カッターヘッド 真夜中の切断魔のレビュー・感想・評価
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13金とレザーフェイス
なんだこの亜流感。別荘には湖もついているし、襲ってくる男もつぎはぎだらけのレザーフェイス。13金などと違って、家族の女子チームという設定だけが楽しい。幼い女の子ケイラとマディ(二人は実の姉妹)が森の中でティーパーティだと、ママゴトのティーセットに夢中になり、そこにあったお菓子を食べてしまった。夜は嘔吐の繰り返し・・・だめだよ、そんなの食っちゃ。
パパはもうすぐ来るからね。とママになだめられても天井上では大きな音がするし、不気味なことだらけ。パパがようやく帰ってきたかと思ったら、両目を切り抜かれて死んでいた・・・と、まぁまぁ怖い物語。
ケイラが読んでいた絵本が不気味さを醸し出しているものの、因果関係がまったくわからないまま。これでロケ地がクリスタル・レイクだとしたら、監督が認められたくて作ったに違いないと思える作品でした。
闇はどこに隠れているか
既視感塗れの殺人鬼スリラー。
真夜中の切断魔氏のビジュアルに笑ってしまう。
いや普通に不気味。森に囲まれた湖畔の夜にこんな奴見かけたら卒倒すること間違いなし。
別荘とはいえ安心の場であるはずの家に何かやって来る系はどうしたって怖くなる、好きなシチュエーション。
趣向の凝った追い詰め方に一々ビビって楽しめた。
いつ何処から襲って来るかしれない恐怖や、僅かな希望を無残に断つ不条理さが好き。
一々先回りして逃げ道塞いだり絵を描いたり、タイミング見て小手先遊びをしていたんだろうか。気持ち悪いな。
頭が弱いどころか相当計算して母娘を怖がらせることに全力を注ぐ切断魔氏、動機も目的も全く意味不明で興味深いことこの上ない。
家に響く異音がとても近く感じて恐ろしかった。絶対にこんな目には会いたくないな…。
ひそひそ声の出来ない娘達とやたら空回りする母親には流石にイラついた。現実味はあるけれど。
今さら戸締り強化しても手遅れでしょうとか、早くガラス割りなよとか、そこでダラダラ泣くんじゃないよとか、とにかく細かいツッコミは止まらない。
Mummy~‼︎と騒ぎまくる子供、リアルならこんなもんか。
しかし後半はだいぶダレてきてしんどかった。
小綺麗でありがち過ぎる終盤も残念。
意外性のある顛末になるかと思っていたのに。
ガキンチョならではの機転の利いた決死のファイトを見せてくれよ。
粗っぽい映像も薄すぎて物足りないゴアも見逃してきたのにそりゃ無いぜ、と勝手に向けた期待を折られてガッカリしてしまった。
B級の王道殺人鬼モノとして普通ではあるけれど。
絵本の答えが全然分からない。
絵本
毎年訪れる湖畔の別荘で何者かに襲われる母親の話。
まず、劇場の問題なのかそういう演出なのか判らないが映像が明るく飛んでいてみにくいところからスタート。
怪しい雰囲気を醸し出しつつ別荘に着いて物語が展開していくのかと思いきや、ちょいちょい変なヤツが映り、終始良く判らないけれど迫ってくる何かに怯える母娘をみせるばかり。
終盤やっとそいつが出てくるものの、捕らえたいのか殺したいの良く判らなければ、そもそもどんな思いで何をするのかも良く判らず。寂しいのか?気付いて欲しいのか?何の為に?という感じ。
ネズミがどうとかカラスがどうとか何かの暗喩なのかも知れないが良く判らないし、結末も呆気ないし、何も伝わらなかった。
突然の大音量で驚かすびっくり箱ホラーじゃなかったのがまだ救い。…救いでもないか。
前半部分
前半部分のジワジワと母親と幼い娘二人に言い知れない、不思議な何かわけのわからない恐怖や違和感が精神的にのしかかるように描かれていていい感じなのが後半、切断魔の登場から有名な映画そっくりのキャラや最後のしめ方までもが同じなのは、どういうことか?途中から監督が変わったのか?
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