただ、桑田佳祐の映像と歌だけほんとに余計!
映像なしだと多少ましだし、渥美清が歌ってる過去映像だったら3倍良かったと思う。
サザンでファンに向けて歌ってる分には否定しないけど、決してこういう歌が向いている声でもないですしね。蛇足とはこのこと!蛇に足はつけないでほしかった。
見ました。だけどね、
桑田さんが嫌いとかではなく、何故寅さんが歌ってないのかとても不思議でした。
桑田さんが歌う間、ずっと桑田さんが映し出されてた。
やっと寅さんに会えた喜びに浸ることが出来ないまま、何か変な「間」が入れられた感じです。
監督は山田洋次さんなので、この人に文句を言う訳にはいかないけど、やっぱり何か外してしまったんじゃないかと思う。
他の俳優さん達はレギュラーであっても、「寅さん」のための脇役に徹していたのに。
山田さん、申し訳ない言い方になるけど、ボクたちはあなたの映画を見に来たんじゃない、「寅さん」に会いに来たんだよ。
ゴクミは美少女。
旧作の総集編。
本作品の見どころは後藤久美子の美少女ぶりを再認識できるところ。たくさんのヒロインが登場するが、おっさんの自分よりも年上。
みんな美しいが、どうしても今の姿とダブるってしまう。
寅さん映画、我が地元には来てくれなかった。だから思い入れがほとんど無いのです。
懐かしさはあったけど‥‥
甥っ子の満男が過去の寅叔父さんを懐かしむと云う作品。寅さんシリーズの過去作品の映像と現在の映像をうまくストーリーに合わせて繋いで作成した作品。
繋ぎ合わせ方が絶妙でありさほど違和感はなかった。
初恋の泉との再会を通して賑やかな寅さん家族との団欒やちょっとした騒動などを通して今は亡き寅さんを懐かしみながら満男は泉との数日の時間を過ごす。
極々単純なストーリー展開。
過去の懐かしいマドンナの映像が登場するが今は亡きマドンナ役の女優さんや大きく変貌した俳優さんの風貌を見ると数十年の年月の重みを感じてしまう。
特にさくらの倍賞千恵子さん、昔はメチャ可愛いかった!(失礼ですが)
後藤久美子さんもティーンの頃の顔と現在の顔を比べて、あっ!今はこんな顔になるんだな。っと思いながら観るだけでも楽しかった。
でも相変わらず、四角い顔の寅さんだけは昔のままだった。寅さんを想うだけで私の前にヨッ!と右手を挙げて現れてくれるようです。
ノスタルジイの功罪
もったいない、もったいない、もったいない
なんかしっくりいかずに年始に2回目を観に行ったが
更に違和感が深まる事態に
小路先生の本も見てはみたが・・・
整合性や辻褄、細かい設定等々、山田流に多くを求めてはダメなことはわかっていても
やはりどんな分野においても進化をみせていかねばなぁ
回想部は盛りだくさんで、ツボも抑えていたがカット点が惜しかった
他コメントでも散見したが出なくてもよいキャスティングは極力削るべきだった。
小林稔侍や美保純は扱いがかわいそうだし中澤準は作品と合わない
逆に寺尾・吉永両名には出てほしかったなぁ、浅丘・夏樹はちと痛かったかな。
老いは銀幕のひとたちにはある意味残酷だよなぁ
小ネタも満載で作成側の意図も透けて見えたが肝心のあるべきすがたが薄かった
レギュラー陣もほんとに納得していたのかが疑問だ
満男と泉は相変わらずもやもやイジイジしていてなんとなくほんわかした
吉岡の眼力に頼った重い演技と素人化したゴクミはご愛嬌としても
池脇・桜田の両名が好演であった事だけが唯一の救いか
桑田のオープニングはまぁ好きずきといったところ
個人的には田中裕子にはご出演頂きたかったし、倍賞千恵子にお兄ちゃんへの
思いを口に出して欲しかったなぁ
Blu-rayにはディレクターズカットのシーンを満載にしてほしいな
なにはともあれ、好きな寅さんにシネスコでお会いできただけでもありがたかった
ありがとうございました
お帰りより、さよなら寅さんに感じた。
今までの作品を盛り込ませて、寅さんのあの人なつっこい笑顔と言葉が、どこかでと期待してしまうなか、寅さんは思い出だけが残像で出て来て、最後まで誰一人おじさん帰ってこないかなぁの一言を発しなかった。
改めて、寅さんは思い出になってしまった。
寅さんを代役立てて作ってください。
桑田佳祐の代役のままでドラマをそのまま作ったら良かった。別にサザンのフアンではありませんが、とても人情的でさわやかな方なので、代役には似合っていると思いました。他にも大々的に全国からオーディションして選んでみてもいいし、渥美さんに似た人(例えば大泉洋とか)を立ててもいいと思いました。いずれ、他のメンバーも若返りさせて、また50年続けていけるような体制に持っていけたら最高です。
貫禄の後藤久美子
観る前は、膨大なアーカイブから、たくさんの過去作品をコラージュして、モザイク的に仕上げた作品を予想していた。
ところが蓋を開けてみると、過去作品の引用が思ったより少なく、しかも過去の映像が、“思い出”の形で、現在のストーリーと“シームレス”につながっていることに驚いた。
自然な形に脚本を練り上げたものだと感心した。
後藤久美子の存在感がハンパでなく、ストーリーにリアリティを与えていた。
ビシビシ発せられる台詞が、耳に心地よかった。
「寅さん」ファンではないが、渥美清の“口上”や「タコ社長」との掛け合いが観れたし、テーマ曲もたっぷり聴けたし、楽しませてもらった。
時代劇だと思えば腹も立たない
なんとも見事な編集のうまさだ。寅さん愛に満ち満ちたコラージュであり、オマージュである。
そしてそうそうたる芸達者たちが新たな寅さん世界を再現する。久々の復帰となった後藤久美子が棒読みなのはご愛嬌というところか。
しかし、そうして描かれる寅さん世界はどうだろう。初期の寅さんでさえ、現実離れした設定であり、そこに登場する家族はすでにない形の家族だった。それでも、私たちはそこに失われつつある理想の家族の姿を見、自分たちの世界に重ね合わせて泣いたり笑ったりしたものだった。その世界は自分たちにはもう取り戻せないけれども、帰りたい世界だった。でもどっぷりとその世界に浸ると、他人との愛情や関係の深さに疲れてしまうのは目に見えている。寅が思い出したように故郷に帰って来るように、年に二回ほどスクリーンの中でその世界に酔うのがちょうどよかった。
そして今作である。そこに登場する家族は昭和のままである。その世界はもうこの世には存在しない。帰りたい世界でもない。柴又駅の自動改札機のアップで分かるように、作者自身もICカードの世界から駅員が切符を切る世界にはもう戻れないのは気づいているはずだ。昭和の価値観に、とってつけたようにセクハラや難民問題など、薄っぺらく平成をコーティングしても、現代の価値観とは遠く離れた世界だ。唐突に「女の子には母親が必要だ」などという価値観を持ち出されても戸惑うばかりだ。
映画としては非常にうまくできている。時代劇だと思って見れば、楽しめるだろう。文楽や歌舞伎で主君のために我が子を殺す親を見て涙できるのと同じだ。
とか言いつつ、必ず映画館に足を運ぶのは映画ファンの性だ。スターウォーズも行ったし、おそらく次の007も見るだろう。また次の寅さんが帰ってきたら、見に行ってぶつぶつ文句を言うのである。
地方ロケが欲しかった!
だって「寅さん」なんだから。やっぱり地方には行って欲しかった。一番遠くで三浦半島だったのが、ちょっと拍子抜け。それだけが心残りでした。
娘さんの「お帰り」の一言のその直前。幕間扱いで良いから、寅さんの真似をして、満男にフラッと旅に出てほしかったなあ。
作品自体はもちろん寅さんファンとして楽しめました。泉ちゃんとリアルに再会したことで、どうしても「寅さん同窓会」の雰囲気になってしまったことは否めないけど、まあそれは記念作品ですから良いですよね。寅さん見たことのない人に分かってもらえたかはちょっと心配になりましたが、満男視点の映画としても十分満足できるお話でしたし。
挿入された名シーンについては、渥美清さんよりも、倍賞千恵子さんに惚れ直しました。一度にいろんな時期のさくらさんを見たら、後期の作品になるほど丸みがでて可愛らしくなっていたことにびっくり。さすが、歴代錚々たる顔ぶれのマドンナと交わりながら存在感で一歩も引かなかっただけのことはあります。現在の美しい老い顔も最高でした。演技もピカイチだったと思います。
良かった
昼間の上映で観ました。私より少しお年を召されたご夫婦が多く見られました。私は泣くこと前提で一人で鑑賞。
寅さんの場面で笑いをと、マドンナの場面であれだれやったかな?みたいな声が聞こえるのも良い。メロンのくだりは笑った!
後藤久美子の演技にコメントする方もあるようですが、海外で暮らしている事を考えると全く違和感ありませんでした。
まだ見ていない寅さんを観たくなりました。
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