劇場公開日 2022年6月17日

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「最後の武士道」峠 最後のサムライ munegawa64さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0最後の武士道

2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館

正直に言うなら面白いが物足りなさ過ぎた

長岡藩牧野家家臣 河井継之助
幕末から明治に入るあの動乱中で日本のあり方と世界についてのしっかりした見物があり若い者にそれを促しながら自分は御恩と奉公の武士道を貫いた人物。
司馬遼太郎のいつもの脚色過多はあるだろうが現代の価値観からすれば、物凄く勿体ない人物だったんだなと印象がありました

仕えている主人に絶大な信頼され部下からも尊敬されているといったまさに中間管理職の鑑のような人物だけどスイスのように中立武装を貫こうとするが時代の波には逆らえず長岡藩は戦争に巻き込んでしまう。その中でも己を貫いて武士として最後を全うする英雄なのでしょうが、作品としては何故、河井継之助はどうやって近代的合理主義な考えを持つようになったのかなどその辺りの表現がなく(所々、匂わせる所はあるが明らかに不足気味)原作はもっと事細かく書かれているらしいので、映画の限界なのだろうと思いますが、やるならそこを見せて欲しかったです。

ムネガワ