「★50です」男はつらいよ お帰り 寅さん shioshioさんの映画レビュー(感想・評価)
★50です
私はこれが公開されただけで大満足。なにひとつ文句のつけようが無い作品。「家族は幸福の砦だ」という山田洋次監督の理念(のようなもの)を感じました。
シリア難民、高齢者介護など、解決できない現代の諸問題に目を向けているのも山田監督らしい。
今までの寅さんシリーズに無かったエンドロールは必見、そして必聴。今までのすべての寅さん関係者に渥美清さんが、自らの口上と歌唱で御礼を述べているみたいで、涙溢れました。私にとってこの歌声こそ、まさに「お帰り 寅さん」だったように思います。最後まで席を立たないでください。
[12/30 再訪追記]
いくつか画面細部の‘しかけ’が気になり2度目の鑑賞。
仏壇の写真立てやリリーズバーのインテリアや管楽器、そこここに50年の足跡が散りばめられ、まるで宝探しのよう。特に満男と泉の車のナンバーが1969(シリーズ第1作公開の年)には参った。
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masamiさんのコメント
2019年12月29日
shioshioさんこんにちは!
私も桑田さんの歌はエンドロールへの
布石だと思います。間違いなく山田監督の計算です。朝ドラの最終回のようなものです。山田監督は細部に異常にこだわる人ですから。
kossyさんのコメント
2019年12月28日
shioshioさん、おはようございます!
★50ってのがウケます!!!
たしかに桑田佳祐の歌の評判が良くないですけど、だからこそ際立つラストの渥美清の肉声ですよね。