「何かが足りない…」マイ・サンシャイン らぶにゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
何かが足りない…
主演の ハル・ベリー と ダニエル・グレイグ が好きなので観に行きました。1992年のロサンゼルス暴動を題材にした作品なんですが、なんだかピンと来ませんでした。当時、子供ながらに、アメリカの人種差別って嫌だな…とか、だからって暴動なんて怖いな…とか、そんなこと思いました。この作品も、そういう暴動に巻き込まれた家族を描きたかったようです。ドキュメンタリーのようで、ドキュメンタリーではない。かと言って、ハル・ベリー の家族を描くドラマとしては、なんだか中途半端な気もするんです。黒人、白人、どちらも被害者であり、加害者であり、無意味な争いがありましたとさって感じでしたね。ハル・ベリー と ダニエル・グレイグ も、最初は、仲の悪い隣人さん。急に気を許した展開も不思議でした。私は、二人を観に来た訳なので、二人の絡みがあって、良かった、良かった、なんですけど、何があったの?って思いました。とはいえ、二人の演技は素晴らしかったと思います。レンタルでも充分な作品かもしれません。
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