劇場公開日 2018年11月2日

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「泣いてしまった」華氏119 茶太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0泣いてしまった

2018年11月3日
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こんなにも悲しい映画は久しぶりで、泣いてしまった。フィクションではなく、アメリカで理不尽に子ども達が生命の危険にさらされている事実に打ちのめされた。

自身の故郷フリントを破壊されたムーアの怒りが静かに重く伝わってきた。いつものコミカルなムーア節は抑え気味で、予想外の展開だった。

確かにアメリカは歴史的にもまだ発展途上の民主主義的な資本主義国家だと思う。モデルにはならない。自分は留学したけど、子どもは留学させようとは思わない。

歴史が繰り返すなら、アメリカだけじゃなく日本も同じはず。
これが本当に彼が鳴らす最後の警鐘だと思った。ブルーウェーブに民主主義の力を見たい。

たげちよ