いちごの唄のレビュー・感想・評価
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大人の千日も清原香耶なら良かった
清原果耶が演じたのは中学生時代のヒロイン・天野千日。苗字をもじって「天の川の女神」と、同級生のコウタたちが憧れて呼ぶ美少女、しかもある秘密を抱え憂いを帯びるミドルティーンを清楚に体現した。十年ぶりにコウタが再会する二十代半ばの千日役は、石橋静河。彼女をディスる意図はないと断っておくが、コウタ目線で“劣化”したと失望したのではないかと想像した。「デイアンドナイト」でファムファタールの片鱗を見せていた清原の演技力なら、過去を背負う二十代半ばの役も説得力十分に表現できたはず。ドラマでは主演作が複数あるが、そろそろ映画でも単独主演で観たい。
石橋静河の演技も悪くないが、「きみの鳥はうたえる」のように身体表現を活かせるキャラクターを、若くて動けるうちに多く挑戦するといいと思う。古舘佑太郎の過剰さは、父親・古舘伊知郎譲りなのか。二世俳優同士の二人が醸す空気感に最後まで馴染めなかった。
人生を前進させるヒントをくれた作品
僕は学生の頃からずっと銀杏BOYZ峯田くんが大好きで、峯田くんの曲を聞き、出演している映画を見て、本を読み、影響を受けてきました。
FM802で働いている時も、いろんなフェスで見てきました。
いつも等身大で、周りがどうとか関係なく、全力で自分を表現し続けている不器用で不恰好な姿にかっこよさを覚えていました。
そして今回の映画「いちごの唄」
映画のテーマ的には、青春、恋!
確かに甘酸っぱくて、青春を思い出させてくれる、良い映画でしたが、僕はそれ以上にこの映画では惹きつけられることがありました。
それは何かというと、
人生前に進むには、過去を許し、癒し、解消し、手放していくということです。
あまり詳しい内容書きすぎるとネタバレになるので書きませんが、
人生で新しいステージに行くとき、人生で新しいパートナーを作るとき、新しい仕事をするとき、など新しいものを受け入れていこうと思ったら、どれだけ過去を許していけるか。
許せてない過去が多ければ多いほど、罪悪感を感じ、自分が犠牲になったり、無価値観を感じたりする。
これでは前には進めない!
だから過去を許して、癒して、解消して、手放していく。
本当にいろんなことを気づかしてくれた映画でした。
梶清智志
いつも思うこと
岡田さんの作品らしく、優しくて丁寧で、最後まで楽しく観ました。
主人公の不器用さはギリギリで共感できますが、1年待ちはつらいですね。あと、彼は境界知能みたいな設定なんですか?よくわかりませんでした。岸井さんとの別れ際のジョークは中々でませんよ。
石橋さんは、どこか冷めたような役が合ってますね。その他、岸井さんとか清原さんとか恒松さんとか吉村さんとか後で出世した若手がたくさんでていて、岡田作品はその傾向あるなぁとちょっと思い出しました。
脇役もゲスト出演の方も、もちろん峯田さんもいい感じです。沼田のシーンもキレイです。
ただ、いつも思うことですが、東京であのような偶然は99.999パーセントないと思います。そりゃ、前の職場の知り合いとか、学生時代の友人と偶然再会することはあります。でも、会いたい人に都会で偶然は、ほぼ無理です。これを言ってしまうと、物語が進みませんし、ロマンティックな展開は起こりません。
どうせなら、徹底的に寓話にふりきればいいと思うんです。例えば、「アメリ」みたいにです。「いちごの唄」は、七夕を引っ掛けますが、現実の話です。
まとまりが無い
テーマは大雑把に言えば複雑な出自を持つヒロインと、発達障害気味で親友を無くした主人公の過去を乗り越える成長物語り。
このテーマに沿って肉を付け重厚な物語にするのが一般的だが、主人公とヒロインのキャラがなんせ薄い。
描き切れていない。
隣に住むパンク少女と被災した女子中学生のパートは切ってでもキャラ設定を描いた方がいいと思った。
主人公って。。。
古館祐太郎演じる主人公って、ちょっと言い方が悪いかもしれないが、
ちょっとした成長過程での障害を抱えてたりするのかも、と思い観ました。
最初は彼の演技が大げさなのか、と思ったのだが、
行動なんかが一般男性とはちょっと違うし、そもそも幼少期に施設で育ったというのもあるので、
やはりそうなのかと思った。
しかし、本編で全く描かれていないので、ちょっと誤解を招くのかなと思った。
もしかしたら、古館祐太郎の演技の癖で私がそう思っていたら飛んだ誤解だが。
ストーリー、あらすじは月並み。のめり込むことはなかったし、心が吸い寄せられることもなし。
ただ、ポイントポイントに有名な方々が出てくるのでそれを探すのが面白かった。
特に清原果耶、蒔田彩珠、恒松祐里が揃って出演しているの凄い。
今思うとよくキャスティングしたな、と思うと同時に、それほどカットが多くなかったので、
カツカツのスケジュールだったのかな。
となると、もうブレーク前夜みたいな状況で出演したのか。ある意味貴重な作品。
あとは岸井ゆきの演じる役どころが良かった。彼女もまた最近は色々出演している。
さて、今作は銀杏BOYZの楽曲がテーマに描かれているが、正直、銀杏BOYZや全身のGOING STEADYに関する映画や小説は何作品かあり、正直このテーマも、ただただファンの自己肯定感にならざるを得ないと感じる。ブルーハーツもそうだが、結構出きっている。
それほど気にはならなかったが、どこかで『またこの流れか』と思ってしまった。
あと、今作の石橋静河は前田敦子に似ている。あっちゃんでも面白かったかもね。
いちごの唄
自分の好きな人に大人になってから出逢ったらどんな気持ちになるかな。
そんな甘酸っぱい気持ちにさせてもらえる作品で良かったです。
中学生の頃に好きな女の子がいた。
でも、話す事も出来ずにただ相手の事を見てるだけで満足できた。
そんな事があった中学生の頃から大人になった主人公がその好きな女の子に出会った。
それまでが何でもないかのようにその子と普通に喋り、一緒にご飯を食べて、一緒に笑う。
なんか、そんな何気ない姿がとても愛おしいく思えた。
自分にも好きな子がいたけど、あの頃の様な甘酸っぱい気持ちになれていい作品に出会えたなって感じた。
小説を読んでから見たほうがより内容に入っていける様な気がしたかな。
でも、面白い作品で良かった!
当てにいっているような脚本が勿体ない、成長株の脇役たちの演技は一見の価値あり
キャストが我得だったので退屈はしなかったものの、少し当てに行っているような綺麗ごとすぎる脚本がハマらなかった。
半袖短パンの夢想家のようなコウタ。周りから見たら痛くて弱そうで優しい青年である。彼は七夕の日を、唯一の友達、伸二の命日として受け止め続けている。そんな七夕の日に偶然の再会を果たしたのは、紛れもない2人の女神で…。そこから動き出す甘酸っぱくもぎこちない日々。中学の頃の無敵な日々と重なるような高揚感と優しき日々。まぁ、そこが最も非現実的に映るので刺さらない。ヒロインの石橋静河に清原果耶、蒔田彩珠といったティーンの実力派、岸井ゆきのに恒松祐里といったバイプレイヤーな20代女優。さらに、ひよっこをはじめとした岡田惠和脚本作品常連まで…キャストは申し分ないのだが、中身がかえって意味を成しているシーンがあまりなかった。なんだかきれいごとで出来た世界で、パンクというよりバラードで当てにいっているような感覚。高円寺の街も作用しているとは思えなかったのが残念。もっと臭いくらいの惨めな青年でも良かったのではないか。古舘佑太郎のダメな感じがもう少し形になってほしかったところ。
とはいえ、先述しているように、キャストが濃いので楽しめるのは事実。職場や家族、主人公に携わる人の温度感と試練を越えるような"定番さ"が引っ掛かる作品。ここは一層、汗ばむ時期に観たら染みるのかもしれない。
ちくわのおでん。熱い。うまい。辛い。
主人公のちょっと跳ねた感じが最初気になったけど、そのうちその人の個性なのかなと思って。
でも。それが後で生きてくる。
コウタの千日を思う気持ちが半端なく何処となく可愛い。落ち着いた千日とバランスがとれていて岸井ゆきののエピソードなんかもおもしろい。
何処かでstoryが繋がっているので違和感なく観られた。亡くした友だちをいつまでも断ち切れずにいた千日の気持ちが上手く表現されていたし。
和久井映見の朗らかさ、光石研など好きな俳優さんが
出ているのもよかった。
宮本の優しい語り。和らいだ雰囲気がとても良かった。
千日紅はとても好きな花です。ストロベリーフィールドというのは初めて知りました。花言葉の変わらぬ愛。
永遠の恋。
和久井映見の子供に生まれたい。
確かに、練乳だくだくのストロベリー
な映画でしたが。。。
面白かったです。
古舘君のオーバーアクション
やたら目を剥く演技
役柄に助けられ
ギリギリセーフ!!!
童貞喪失シーンは、笑った。
隣の部屋の女優さんが、一番好き。
ビートルズについてもっと語ってくれ・・・
わざわざ東京で一人暮らしをしていたのは何故?人とのコミュニケーションを取るのが苦手な主人公コウタ。職場では上手くやっていたように感じられるものの、はたして自閉症気味のコウタを一人暮らしさせる必要があったのだろうか、両親にも問題ありだったのかなぁ。
そんなコウタの両親を和久井映見と光石研が演じているのだけど、親友のシンジが住んでいた「いちご苑」にからめてジョン・レノンが住んでいたストロベリー・フィールドについて教えてくれたため、いきなりビートルズの話題となるのだ。なんだかこのシーンが一番好きだ。お父さんも相当ビートルズにのめり込んだ世代なのがわかる。しかし、「長くなるぞ」と言ったのにそこまで・・・1分くらいでいいから語ってもらいたかった。
あーちゃんの電話番号を聞きたいんだけど言い出せないもどかしさ。伸二の命日でもあるが、七夕という特別な日だけに、年に一回のデートは寂しすぎる。これを逃すとチャンスはないぞ!とコウタを応援したくなる作品なのです。そして1年後、さらに1年後・・・イライラ、もやもや、コウタの苛立ちの感情がそのまま伝わってくる。
少年時代の記憶。そしてあーちゃんの秘密。色んな思いが交錯するも、伝えきれない中、偶然にも自転車という共通項があった。最後には爽快感こそあるものの、全体的には平坦で盛り上がりがないままの作品。やっぱり童貞奪われエピソードに引いてしまったのが原因かも・・・
清原かやで石橋静河とは羊頭狗肉なり、残念
清原かや見たさで観たら、セリフ一言で、茫然自失しました。
清原が大人の演技も出来たと思います、スケジュールの都合でしょうか、石橋さんには荷が重かった。
それと、主人公のアナウンサーの息子は情緒不安定で観てていらいらしましたね。
少年と少女はそのまま大人を演じれば良かった、脚本は良かったのに残念でした。
退屈すぎる
芸能人二世同士のW主演。
まだ主演はるには実力不足なのか、とにかくどこに傾倒している映画なのかさっぱり分からないまま終わった。
これで2時間弱観るのは辛かった。
お金出して映画館に観に行ってたらキレてたな。
なぜこれを観ようと思ったかは、言わずもがなの清原果耶さんのファンだから押さえておこうと。
出演シーンは抜群の存在感を放ってる。
しかしセリフは「しんちゃん!」この一言だけ。
嘘やろ〜〜😫😫😫
おわり😑
主人公のハイテンション演技に辟易
とにかく主人公コウタの演技が、まるで舞台劇もしくはコントのようなハイテンションなため、観ていてイライラウンザリ。
ヒロインの千日が淡々とした演技な分、余計浮き足立って見えてしまう。
というかこの2人ホントに同級生か?と思うほど年齢感に隔たりがある。
石橋静河は他の映画でもテンション低めの役どころが多いが、本作に至ってはそれがマイナスになった印象。
コウタの衣装が年を重ねても変わり映えしないのは意図的な演出なのかもしれないが、それにしても現実味がない。
劇映画ではなく、銀杏BOYZのショートフィルム形式のPVとかだったら、まだ収まりが良かった気もする。
「豪華キャストのカメオ出演」というのが宣伝の売りらしいが、どうでもいい面子ばかり。
否、みうらじゅんは唯一豪華かもしれない。
舞台の一部が以前住んでいた場所だったため、見慣れた光景が出てくるという意味で少々の懐かしさは感じた。
<ストロベリーフィールド 千日紅 永遠の恋>
<七夕 女神との遭遇 毎年の逢瀬>
初恋の女の子は男が歳を重ねるごとに美人になっていく反比例の法則は有名だが、千日演じる石橋静河は十分、綺麗なのでコウタの反応はやや過剰だが理解できる。(あと、両親のコウタへの接し方を観ていると軽度の症状が見て取れる)
だが、逢瀬を待ちわびていたのは、コウタだけではなかったし、女神は普通の女の子だった。
女優陣〈特に石橋静河、清原果耶〉の各々の持ち味を出した演技と佇まいが良いし、周囲を固める宮本信子さんを始めとする熟練の方々が脇を締めているので、画が安定している。
脚本が素晴らしいなぁ、とエンドロールの銀杏BOYZの曲を聞いていたら、岡田惠和の名前が。
そりゃ、面白いわな、と納得した。
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