37セカンズのレビュー・感想・評価
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《一歩踏み出す勇気 ヒロインズ・ジャーニー》
脳性麻痺で車椅子ユーザーで漫画家志望の23歳女性が、
エロ漫画雑誌を拾うことで、多くの仲間に出会い、
知らなかった世界を知り、旅をすることで成長し、
日常に戻った後、生活が輝き始める…というお話。
まさか「エロ漫画雑誌」が人生を変えるきっかけになるなんて、
誰もが想像しないだろう。
どこにきっかけがあるか、キーパーソンがいるか、そんなことは分からない。
「直感」を信じて『一歩踏み出す勇気』を持つことで手にすることができる。
見事なまでの「ヒーローズ・ジャーニー」である。
障がい者のお涙頂戴の話ではなく、誰もが旅に出ることができるということを教えてくれる。
#37Seconds
#ヒーローズジャーニー
#一歩踏み出す勇気
めっかっちゃった!
冒頭の母娘の入浴シーンで、これは想像とは違う映画と確信
主人公のしゃべり方がめっちゃ可愛くて萌え~なのだが、心情的にはお母さんに感情移入
あれが見つかったときには、観ているこちらも気まずくドキドキ
笑い泣きしました
身体に障害を抱えていても、心はどんな健常者よりも明るく輝くことができる。そう語りかけてくるお話です。
昨年から障害者を扱った作品を何本か観てきたので
この作品も観ておこうかなというくらいの気持ちで鑑賞。
という感じで何気なしに観た作品だったのですが、思った以上に
心に残る というか
心を揺さぶられる作品でした。
「障害を持った娘を守らねば」
娘を箱に入れて守り続けようとする母。
「本当はやればできるのよ」
母に自分の想いが届かないことに苛立つヒロイン。
障害を持った娘とその母。
この二人を中心に進むお話のひとつ一つが息づいていました。
話の進み方もとても自然で
気がついたらもうエンディングでした。
☆
すごく記憶に残ったシーン
存在も知らなかった「双子の姉」との出会いの後に
主人公がベッドに横になってつぶやく一言。
「わたしで良かった」
生まれて来る順番が逆だったら、障害を抱えるのは
姉のほうだったかもしれない。
そう知った夜に、口から出たセリフ
「わたしで良かった」
なんという一言なのか。
何かこう救われたような、ほっとした気持ちになりました。
主人公にもし出会えたら
「あなたを知る事ができて良かった」
そう声をかけようと思います。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
良い映画
映画やし(現実は厳しいと思うし終盤の展開はあり得ないと思う)
けど泣いてしもた。
殻を破るって大変やね、、
全部 自分次第なんやね、、
ユマ役の子に拍手を送りたいです。(皆さん良かった)
あえて厳しく
脳性麻痺でゴーストライターの障害者が独立志向を機に様々な体験をしていく話。
話の展開としては面白いのだが、演出的盛り方がいまいち好きになれない。障害者として踏み切れない大人の世界をイチから描こうとして、制作にあたり疑問に思う点はいくつかあった。
エロ出版会社の電話保留音、出会い系サイトでいかにもオタク男子登場、エロ雑誌だけならともかく生々しいアダルトグッズ表現(今ならネットで裏画像いくらでも観れるのに)。リハビリ施設内で電動車椅子ぶっ飛ばし逃走。
なんでこういう作品で派手に盛るかねぇ⁉️
現実味が無くなるのよ。
障害者モノを変に面白おかしく語る映画が最近多い。
障害者の盛らない日常が観たいのよ。(ラブホテル、新宿2丁目の様なスナックは分かる。)
後半は感動的だが、「前半の母親投げ出してまでも彼女の独立志向物語はどこ行った?」感があり、実在の姉妹が演じようが何だろうが私には重くのしかからなかった。
障害者成長物語なら後半話飛びすぎだし、後半こんな形で感動させたいなら前半の盛り日常演出が活きていないし、う〜ん。「映画の着地点を気にしすぎたのでは?」と思えてしまう映画でした。
作品を絶賛している方々すまぬ。
これなら映画ならではの風情がある「ジョゼと虎と魚たち」の方が私は好きだ。
ただただ純粋に「いい映画」
めちゃくちゃ良かった。
これは「面白い」の良かったといよりかは、「感動」の良かったですね。
題材からも分かるとうり決して面白くはない。
しかし障害を持ってしまった方のリアルに見事に真っ正面から挑み、見事に描き切っている。
実話でもなんら驚きはしない。(ラストの展開も佳山さんに関する実話らしいです)
漫画と映画のハイブリッド映像はとても新鮮で心が踊った。また曲のセンスも良くて知らぬ間に足でリズムをとってしまった。
ストーリーも「自分らしく前向きに生きろ!」という普遍的なメッセージ性があり障害を持ってしまった方達に対して、そして自分の将来の生き方を考え直す必要があるな、と思わされた。
7割くらいの映画、邦画だと9割ぐらいの映画が映画のタイトルを冒頭の方に画面いっぱいにだす。
しかしこの作品は本編の最後にでてきて、そのタイトルの周りに鳥が翔んでいるというデザインだ。
これを観て「あぁ。この作品は今終わったのではなく今始まったばかりなのだなぁ」と思った。
HIKARI監督は大化けしますよ!
そしてこれからは、障害者という言葉は使わない!
彼等だって同じ人間だから。
良い作品!泣けた!色んな事を受け入れて、しっかり意思を持って前に進...
良い作品!泣けた!色んな事を受け入れて、しっかり意思を持って前に進んでいく主人公に感情移入しまくり。しかも主人公優しいし、なんだか勇気をもらえた作品だった。
序盤の行動力発揮が良かった!!
海外展開を意識して、東京の風景がクリアに撮れていました。母親の締め付けと勤務先のパワハラ(どちらもいかにも日本的)の中、抜群の行動力を発揮していく序盤はこれは凄いと面白かったです。しかし全部上手く行きますし、嫌な人も半分はいるはずなのに出会う人々も皆さん温かいので、かなり薄く緩く感じてつまらなく思い始めました。何故かそばにいる大東、初めて会ったおっさんが突然姉の居場所を言う、そしてタイロケ(要るのか)と中盤以降は作者が変わったのかと強い違和感を感じました。また、入浴介助や電車から降りる描写はそれぞれ出だしの一回だけで、後は常に身綺麗にしてあちこち遊びに出掛けたり、長距離ドライブも楽勝なので、制作者が面倒臭いから介助シーンは全部カットだと感じているのがはっきりと伝わりました。序盤の独自性と接地感が良かっただけに、後はファンタジー化して薄過ぎて尻すぼみに感じました。以上の理由で、「私で良かった」という台詞も共感させるにはまだまだ描写が薄く、言わされている感が強かったです。
親知らず
出生時に37秒間呼吸が出来なかったことによって脳性麻痺となった22歳の女性の自我と自立の話。
着る服も髪型も押しつけてきて、ハンバーグのカットにさえ手を出してしまう程の超過保護な母親と2人で暮らし、仕事は友人でもあるキラキラな漫画家のゴーストライターをしている主人公が、自分自身を出そうとする中で世間と自身を見つめていくストーリー。
大人しく声も小さく主張しない主人公が、さあ今日は、と決めた日に一人になった時の笑顔が可愛らしくてちょっとワクワク。
人としても介護士としても色々な意味でスーパーな2人に、あるべき姿の一つの形をみせられる。
公衆電話からの流れはかなりぶっ飛んでいるけれど、そんなのお構いなしに泣かされまくりw
一人だけちょっと搾取する人物がいたけれど、その人物も後ろめたさはある様子。それ以外の登場人物達は全て優しい人ばかり。
母親にしたって、ちょっと病的にも感じるところもあるけれど、リアルなところを考えたら、気持ちはわかるし頭ごなしに否定は出来ない。
みている側に自戒や自問を投げかけている様でもあるし、成長物語としても面白かったし、主人公の身体のことがなくてもドラマとして見応えがあった。
ジュブナイル
そこから一歩も動かないのなら
君は「侮辱された人間」だ
そこから一歩歩き出せたら
君は「負けなかった人間」だ
怖いとは言うべきじゃないな
辛いとは言うべきじゃないな
どうせ誰も助けてくれない
それを分かって始めたんだろう
誇り高き少年少女
それでも曲げぬ自分の意志を
未だ枯れない表現欲と
無謀さを武器に駆ける浮世
君が君で居られる理由が
失くしちゃいけない 唯一存在意義なんだ
ここに讃えよ 愚かなジュブナイル
最後の最後に 笑えたらそれでいいんだよ
物語は始まったばかりだ
amazarashi / ジュブナイル より~
ある女性が遅めの反抗期を迎えるお話。
でも、彼女はどうしようもない
ハンディキャップを背負っている
それを自分以外のヒトに
あたったり、押し付けたりはしない。
苦い思い出も語らない。
すべてを引き受けることを
こころに秘めた実存主義者のようだ。
彼女はつよい人間だ。負けなかった人間だ。
彼女の好奇心が、行動力が、表現力が、
その高潔なこころが
彼女自身をかたちづくっている。
…そんな彼女の姿が
健常者であるわたしたちの
背中を強く押してくれる。
彼女が唯一、感情をぶつけことのできる母親…
母親の心情を察するにあまりある
愛情にも胸を打たれました…
よくぞ、取り上げにくいこの題材を
さすが、NHKは取り組んでくれました。
わずか「37秒」の時間で
引かれてしまう生命のボーダー…
当たり前に生きている奇跡に、
五体満足に産んでくれた母親に、ありがとう!
主演の佳山明さん、体当たりの演技で素晴らしいです。 実際には差別と...
主演の佳山明さん、体当たりの演技で素晴らしいです。
実際には差別と偏見に満ち溢れているだろうが、この映画にはいい人しか出て来ません。
家族も含めた、人間の成長物語として気持ち良く鑑賞出来ました。
ステキな映画
私も心配性なのでママの気持ちも良くわかる。
だが彼女はお金も稼げる、もう大人。
お化粧したいし、可愛い服も着たいんだ。
髪型だって好みがあるさ。
みんなでわいわい酒も呑みたい。
キスもしたいしセックスだって。
恋はもちろん、そりゃそうだ。
仕事だって・・・!
ゆまちゃんはそれらのひとつひとつにチャレンジ。
彼女の実行力はとてつもない。
不自由な体でも、やろうと思えば何でもできる。
素敵だ。
ゆまちゃんの表情、声色
なんともいえず可愛らしい。
そして彼女の最後の顔は自信に満ちていた。
これ観に行って良かった。
デビュー作で!
当てたら乱闘騒ぎになるデッドボール投げる人なんだねってスタート直後に思い知らせました。この監督さんはタブーって概念かなり低めですね。ある意味、称賛に値しますしね。まだこから二十年三十年てキャリアを重ねることになるけど究極の極致はどんな作品なんだろうかと怖いけど楽しみでもあります。作品の主役のリアルな蚊の鳴くような声や地味ですがしっかり脇を固めてる方々も好感持てますが彼女は家族の支えや福祉の網に掬われてますが世の中には家族に見放され軽犯罪を繰り返し刑務所に救われてる知的障害者が多数います。彼らと比べると彼女は恵まれてますので私の心の奥までは響きませんでした。
「自分って何だろう」と思ったら、観て!!
10代の頃なら社会へ出て行く開放感と成長に感動し、
大人になった今は、母親の子への想いに涙しました。
初めは障害から生じる社会問題を描いているだけかと
思って、フラットな気持ちで足を運んだのですが、
主人公の愛しさがとにかく魅力的で、1人の成人した女性の物語として只々胸が熱くなりました。
周りの人の優しさも、障害者に対するものから彼女だからこそ優しく触れたくなる変化の描き方がとても自然で、いやらしくなくて良かったです。
あとは光の描き方がとっても綺麗だったり、
音楽もここで主題歌(?)来たー!ナイス!となったり、
後半でまさかの展開を迎えたりしますが、
とても心地良くラストに向かって前向きになりました。
生きることに不安になった時は、きっとこの映画を思い出すんだろうなぁ。
障害者と性のタブーに踏み込む
あまり話題になってないのが残念だが主演の方実際に障害者の方なのですねいきなりこの役をやるには相当勇気がいるはず裸も出るけどR指定にならかったのは単なるエロ目的の露出ではないとこの作品NHK も製作に関与してるのですね近年はLG BT等にも踏み込んでるようです!
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