「【”快楽の漸進的横滑り”って、格好良いタイトルだなあ、と思って観始めたら、ムッチャ難解エロティックアーティスティック映画だった。この映画の意味するところが一発で分かる人は凄いなあ。】」快楽の漸進的横滑り NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”快楽の漸進的横滑り”って、格好良いタイトルだなあ、と思って観始めたら、ムッチャ難解エロティックアーティスティック映画だった。この映画の意味するところが一発で分かる人は凄いなあ。】
■ルームメイト、ノラ(オルガ・ジョルジュ=ピコ)をベッドの上で鋏を胸に刺し、殺害した罪で逮捕された若く美しい女性・アリス(アニセー・アルヴィナ)。
ベッドに拘束された被害者の心臓にはハサミが突き刺さり、その身体には聖女の殉教図が描きかけのまま残されていた。
弁護士や警察、宗教関係者からの詰問が続くなか、彼女は頑なな態度を貫くのであった。
◆感想
・今作では、全裸が矢鱈出て来る。だが、特にアニセー・アルヴィナの均整な裸体は美しい。猥雑感なしである。
・裸体がマネキンになったり、そして全裸の裸体に流れる赤い塗料・・。
・但し、物語は進んでいるんだか、良く分からない。成程、それでタイトルが”快楽の漸進的横滑り”なんだね。
・果ては、捜査官が出て来て”やれやれ、最初から又、やり直しだ・・。”と呟いてエンドである。
<今作は、公開当時、公衆道徳に反するとしてフィルムを焼かれる事態にまで発展した問題作だそうであるが、そうは感じなかったアーティスティックムービーだと私は思います。さあ、難解な映画が好きな貴方、レッツ・チャレンジ!>
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