「天国と極楽」聖☆おにいさん kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
天国と極楽
アニメ版よりも笑える気がしたのは、やはり人間が演じているからなのか。松山ケンイチも染谷将太も演技は上手いのだが、その表情の奥には恥ずかしさが隠れ潜んでる気がしたからかもしれない。「ねぇブッダ~」「何だい?イエス」と始まる、究極のバディムービーが10編降臨した。
アニメ版のように外へはほとんど出かけない二人(そのため登場人物もめちゃ少ない)。アパートの一室のみで繰り返される、だるそうな二人による会話劇なのだが、キリスト教も仏教もかなり踏み込んだ知識にあふれている。
難点といえば、「ここで笑え」と押しつけがましいほどの効果音。TVのコント番組じゃないんだから、もっと映画という崇高な芸術作品に仕上げてもいいんじゃないでしょうか・・・
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