男はつらいよ お帰り 寅さんのレビュー・感想・評価
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過去画像ヒロイン群の妖気には落涙したが。
ゴッドファーザー2とニューシネマパラダイス の書式に落としていい加減完結とする企みは買うが、本筋の筈の令和パートのドラマ不足がイタい。
山田洋次も吉岡とゴクミでは一本もたぬと知らぬでもあるまい。
過去画像ヒロイン群の妖気には落涙。
現実逃避したww
最後の最後に持ってきた…幼少の頃から親父に連れられて映画館に観に行き、ビデオを借りてきてお気に入りのシリーズを観て…DVDで観て…ハイビジョンにデジタルリマスターされて観て…生活に少し余裕が出たときは必ず観てきた『男はつらいよ』シリーズ。あの最後の満男くんの回想シーンを観て、『男はつらいよ』シリーズを何度も何度も幼少の頃から観ていた自分としては、目を潤まさずにはいられなかった!むしろあそこだけでよかったかも!ww自分の中の古きよき時代が頭の中をよぎっていき、一瞬おもいっきり現実逃避しました。良かった…あの最後の寅さんのバイのシーンに繋げる所とか最高でした!コレシリーズ化したら味が広がるような気がするけど…無いだろーなぁ…
寅さんの名シーンが泣けたし、いろいろ今後の展開に夢が広がる映画だった。
寅さんいないのにどういうふうにやるのかと思っていたら、寅さんシリーズで後半はほぼ主役だった満男が、初恋の人、後藤久美子さん演じる泉ちゃんと再会するストーリーだった。
これに、今までの寅さん映画の名シーンを挟んでいく構成になっていた。
寅さんは生きているのかどうか映画では明らかにならなかったけど、おいちゃんもおばちゃんもタコ社長も御前様もいなくなって、博とさくらは老年に達して、くるまやに住んでいる。
満男はさえないおっさんになってしまっていて、その状況からの寅さん回想シーンは泣けた。
中でも満男が変わり過ぎていて、今まで何があったのかを知りたくてしょうがなかった。
満男が誰かしらと結婚していて、6年前に何かしらの理由でその人は亡くなっていて、現在独身だけれど高校生の娘がいる。
どこかしらの会社に就職したらしいんだけど、なぜか作家を目指して脱サラ、現在新人作家として頑張っている途中らしい。
しょうがないとは思うけど、最初はその辺のところが気になってしょうがなかった。
それに後藤久美子さんの泉ちゃんもすごく変わった。
役の経歴的には別に気にならなっかたし、年取っておばさんになったのも別に気にならなかったけれど、喋る言葉の感じがすごく気になった。
劇中でもそういうキャラだし、リアルといえばリアルで、演技もうまいんだけど、言葉に魂がこもってないというか、外人がすごくうまい日本語喋っているような感じになっていた。
昔の国民的美少女が本当に外人(顔も日本人には見えない)になってしまっていた。
いろいろ変わったし、このシリーズはもう寅さんは出せないからもう完全に満男が主役でやってほしいと思った。
そのための伏線なのかもしれないけど、今の満男は独身だし自由業の作家という設定。
恋愛しやすいような職業だし、担当編集の池脇さんもいい感じ。
新しいマドンナをどんどん作りながら寅さんの思い出シーンをどんどん入れたり、寅さんシリーズに出ていた人をどんどん出演させ、寅さん映画のその後をやっていけば面白いと思った。
間がすごく飛んでいるので、満男の過去の出来事をやってもらってもいいかもしれない。
満男は吉岡秀隆さんで、作家だからちょっと現代版『三丁目の夕日』みたいな雰囲気もある。
その辺もパロディー的に絡ませていくのも面白いし、今回小林稔侍さんや橋爪功さんも出てきたので、『家族はつらいよ』とリンクしていくのも面白い。
でも一番やってほしいのはNHKドラマでやっていた『少年寅次郎』。
もう映画ではできそうもないので、作家の満男が寅さんの過去を調べていくみたいな設定でやってほしいと思った。
いろいろ今後の展開に夢が広がる映画だった。
つくづく。
昭和の女優さん達って、綺麗なだけじゃなく、実に品があって高貴だなぁとつくづく。
寅さんの言いたかったこと、少しずつわかってきた。あの頃、あの時わかっていれば、こんなことやあんなことに苦労しなくて良かったのにとつくづく。
昭和っていい時代だったんだな。それが今は先行き不透明どころかお先真っ暗だもんな。人の心に優しさや慈しみがなくなったもんな。寅さんが生きていたらどんな風に思うんだろうか。どんな風に嘆くんだろうか。どんな言葉で慰めてくれるんだろうか。そして悲嘆に暮れる僕をどんな風に叱ってくれるんだろうか。
こんな時代だからこそ、寅さんみたいな人が必要……いや、それは、自分の心の中にしっかり生きているんだよってこの作品が言ってるんだよね。だから、君が寅さんになればいいって言ってるんだよね。
はい。どんな世の中でもしっかり生きて行きます。ありがとうございました。
今日はこれ見る為早起きした。昨日の酒も少し(笑)控えた。 万葉の湯...
今日はこれ見る為早起きした。昨日の酒も少し(笑)控えた。
万葉の湯劇場一本目。
・桑田佳祐の歌はやはり違和感。本人出演はさらなる違和感。
さくらも博も、そして満男も歳とったなぁ。予想通りシリーズ後半の満男篇の流れだ。とすれば、そう求められるはゴクミの存在(私的には満男篇は「ゴクミはつらいよ」と呼んでいた)。しかしゴクミも劣化した。容姿というより演技力。昔の方がまだましだったぞ。そういう意味ではシリーズ中、嫌な役を演じきった夏木マリはなかなかだった。
寅さんの在りし日の映像を歴代マドンナともども随所に折り込み、涙を誘ういい演出だった。
歴史に残る素晴らしいシリーズだった。まさか、もうないよね(笑)
おかえり、寅さん。そしてありがとう、寅さん。
男はつらいよ お帰り寅さん (50作目)
寅さんに人生についての様々な意義や幸せなどを映像を通じて学んだし
この作品には悲しいことも楽しいことも全て思い出として寅さん達と一緒に生きてきたかのように大切に残っている
おかえり、寅さん
そしてありがとう、寅さん
男はつらいよ に出会えて良かった
寅さんに出会えて良かった
改めてそう思った
当初の予定だと50作目のマドンナは黒柳徹子さんだったらしいですよね
ストーリーも大まかには決まっていたという最終作50作目の方がもし制作されていたらどんな感じだったのだろう
変わらないこの雰囲気、幸せなひと時
ニューシネマパラダイスの様な歴代マドンナと寅さんを次々に撮した最後には涙が…
OPは桑田じゃなくて良かったのに…と思ってしまう
正直そこが少し気に食わなかったです、はい
昔のシーンがまぶしい!!
さくらさんもひろしさんも年取ったねー!!
満男や皆が寅さんを懐かしむ気持ちが観ているこっちも同じ気持ちになる。
やっぱり寅さんはいいね~。
寅さんの張りのある声に四角い顔の中の小さな瞳。とらやでの団欒。さくらの淋しそうな顔と音楽。豆腐屋の笛。帝釈天の鐘の音…挙げればキリがないが全てが心地良く感じる。
ただ今回をひとつの作品として観ると、まあまあかな。ゴクミのブランクのある演技が少し気になったし、個人的には桑田佳祐好きだけどオープンニングは寅さんの歌が良かった。
やっぱり寅さん生前の作品と比べるとこんなもんじゃろーね。
因みに好きなマドンナは大原麗子。好きなゲスト主演はひろしのお父さんの志村喬と東野英治郎、あと吉永小百合(だったかな?)のお父さんの宮口精二も良かった!こっちもキリがない。
笑えたシーンはいっぱいあったけど、今思い浮かぶのは犬に寅って名付けてもめるシーンかな~。
本当に好きなシリーズだった。
山田洋次監督と渥美清さんご苦労様でした。ありがとうございます。
今日も涙の日が落ちる
個人評価:4.2
懐かしの回想だけでの構成ではなく、しっかりと新ストーリーとして物語が進み、とても嬉しく思う。
満男と泉のシリーズ通して積み重ねてた関係が脳裏に甦り、最後の空港シーンが涙を誘う。
2人の物語がまた動き始め、続編も期待できる展開がよい。
中年となった2人の恋をほろ苦く描く。この切なく甘酸っぱい恋路を88歳で演出する山田洋次。まだまだバリバリの現役だ。51作目も期待したい。
いつまでも元気で長生きしてください。
桑田の映像にはガッカリしたぜ。
桑田佳祐が映画の冒頭で歌を唄うのですが、これが最初から最後までピント外れで哀しかったです。
CGをフル活用して修正に修正を重ねた不気味な映像。
なんじゃこりゃ……、と、呆然とし、白けたままで映画が始まります。
きっと桑田佳祐ご本人はいい気分で歌っていたのだろうと思いますが、エンドロールで渥美清が同じ歌を唄ったのとは比較にもならぬ惨めな出来ばえで、ミスキャストなのが鮮明。
おそらくは、なんらかの大人の事情によってこの大御所歌手を出演させねばならなかった山田監督が、映画人としての矜持にもとづく底意地の悪い処遇を見せたというところだったのかも知れません。
ケチを付けるとしたら、そのあたりが一番目についたところで、それ以外はまずまず普通の寅さん映画でした。
昔変わらずの柴又アングルに感動
22年ぶりの続編。
人物構成は違うけど久々に柴又家族が揃い、昔の撮影アングルそのままに始まったのには感極まった😂
過去の回想と現在の柴又家族が入り乱れる映画です。
寅さん主体では無く甥の満男メインはしょうがないですけど、よくぞまぁ作って下さいました😂
また、よくぞ出演して下さいました‼️
泉ちゃん(後藤久美子)✨
泉があるシーンにて「満男の家族が羨ましい」と告げる場面があるが、ホントそうだよ‼️
古臭いと思っても必ず昔が良かったと思う時が来るし、メロン事件が起こる様な家族だけど、周りから観れば羨ましい家族なんだって。
私個人とすればタコ社長(太宰久雄)を数秒でもピックアップしてくれた事が嬉しかった✨(タコ社長の娘も娘でした😂)
満男の小説の一文は短いけれど、これ程想いが詰まった文は見た事が無い。
まぁ、それは寅さんが皆に愛された理由だけど。
今後人情味溢れるシリーズ作品は出てくるだろうか。
私とすればドンピシャ満男と泉ちゃん世代なので、羨ましさ溢れるシリーズ終焉であった。
同時代でなくても懐かしい
男はつらいよを映画館で見たのは初めてだった。
満男の来歴をうまく寅さんが絡むように組み立てた話には腐心が感じられた。気兼ねせず結婚しろと諭される満男に、東京物語の紀子が重なる気がした。
泉ちゃんは棒読みに棒演技、むしろ昔のほうが上手だったが、ひとりだけ小津をやっている感じは悪くなかった。
浅丘ルリ子が山田監督に「これ以上明るくしたらやらないわよ」と言っているのが聞こえてきそうな暗がりのバーだった。さくらも博もまだしゃんとしていたが、くるまやの上り框に介助手すりがついていた。みんな元気でいてくれと思った。
満男の「もしこんなときおじさんがいてくれたら」が素直に伝わってきて、マドンナたちのフラッシュになって──現況も名前も知れない女優たちに涙が出た。
偏屈なわたしでも労いのありがとうが出てくる仕上がりだった。
この労作にケチがついたので以下一応書いておきたい。
折しも「世界的に有名な」グラフィックデザイナーの苦言がゴシップとなっている。
しかし過去作の場面を引用し寅さんを復活させる──ってのはアイデアと呼べるようなものなんだろうか。
ターキンのピーターカッシングではあるいまいし、ルーカススタジオを持ってくるならいざ知らず、過去場面を編集して挿入するほかに渥美清の動画はありえない。グラフィックデザイナーの有り難い言葉を拝聴せずとも、ほぼ誰でもそこへ帰着することである。
ゆえに、それを「俺のアイデアだ」と言ってしまうとき、人の写真を貼っつけて背景をいじって、はいグラフィックでございます。一億円です。──というウォーホールみたいな方法論と、それが怪もなく通用するばかりか、ゲージツ家として崇められるグラフィックデザイナーという職業の形骸性を露呈させてしまうのである。
よしんばそれがアイデアだとしても、盗用とは穏やかではない。蕎麦屋で話したことなら、よけい穏やかではない。まして、ホントに世界的に有名なアーチストであるなら、とうてい世界的に有名なアーチストのする行いではない。この御大の歯ぎしりは、晩節を汚しているばかりか、お里を知らしめている──以外のなにものでもない。
この瑣末時に、もし好意的な見方があるとすれば、このひとは、時代の寵児の晩年がどんだけ寂しいかという「グラフィックデザイン」を自身を使って表現しているのだ──ということになる。きっと山田監督や寅さんやくるまやの人たちが羨ましくてならないのだろう。
ただいま。 このひと言のために、旅に出る。
2019年12月17日
#男はつらいよお帰り寅さん 鑑賞
FBS試写会 @T・ジョイ博多
山田監督らしく現代の日本が舞台であって単なる懐古趣味ではない。それでいて男はつらいよ的な演出をしっかりしていて往年のファンも楽しめる
ただ、オープニングの歌は桑田さんではなく #渥美清 さんにしてほしかった!!
松竹の金字塔を令和に
子供の頃実家の前が松竹系の映画館でした。毎年元日は映画館のスピーカーから大音量で流れる「私、生まれも育ちも葛飾柴又...」この音楽で目覚めるというのが自分の年始のスタートでした。まだ幼稚園から小学校の低学年の頃はその映画館は遊び場でもあってモギリの人の座っている番台のような席より低い身長の子供は気がつかれずに劇場に入りスクリーンの前の特等席で爆睡し支配人に抱っこされて家まで送ってもらったこともあったと母親が話してました。
そんな思い出の「男はつらいよ」。このような男の情念、哀愁はもちろん子供の私には理解できず、「こんな大人になったらおしまいだ」「なにが男はつらいだ!こんな親戚のおっちゃんいたら家族はもっとつらいぞ」
と全否定していたようです。その後は寅さんどころか自分の家の前が東宝ならゴジラとかみれるし、東映だったら漫画祭りや仮面ライダーがみれるのによりによってなんで松竹なんてと配給会社にまで悪タレをつく始末。
その映画館も閉館となり一時期映画に対し全く興味のなかった私は寂しいという感情すら芽生えませんでした。
その後大人になった私は映画にはまり「男はつらいよ」が松竹の金字塔と当然知ることになる。フーテンの寅のダンディズムや哀愁もわかる年齢になった。しかし名画座がどこにでもあるわけでなく、また今更DVDでシリーズ全て見返す余裕もなく半ば諦めかけていた矢先のお帰り寅さんに心踊った。
とはいっても渥美清さんは亡くなっている。適当な編集で安っぽい仕上がりだったらどうしよう。流石、山田洋次監督。自分の分身のような作品をぞんざいにするわけない。ほぼ当時からのオリジナルキャストを起用しつつも、寅さんを知らない人でもついていける脚色となっている。細かい部分は良しとして令和になって子どもの頃大嫌いだった寅さんにもう一度巡り会えたのは感激でした。寅さんをどう思うかって?
かっこいいよー大好きです。
いつまでかかるかわからないけど全シリーズ観賞するぞー^_^
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