「よそ者を排他的削除する集団心理」楽園(2019) 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
よそ者を排他的削除する集団心理
既に限界集落には無いと思いますがね、何故ならがめつい人々が殆ど居ないのだから。残り人生で諦め半分だし。
大都市になれない中途半端な都市の方が排他的沢山。
転勤・遠方長期出張などで色々場所周る人間にはそれが見える。
保守的で排他的な土地や人間が。よそ者に荒らされたく無い。邪魔されたく無い。仲良い仲間達のみで人生送りたい。
愚痴からはじまりましたが、今回は「楽園」
吉田修一の短編小説から2作を選び合体させての映画化とは聞いておりましたが、感想を並べさせて頂きますと
・映像演出が下手(特に前半)。原作と俳優で保っている様な作品。
・限界集落や榎本ジジイの言葉など時代に合っていない感あり。古臭い。
・人間排他、闇、老害などイヤミスをとことん観せつけるのは構わないが、オリジナルで作成した「楽園」タイトルに何かと結び付いていない。虹郎の終盤一言での無理やり感あり。
・二つの短編集を繋げる意味が見出せなかった。小説のグレーゾーンがハッキリになってしまい、小説の良さが失われている所あり。
など、私とすれば小説の映画化は百歩譲るが、映画の価値は見出せなかった。
排他的、保守的人間はこんなイヤミス映画観る訳&考える訳ないし。
まぁ、悪い意味で人間の特徴が出ている映画でした。
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kossyさんのコメント
2020年4月24日
巫女さんのマニアックな映画レビューも楽しみにしてるのですが、VOD契約してないのでなかなか観ることができません。
最近、収入が少ないので従来通りケーブルテレビ中心で見まくります!