「最初から最後までスッキリしない」楽園(2019) nag maさんの映画レビュー(感想・評価)
最初から最後までスッキリしない
田舎というある種の閉鎖空間で、その「田舎」に人生を狂わされた人達のストーリー
田舎特有の習慣というか、排他的心理から引き起こされた事件という共通テーマになってます
2つのストーリーが同時進行するため、だいぶ分かりにくい作りです(原作はどうなんだろう...)
基本的には善次郎と紡の二人の視点から話が展開していきます
善次郎の視点はとある事がきっかけで村八分に追い込まれ、最後にある事件を起こすまでの人間模様を画いたストーリー
紡の視点は祭りの日に行方不明事件が起き、集団心理によって容疑者にされた男に関わるストーリー
どちらのストーリーもスッキリしないですが、特に善次郎の方は後味が悪い...
色々と首を傾げるポイントがあり、全体的に難解な映画と言った印象でした
ちなみに、全てのきっかけとなった12年前の事件は解決しません(紡の回想?がありますが、恐らく紡の想像の産物)
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