37セカンズのレビュー・感想・評価
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新反則映画。てっきりドキュメンタリーと思ってました。 主役の彼女が...
新反則映画。てっきりドキュメンタリーと思ってました。
主役の彼女がもう完全に女優。引き出した監督の手腕に拍手。彼女の自立の物語なのだが、私は別の目線で見てました。それは母親の視点。自分の子どもに対し、障害ゆえか、つい過保護に。でもそこには確かな愛があった。
今、息子が高校受験。親の期待を意識してか、結構無謀なチャレンジに臨みます。止めるのが正解か、いや後々恨まれても…結局何もできません。そんな現実からお母さんに感情移入してしまい、終盤は涙、涙でした。神野三鈴さんって女優さん、すごい実力者です。
主役が離れていったYouTuberの困惑が、ざまあみろ、で笑えました。
シアター1座席D-4、やや前過ぎた。観客10名弱。ゆっくり見られます、国際松竹。
ボ〜っと生きてんじゃねーよ!!(笑)
ノーマークの作品でしたがTBSラジオの番組
ライムスター宇多丸の
「アフターシックスジャンクション」で
リスナー推薦枠で紹介されることになったので
興味を持って観に行きました。
よく言われることだけど
障碍が有っても無くても
頭の中で考える事はみんな同じで
嫉妬や反発もすれば性欲だってある。
ただ、ちゃんと行動に移すか移せないか〜
そういう意味では言い訳ばかりして
何もしようとしない健常者よりも
この映画の主人公の方が
よっぽど前向きで
傷つくことを恐れない強さがあって
ボ〜っと生きてんじゃねーよ! と、
ブン殴られた様な気恥ずかしさを感じました。
私も第二の人生への出会い系頑張ってみようかな〜(笑)
何かを変えたくても一歩踏み出せない方!
ぜひご覧下さい!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
いや〜〜頑張ったよね〜〜主演の佳山明さん!!
この映画のためにオーデションで選ばれた
本当に障碍を持って生まれた女性!
この映画の主人公も私から見れば
とても大胆な冒険に走るのだけど
それを演じた彼女も大冒険だったでしょう。
お疲れ様です!!
そして、出て来る中堅女優さんがみんないい仕事してる!!
母親役の神野三鈴(かみのみすず)さん!!
障碍者専門の売春婦を演じた渡辺真起子さん!
出版社の編集長役の板谷由夏さん!!
この辺りの女優さんが出て来ると画面が安心!!
みんな素敵!!
障碍者のセックスと自立を扱った映画として
1913年に日本公開された「セッションズ」を思い出すけど
この映画はそれほどセックスに絞った話では無く
障碍の無い人が、
障碍の有る人を
どこまで手伝えば良いのか?
みたいな話だと思いました。
駅などで障碍者をよく見かけしますが
何かを手伝ってもらうたび、
「ありがとう」「すいません」を連発してる。
障碍がなければわざわざ言う必要のない言葉を
健常者の自己満足のために言わされてる様に
見える時もある。
障碍者をよく見て、本当にできないことだけ、
お手伝いすれば良いのでは?といつも思います。
@お勧めの鑑賞方法は?
この新人監督HIKARIさんを応援する意味で
劇場で観て下さい!!
瑞々しい
《一歩踏み出す勇気 ヒロインズ・ジャーニー》
脳性麻痺で車椅子ユーザーで漫画家志望の23歳女性が、
エロ漫画雑誌を拾うことで、多くの仲間に出会い、
知らなかった世界を知り、旅をすることで成長し、
日常に戻った後、生活が輝き始める…というお話。
まさか「エロ漫画雑誌」が人生を変えるきっかけになるなんて、
誰もが想像しないだろう。
どこにきっかけがあるか、キーパーソンがいるか、そんなことは分からない。
「直感」を信じて『一歩踏み出す勇気』を持つことで手にすることができる。
見事なまでの「ヒーローズ・ジャーニー」である。
障がい者のお涙頂戴の話ではなく、誰もが旅に出ることができるということを教えてくれる。
#37Seconds
#ヒーローズジャーニー
#一歩踏み出す勇気
めっかっちゃった!
身体に障害を抱えていても、心はどんな健常者よりも明るく輝くことができる。そう語りかけてくるお話です。
昨年から障害者を扱った作品を何本か観てきたので
この作品も観ておこうかなというくらいの気持ちで鑑賞。
という感じで何気なしに観た作品だったのですが、思った以上に
心に残る というか
心を揺さぶられる作品でした。
「障害を持った娘を守らねば」
娘を箱に入れて守り続けようとする母。
「本当はやればできるのよ」
母に自分の想いが届かないことに苛立つヒロイン。
障害を持った娘とその母。
この二人を中心に進むお話のひとつ一つが息づいていました。
話の進み方もとても自然で
気がついたらもうエンディングでした。
☆
すごく記憶に残ったシーン
存在も知らなかった「双子の姉」との出会いの後に
主人公がベッドに横になってつぶやく一言。
「わたしで良かった」
生まれて来る順番が逆だったら、障害を抱えるのは
姉のほうだったかもしれない。
そう知った夜に、口から出たセリフ
「わたしで良かった」
なんという一言なのか。
何かこう救われたような、ほっとした気持ちになりました。
主人公にもし出会えたら
「あなたを知る事ができて良かった」
そう声をかけようと思います。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
良い映画
映画やし(現実は厳しいと思うし終盤の展開はあり得ないと思う)
けど泣いてしもた。
殻を破るって大変やね、、
全部 自分次第なんやね、、
ユマ役の子に拍手を送りたいです。(皆さん良かった)
あえて厳しく
脳性麻痺でゴーストライターの障害者が独立志向を機に様々な体験をしていく話。
話の展開としては面白いのだが、演出的盛り方がいまいち好きになれない。障害者として踏み切れない大人の世界をイチから描こうとして、制作にあたり疑問に思う点はいくつかあった。
エロ出版会社の電話保留音、出会い系サイトでいかにもオタク男子登場、エロ雑誌だけならともかく生々しいアダルトグッズ表現(今ならネットで裏画像いくらでも観れるのに)。リハビリ施設内で電動車椅子ぶっ飛ばし逃走。
なんでこういう作品で派手に盛るかねぇ⁉️
現実味が無くなるのよ。
障害者モノを変に面白おかしく語る映画が最近多い。
障害者の盛らない日常が観たいのよ。(ラブホテル、新宿2丁目の様なスナックは分かる。)
後半は感動的だが、「前半の母親投げ出してまでも彼女の独立志向物語はどこ行った?」感があり、実在の姉妹が演じようが何だろうが私には重くのしかからなかった。
障害者成長物語なら後半話飛びすぎだし、後半こんな形で感動させたいなら前半の盛り日常演出が活きていないし、う〜ん。「映画の着地点を気にしすぎたのでは?」と思えてしまう映画でした。
作品を絶賛している方々すまぬ。
これなら映画ならではの風情がある「ジョゼと虎と魚たち」の方が私は好きだ。
ただただ純粋に「いい映画」
めちゃくちゃ良かった。
これは「面白い」の良かったといよりかは、「感動」の良かったですね。
題材からも分かるとうり決して面白くはない。
しかし障害を持ってしまった方のリアルに見事に真っ正面から挑み、見事に描き切っている。
実話でもなんら驚きはしない。(ラストの展開も佳山さんに関する実話らしいです)
漫画と映画のハイブリッド映像はとても新鮮で心が踊った。また曲のセンスも良くて知らぬ間に足でリズムをとってしまった。
ストーリーも「自分らしく前向きに生きろ!」という普遍的なメッセージ性があり障害を持ってしまった方達に対して、そして自分の将来の生き方を考え直す必要があるな、と思わされた。
7割くらいの映画、邦画だと9割ぐらいの映画が映画のタイトルを冒頭の方に画面いっぱいにだす。
しかしこの作品は本編の最後にでてきて、そのタイトルの周りに鳥が翔んでいるというデザインだ。
これを観て「あぁ。この作品は今終わったのではなく今始まったばかりなのだなぁ」と思った。
HIKARI監督は大化けしますよ!
そしてこれからは、障害者という言葉は使わない!
彼等だって同じ人間だから。
序盤の行動力発揮が良かった!!
海外展開を意識して、東京の風景がクリアに撮れていました。母親の締め付けと勤務先のパワハラ(どちらもいかにも日本的)の中、抜群の行動力を発揮していく序盤はこれは凄いと面白かったです。しかし全部上手く行きますし、嫌な人も半分はいるはずなのに出会う人々も皆さん温かいので、かなり薄く緩く感じてつまらなく思い始めました。何故かそばにいる大東、初めて会ったおっさんが突然姉の居場所を言う、そしてタイロケ(要るのか)と中盤以降は作者が変わったのかと強い違和感を感じました。また、入浴介助や電車から降りる描写はそれぞれ出だしの一回だけで、後は常に身綺麗にしてあちこち遊びに出掛けたり、長距離ドライブも楽勝なので、制作者が面倒臭いから介助シーンは全部カットだと感じているのがはっきりと伝わりました。序盤の独自性と接地感が良かっただけに、後はファンタジー化して薄過ぎて尻すぼみに感じました。以上の理由で、「私で良かった」という台詞も共感させるにはまだまだ描写が薄く、言わされている感が強かったです。
親知らず
出生時に37秒間呼吸が出来なかったことによって脳性麻痺となった22歳の女性の自我と自立の話。
着る服も髪型も押しつけてきて、ハンバーグのカットにさえ手を出してしまう程の超過保護な母親と2人で暮らし、仕事は友人でもあるキラキラな漫画家のゴーストライターをしている主人公が、自分自身を出そうとする中で世間と自身を見つめていくストーリー。
大人しく声も小さく主張しない主人公が、さあ今日は、と決めた日に一人になった時の笑顔が可愛らしくてちょっとワクワク。
人としても介護士としても色々な意味でスーパーな2人に、あるべき姿の一つの形をみせられる。
公衆電話からの流れはかなりぶっ飛んでいるけれど、そんなのお構いなしに泣かされまくりw
一人だけちょっと搾取する人物がいたけれど、その人物も後ろめたさはある様子。それ以外の登場人物達は全て優しい人ばかり。
母親にしたって、ちょっと病的にも感じるところもあるけれど、リアルなところを考えたら、気持ちはわかるし頭ごなしに否定は出来ない。
みている側に自戒や自問を投げかけている様でもあるし、成長物語としても面白かったし、主人公の身体のことがなくてもドラマとして見応えがあった。
ジュブナイル
そこから一歩も動かないのなら
君は「侮辱された人間」だ
そこから一歩歩き出せたら
君は「負けなかった人間」だ
怖いとは言うべきじゃないな
辛いとは言うべきじゃないな
どうせ誰も助けてくれない
それを分かって始めたんだろう
誇り高き少年少女
それでも曲げぬ自分の意志を
未だ枯れない表現欲と
無謀さを武器に駆ける浮世
君が君で居られる理由が
失くしちゃいけない 唯一存在意義なんだ
ここに讃えよ 愚かなジュブナイル
最後の最後に 笑えたらそれでいいんだよ
物語は始まったばかりだ
amazarashi / ジュブナイル より~
ある女性が遅めの反抗期を迎えるお話。
でも、彼女はどうしようもない
ハンディキャップを背負っている
それを自分以外のヒトに
あたったり、押し付けたりはしない。
苦い思い出も語らない。
すべてを引き受けることを
こころに秘めた実存主義者のようだ。
彼女はつよい人間だ。負けなかった人間だ。
彼女の好奇心が、行動力が、表現力が、
その高潔なこころが
彼女自身をかたちづくっている。
…そんな彼女の姿が
健常者であるわたしたちの
背中を強く押してくれる。
彼女が唯一、感情をぶつけことのできる母親…
母親の心情を察するにあまりある
愛情にも胸を打たれました…
よくぞ、取り上げにくいこの題材を
さすが、NHKは取り組んでくれました。
わずか「37秒」の時間で
引かれてしまう生命のボーダー…
当たり前に生きている奇跡に、
五体満足に産んでくれた母親に、ありがとう!
ステキな映画
デビュー作で!
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