「すごい映画であるのは間違いないが」暁に祈れ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
すごい映画であるのは間違いないが
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とにかくタイの刑務所の極悪人のビジュアルがすごい。メルギブソン主演のキックオーバーの舞台だったメキシコの刑務所が楽園に見えるくらい。北斗の拳に出てくる悪役もここまで恐いタトゥーのやつはいなかった。
レイプ、リンチ、殺人の描写が接近ショットで撮られているから普通の道を歩んできた自分には、圧倒されるだけだった。
ムエタイを通じて、言葉や人種の壁を超えてビリーがタイ人の囚人仲間と通じ合っていく。そしてクライマックスの試合を迎えるというところで、とんでもない脅しを受けてしまう。このくだりがあったために、感動が薄れてしまった。リアリズム重視という点ではいいのだろうが、ここのシーンは見たくなかった。
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