劇場公開日 2022年6月17日

  • 予告編を見る

峠 最後のサムライのレビュー・感想・評価

全151件中、81~100件目を表示

1.5万事が古臭いし日本映画が最悪だった頃の作りだ

2022年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「坂本龍馬と並び称された知られざる英雄」とはどうゆうことだろう。人の命を預かる、上に立つリーダーとしてこの映画の河井継之助は、先も読めず独りよがりの思い込みとプライドだけで右往左往しているようにしか描かれていない。こんなリーダーが上にいたら本当に迷惑で、下はたまったもんじゃない。仲代達矢と役所広司も山本學も名優の無駄遣いだし、カメラワークも映像の仕上がりもNHKドラマのほうが遥かに上だ。とにかく万事が古臭いし日本映画が最悪だった数十年前の時代劇みたいだ。監督も撮影も美術もスタッフ丸ごと団塊とかから来たんじゃないだろうか。評判悪いのをわかっていながら一縷の望みをかけたが、下馬評通りだった。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
O家の主人@マンU

2.0今も昔も、維新に人物などいないのだ

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「自由と権利、リバティとライトだな」と、唐突に英語が出てくる。福沢諭吉の著書にある言葉だと紹介されている。なるほど、河井継之助は福翁以上の西洋かぶれで新しもの好きだった訳だ。絵画も音楽も聞きかじりである。
 同じ役所広司が主演した映画「山本五十六」を想起した。和平や講和を望んでいるにも関わらず、軍事に邁進するところが似ている。覚悟のなさの現れだ。「常在戦場」という主君の言葉に感心するなど、人間的な深みに欠けるところも、山本五十六にそっくりだ。

 役所広司の演技はもちろん悪くなかったのだが、満41歳で死んだ武士にしては歳を取りすぎている。思い切って若い役者を使うのもありだったのではないかと思う。若気の至りということであれば、官軍の浅ましさに怒って徹底抗戦をしたことにも納得できる。
 領民のためを思う老練な役人なら、一銭にもならない武士のホコリなど捨てて、長岡が戦場となることを防ぐのが最善だった筈だ。老人に謝っている場合ではない。このシーンに一番がっかりした。

 明治維新はクーデターである。本作品で河井継之助が看破しているように、薩長は権力亡者の集団である。継之助が上手く立ち回れば領民の血を流さずに済んだ。これからは教育だというなら、軍事よりも教育に予算を注ぎ込むのが筋だ。どうにも一貫性がない。
 薩長の官軍もクズばかりだが、継之助も褒められたものではない。登場人物の底が浅ければ、必然的に作品の底も浅くなる。今も昔も、維新に人物などいないのだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
耶馬英彦

3.5『武士道』『侍』というプライドの志にのみ生き抜いたラストサムライ。

2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

恥ずかしながら『河合継之助』という偉人を知らなかった、400万部も売れた大ベストセラーの司馬遼太郎先生の『峠』の映画化。自分の名前の1文字である『義』というものを描いたのではと勝手な解釈。男らしいという言葉がタブー視すらされる時代。『武士道』『侍』というプライドの志にのみ生き抜いたラストサムライ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
masayoshi/uchida

3.0少し物足りなくて…

2022年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

思っていたより、説明台詞が多くて…
終盤、役所広司に死期が迫っている感がなくて…

しかしながら、「政とは?」「サムライとは?」などなど、特に自◯党や公◯党、それに◯新の会の面々に観てもらいたい映画ではありますねえ。

キャストの豪華さに驚きますが、とはいえ役所広司で引っ張っている作品に思えます。
役所広司が居なかったらと、思ってしまいました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
晴れ晴れ

3.5役所さん、良かった。

2022年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

役所さん、良かった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
jung

3.0ガトリング銃

2022年6月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

長岡藩が西軍と呼ばれた新政府軍に対抗するために輸入した新型機関銃が正確に再現されていた。この銃の存在が映画の重要なキーポイントであると思うのでもう少し掘り下げて描写されていれば良かったと思う。キャストでは芳根京子が演ずるむつの演技が光っていた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
rakutarou2018

4.0松たか子の所作の美しさと役所広司の台詞力!そして…

2022年6月22日
Androidアプリから投稿

主人が帰宅し、刀を受け取る。素手で受け取ってはいけない。着物の袖を巻きつけるように、指紋が付かないように受け取る。武家の嫁はこんなことしなきゃいけないんだ!と思うとともに、この映画の時代考証がいかに素晴らしいかを感じた。その受け取り方が美しい。他の動きもそうだが、所作の順序がきちんと決まっており、そしてそれを忠実に守る。美しいとは、そういうことか…と思いました。継之助の芸者遊びに付き合い、一緒に盆踊りを踊るシーンでは…日本舞踊のお師匠さんより上手な踊りを見せてしまいました😨松さんうま過ぎる!継之助役の役所さんの台詞力はハンパない!長セリフが多いこの映画の脚本でこなせるのは役所さんしか無理でしょう。長いのに力強く、そして悲壮感。それと部下を鼓舞する説得力。全てを表現しなければならない。これは難しい!各役者のセリフの力がハンパないこの映画でも役所さんの存在感は圧巻です。論理では割り切れない行動の裏には、心のあり方が重要だという認識と自分の置かれた立場に忠実であるという冷徹な覚悟がありました。今年一番泣きました。

コメントする 1件)
共感した! 7件)
愚者

3.5外さないですね。

2022年6月21日
iPhoneアプリから投稿

司馬遼太郎作品で、あの配役で、外れはないですよ。
ただ、あまり歴史的に知らない部分が多かったので、2時間では物足りなかったです。
小説を読んでみたくなりました。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
寅

3.5ラストサムライ?

2022年6月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

継之助、人は斬らなかった? スイスだアメリカだと西洋かぶれ。指揮官としては頑張るが。
でもサムライらしい最期だったか。
銃撃戦迫力あり。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
あらじん

1.0役所広司の役者力に頼りっきりの2時間

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「最後のサムライ」という海外への色気が見えるサブタイトルと裏腹に、悪い意味での日本的メロドラマに終始していて心に響くポイントがほとんどなかった。
綺麗な風景は綺麗に撮れてるのに動きがある画や人物はとても単調。
脚本も2時間とは思えぬスカスカっぷり。あと10分ちょいでトップガンマブスと同じ上映時間ですよ?
本気で海外のサムラ~イフリークを相手にするなら、もっと体力つけてIQ下げなきゃ。
……本気じゃないなら尚の事こんなサブタイトルつけるな。なんで「サムライ」がカタカナなんだよってとこから問い詰めるぞ。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
二茂

3.5龍馬、西郷、海舟、ヒーロー史観ではない、幕末維新のリアル。

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

薩摩・長州は、単に長年の徳川幕府の政治への反抗で、軍事クーデターを起こしたのに、あたかも日本の将来を心配して立ち上がった事になっている。
そんな明治維新絶対史観へのアンチテーゼとして、河井の存在は日本の救い。
こんな筋の通った立派な人物が日本にはいた。
しかし薩長の野蛮人が、自分勝手に振舞い殺し、歴史を捏造した。
薩長が政治を乗っ取り、やがて日本は 日清日露日中WW2 破滅へと向かう。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
東條ひでき

何がいいたいの?

2022年6月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

シーンが断片的で、登場人物の奥行きが感じられない。戦闘シーンもチープ、描き切れないところは安易なナレーションで進んでいく。この手の題材は低予算ではつくれないのか。とにかく、伝わってくるものがなかった。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
旅行者

3.0義と御恩

2022年6月21日
スマートフォンから投稿

 自らの死と引き換えに遺したいもの、ありますか?。

 いちいちニュースにならない程に、クニの都合で、ヒトの死が溢れています。ヒトの都合は一切、考慮無し。そこに大義があれば、認めますのか?。喜んで死ねますか?。
 私、イヤなんですけど…。

 当然ですが、歴史は勝者が綴ります。継さんみたいな立ち位置は、時流に逆らう頑迷な輩扱いされます。でもだからこそ、そこのみにて光輝くものが、あるわけで…。
 私、継さんのすべてには、賛同しません。でも、継さんみたいな人がもう少しいたら、世界は、もう少しマシになっていたような気もします。武力を用いて仲介を成す。武力を用いて他者を屈服させるより、マシな世界。つまり、武を和平に用いる。夢みたいな話ですが、そんな理想に、ブレること無く邁進する。武士の一分を見た思いです。

 どうでもいい感想ですけど、継さんのラストショット、「乱」の、仲代達矢に似てません?。師匠に捧げるオマージュか?。あるいは挑戦状か?。ちょっと気になりました。

「山本五十六」
 生まれ変わりかと思いましたよ。確か、五十六さん、長岡の人だし。武を用いて、講和を模索するし。どっちの映画も、役所広司だし。
 「峠」をご覧の方、全員もれなくオススメです。余力のある方は、そのまま「日本のいちばん長い日」までお進みください。見てはいけない何かが、見えてきそうになります。

コメントする 1件)
共感した! 1件)
機動戦士・チャングム

3.0脳内補完必須の歴史絵巻

2022年6月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

山本五十六が敬愛したが為に世に広まった言葉の数々が彼(五十六)のものになってしまってますが、元ネタみたいな人の話。辿る苦難の人生も似ているので何とも複雑な気持ちになりますが、「ゆすりたかり」が国の中枢に群がる日本という国の中で、「こういう為政者もいたのだ」と背筋を伸ばすのに最適な作品でした。ガトリング銃と戦の妙みたいな見所はもっと欲しかったし、度々映る良く分からないイメージシーンはいらなかったと思うけれども、オルゴールの音に引っ張られる「平和への思い」と主人公親子の屹立とした破天荒さは素敵でした。
五十六も演じて今回は継之助。家康も演じたから、次は何だろう?と円熟期の極地な役所広司さん。ありえないだろうけども、三部作での「水野勝成」その大トリ三作目の勝成をやって欲しいなぁ。宮本武蔵との顔合わせなんて最高の一場面になるだろうに(宮本武蔵といえば若い頃の役所広司さん)。そんな本気の歴史絵巻が観たい。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
lynx09b

3.5河井継之助の人間性

2022年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

18時50分からミッドランドスクエアシネマで観た。松たか子がキャスティングされている様にほんわかとした雰囲気で、松たか子扮する妻と芸者遊びをしたり妻にオルゴールをプレゼントしたりと役所広司扮する長岡藩家老河井継之助の人間性を中心に描かれていたね。副題に最後のサムライとはあったが、副題からイメージする鬼気迫る激しい戦闘シーンとか凄絶なラストシーンがあった訳ではなかったが、河井継之助を役所広司の力量で示した感じの展開だったね。

エンドロールに流れた石川さゆりの何処へと言う主題歌は、阿木燿子作詞もあってじっくり聴きなおしてみたい曲だったね。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
重

3.0ちょっと古めかしい…⭐︎

2022年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ずっと延期されていた作品。
役所広司主演ということで楽しみにしていたのだけど。

司馬遼太郎原作で、自分は原作未読だが映画館は年配の男性がほとんどという
状態で、司馬遼太郎の人気が伺える。
物語は、大政奉還後の西軍と長岡藩との攻防。
映画は、役所広司以外の役者さんも上手い人ばかり集められていて、監督が
小泉堯史監督だからなのかと思われた。

しかしながら、サブタイトルの「最後のサムライ」と言えばそうなのだが、
正統派時代劇を狙っているにしても、感覚が少し古めかしいように思った。
そのためか、それほどの盛り上がりもなく(自分がわからなかっただけかも…)、
何となく終盤を迎えて終わってしまったという感じ。

その中で印象的だったのが、女性陣の活躍。
妻役の松たか子はもちろんだが、芳根京子や香川京子などとても雰囲気のある
演技だった。

悪い映画ではないのだが、こういう映画は若い人は見ないかもしれないと思うので
時代劇の未来は厳しいかなぁ…

コメントする (0件)
共感した! 6件)
☆ムーミン

面白くなかった

2022年6月20日
スマートフォンから投稿

今日見て来ました。
有名な俳優を起用してましたが、結局は以前TV放映した内容を若干広げたのみ。
がっかりでした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kazu2

4.0役所広司だからできた武士の重み

2022年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

原作未読。あっという間の114分でした。私は佐幕派の武士が好きなので、感情移入しやすかったです。物語全体に武士の重みを感じました。役所さんの演技が際立ちます。
ただ、この人は誰の役なのか、分からない人が何人かいました。字幕で説明を入れると良かったと思います。あと、終盤があっさりしすぎで、盛り上がりに欠けました。
とはいえ、嘆願書の場面は川井継之助の信念と民への思いやりを感じ、見ごたえありました。戦でも、なかなかの戦略を発揮します。
観る価値のある本格派時代劇であることは、間違いないです。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ゆきとう

3.0継之助の良さ分からんだろうね

2022年6月20日
Androidアプリから投稿

原作は上、中、下とあり、今回はほぼ下巻の部分にあたります。確かに下巻はクライマックスにあたり一番面白い所なのですが、それは上、中があってこそのモノであり、下巻だけだと今一つ坂本龍馬と並び称された河井継之助の良さは伝わりません。
この映画だけ見た人は、ただ西軍が西から攻めてきて、「ちょっと待ってくれ話し合おう
」と和平交渉するが決裂したので、徳川幕府に恩義がある以上仕方ないから迎え討とうとしたが、やはり戦力に勝る西軍を抑える事が出来なかった。と言う短絡的な話で終わってしまったのではないでしょうか?
実はこの話は上記の、「ちょっと待ってくれ話し合おう」と言う所と、徳川幕府に恩義があるという武士道の所、あと主人公の人間性や先見の明がある所、ここがポイントなんでが、2時間もない枠ではそれらを描くまでは流石に無理があり、最新のガトリング砲はあるもののそれも使い切れず、それ以外は制服を見ても西軍の方が洗練されていて、勝てる見込みのない戦をそのまま負けてしまっただけになってしまった感があります。公開までに結構時間がかかりましたが残念ながら中途半端に終わってしまった、いくら役所広司が名優でも演じきる事は難しいでしょう。
私は上、中も原作を読みました、これは3時間近くの大作になるんだろうなと思っていました。もう少し時間をかけても何とかならなかったのかなと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
世界の尾張名古屋

2.5サムライとは

2022年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

河合継之助がどんな侍だったのか?の興味で鑑賞
信念があったのでしょうが、それで出来る事とできないことが・・・・
結局、取り持つだけ主張の小国では何もできなかった
何が起こるか期待していましたが、相手の油断をついての作戦があっただけ?
予告で啖呵をきっていたサムライについては、新しいことは分からなかったです
輿に乗って行く指揮官では・・・
出演者に免じで加点!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
シネパラ