スパイダーマン ファー・フロム・ホームのレビュー・感想・評価
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ウェルカム・ホーム ピーター
中学生の頃、ジョン・ロミータの描き出す曲線美に魅せられて、スパイダーマンのコミックにハマって以来大好きなシリーズで、映画のスパイダーマンはずっと追いかけてきた。サム・ライミ版も捨てがたいが、トムホ演じるスパイダーマンは実に魅力的だ。早口でまくしたてながら飛び回る。彼こそ、オリジナルのイメージに限りなく近い。
しかし、時代背景や版権のパワーバランスによって、微妙にアップデートし続けた結果、高校生のピーターは最弱とも思える設定になり下がってしまった。別にトニー・スタークにスーツを作ってもらわなくても、銃弾は感覚でよけられるし、先端のテクノロジーを自在に操っていた。はずだったのに、アベンジャーズの見習いメンバーに成り下がったのがずっと不満だった。
今回それが上手に生かしてある。オリジナルのピーターは、恋人や家族に自分を打ち明けられず、金欠で、学業も困難続き。それもこれも、スパイダーマンであるが故の苦悩で、投げ出してしまうわけにもいかず責任がのしかかる。詳しくはネタバレになるので避けるが、正体を明かせない、そしてテクノロジーに頼らなくとも超人的に強い。そんな彼が帰ってきたのだ。
しかも今回、『エンドゲーム』の続きの世界のことが随所にちりばめてある。すでに予告編でも取り上げてある通り、トニー・スタークが死んだ後の世界で、ピーターは日常を取り戻し、自分の恋の行方が気になって仕方ない。世界を救うことは自分の手に余ると考えている。そのあたり、絶妙のバランスでストーリーが進行していく。おかしくて、ワクワクさせられて、ちょっと切ない。そして見終わった時の感想は、
「おかえりなさいピーター」
中学生の時、夢中で追いかけたヒーローにまた会えた。
当然この続きがもっと描かれるものと期待してやまないが、アベンジャーズとは独自の世界観をたどり始めたようだ。トム・ホランドは30歳まではきっとこの高校生の役から逃れられないのだろう。マイケル・J.フォックスのように
2019.6.28
エンドゲームからのお話。 トニーが恋しくなってしまう今回。 敵も今...
エンドゲームからのお話。
トニーが恋しくなってしまう今回。
敵も今までにないような感じ。
笑い要素多めのスパイダーマン、変わらずおもしろかったです。途中フューリーの扱いに笑えました。MJとの恋愛模様も可愛らしい。
やはりラストで次回に続くんだなぁという感じですが、どうなるか楽しみです。
スパイダーマンがヨーロッパ旅行先で巻き込まれる珍道中。ずっとしっく...
スパイダーマンがヨーロッパ旅行先で巻き込まれる珍道中。ずっとしっくり来ていなかったのだけど今回のスパイダーマンのシリーズでようやく魅力を理解。未完成で危うい青年をハラハラして観る映画だったのね。針の穴を通す脚本のバランスも最高~!
スーパーヒーローの独り立ち
エンドゲームで去っていったヒーローのへ追悼であり、アインマンロスから次へと物語を紡いでいく作品。MCUにとって重要な位置づけだったはず。
その意気込みはギレンホールを招聘した事でもわかるし、脚本もかなり練ったはずでファンを喜ばす伏線回収とニヤリがふんだんだった。
自分を犠牲にして金属アームを体に埋め込んだ博士のことを思うと…。
ドローンを使って映像を作り出す?これこそ令和時代のスパイダーマンの敵という感じがした。今や当たり前のようにあるドローンをスパイダーマンでこのように使うなんて制作陣に尊敬の念を抱かずにはいられず、さらにスパイダーマンが好きになる。
闘っている時のスパイダーマンとそれ以外のスパイダーマンとのギャップも良くて画面を通して観てられるだけで幸せ。
最後は前作と同じセリフで終わるのも個人的には好きなところ。
ずる賢い大人達に純朴な高校生がいぢめられるおはなし
冒頭からサンドマン、続けてハイドロマンが登場。(決してアクアマンと言ってはいけないw)そして、ミステリオのタッグときたら、なんかもうウルトラマンか戦隊ヒーロー、対象年齢どれだけ上げてもせいぜいハリーポッターだなぁ、と感じて観ていました。
(だって、ミステリオの造形ってウルトラマンレオのノーバを思い出すし〜w)
とは言え、初代ミステリオのクエンティン・ベックだし、演じるはトム・ホランドの尊敬するジェイク・ギャレンボールだし、もしかして本作のベックは本当に良い奴?ヴェノムみたいなキャラ改変もあるしなぁ、と思いかけましたが、やっぱりベックはベックでしたw
エレメンタルズは名前だけというか、一般的な意味合いに近い使われ方で、アトランティスの奴らではありませんでした。火はヘルファイアではなくモルテンマンw真・女神転生のフレイミーズとかに近いキャラ設定として使われていましたね。
まぁ、前半1時間は「今後、スパイダーマン映画はどういう視点で鑑賞すればよいかなぁ」など迷っていたのですが、ジャスト中間地点でキタ!キタ!キタ!キターーッ!
そうだよね、これくらいの展開にしてくれなくちゃ、大人は鑑賞出来ないよw
レビュータイトルは、序盤のフューリーで思いついたのですが、可哀想にメインストーリーもそのまんまでしたw
映画スタント能力や特殊映像技術のスペシャリストであるベックを、アンチトニー派筆頭に持ってきたのは上手いねー!スタークインダストリーのホログラムやステルス技術を全投入すればベックの才能がどれだけ活かせる事か!
ようやく子供向け巨大怪獣映画から、普通のSF娯楽映画に切り替わったわw
という訳で後半はなかなか楽しめました。マリアとのやり取りで、フューリーにかなり違和感を覚えていたのだけど最後に納得w
あれ?MJの名前、メリージェーンじゃないんだ?忘れてたわ。MCU、細かいところ変えてきてるのね。
甘酸っぱいハイティーンの恋心もハッピーエンドで嬉しいです。
ハルクやらキャップやらソーを彷彿とさせる小ネタも随所に仕込まれていてなかなか楽しい。
しかし、私は本作鑑賞中、ずーっとトニーを観ていたようなものでしたw
あまり、映画や2次元のキャラクターに惚れたりしないのですが、私、マジでトニー、相当好きかも!(爆)
本作の中だけでも世界中にとてつもなく大きな影響力を与えているトニー・スタークの幻影。あらゆるシーンに頻繁にトニーを感じるわけですよ。
スタークインダストリー社プライベートジェット内で、ピーターがスーツを製作する姿にトニーの面影を見るハッピー。実に胸熱シーンでしたね。(でもピーターくん、それエシディシだからw人気のピーク、10年違うからね?間違えられちゃ、あぁぁんまりだぁぁ(笑))
今、鑑賞中の007マラソンが終わったらMCUマラソン始めてみようかと思います。色々と忘れているしねw
幻覚
掘っても掘ってもめくってもめくっても幻覚の壁が破れないバトルシーンがよかった。ピュアすぎる性格がたくましくなる様も心地ええ。ジェイクギレンホールはすっかりこの信用の置けないテイストの役柄が定着しましたね。
とても面白かった
・エンドゲームの後っていう予習をまたせず観たけど、5年のズレが理解できてよくできてるなぁと思った。リズの事をすっかり忘れてMJの事を一途に好きだった感じが少し寂しかった。
・舞台をイタリアやオーストリアにしているのがとても良かった。仲間も全員キャラが立ってて良かった。親友が一作目に続いて良い人であんな友達がほしかったと思った。
・ミステリオが自分をミステリオって名乗ってたのが設定の浅さの伏線だったのかと思った。
・魔法とかありの世界であの流れでホログラフィック?で作られた立体映像だったっていうのには驚いた。イーディスが呼べるドローンがとんでもない性能を持っていたけど、スパイダーマンを一切仕留められないのが仕方ないかと思った。
・ハッピーがおばさんの事が好きになっていたのが面白かった。自分が中年のせいか、微妙な感じがリアルに感じられた。
エンドゲームの続編❗️
ホームカミングに続いて、ピーターの同級生が相変わらず楽しい👏
前作ではミシェルとしか呼ばれてなかったのに、今作では突然MJになっている設定は、計画だったんだろうか?
ミステリオ、死なないで次作でも出て欲しかった🙌
エンドロール後のフューリーの真意や如何に‼️
IMAX3D🕶
2回目、MOVIXさいたま
ドルビーシネマ3D🕶
80点
映画評価:80点
本当にこのスパイダーマンが大好き!
若くて、今どき
幼くて、素直
騙されやすい(信じこみやすい)
でも、ちゃんと地頭は良くて、思いやりもある
ヒーローとしての資質も十分
最高のヒーローです。
上記で述べた部分は彼の弱点であり、
愛すべきポイント。
他のヒーローたちは成熟した魅力があるが故に、
性格も精神もある程度完成されている
でも、
このスパイダーマンは
ヒーローとしての自覚より学校の行事を選んでしまうくらい、まだまだ発展途上
見ていてドキドキ、ワクワクします。
心配にもなるし、爽快感もある
横(他のマーベル作品)の繋がりがありからこそ、
新しく見えてきた魅力が沢山
この作品大好きです!
【2021.9.8観賞】
おもしろい!
メタリックスーツもいいね〜
ブラックスーツもかっこいいね〜
アベンジャーズにシビルウォーから颯爽と参戦した、トムホランド演じる3代目スパイダーマン。若くて可愛くてコミカルを得意とする彼が放つネアカ感が、スーパーヒーローの青春を描くというテーマにドンピシャで、手放しで楽しませてくれる。映画が持つ引力が強い。
スパイダーマンの魅力って、物理で戦うところじゃないかな?わかりやすくて、かっこよさが伝わりやすい。普通の高校生という設定も定番だけどいいね。一方で、身体能力と戦闘センスだけが武器のヒーローって、アベンジャーズの中だと見劣りするんじゃ、、という視聴者のツッコミにも向き合ってて好感が持てる。むしろそこを逆手に取って、中核的テーマとして描いているからこそ、彼の成長性に期待させてくれるので倍楽しい。
マーベル作品群は完全にジャンルを確立したよね。大金を投じたビッグビジネスの成功は見てて清々しいね。個人的にはガーディアンズオブギャラクシーやソーラグナロクあたりが好みで、嫌味のないセンスが際立っててグーですな👍
さて、エンドロールで立ち込める暗雲。次回作は3代目スパイダーマンのシリアスな部分も見てみたい気がする。てかマーベル作品のエンドロール中・後のオマケ映像はお決まりですけど、段々と尺が伸びて内容も重要になってきてない?これも戦略?ナイス!エンターテインメント🙌
こういう種類のテーマの作品ではずれは少ない
こういう種類というのはメタ的作品という意味。
前半40分ほどの内容はよくあるアメコミハリウッド映画の内容としてあまり掴まれるものがなかったが、そこからSF的表現として今作の物語のキーアイテムであるAR眼鏡デバイスが登場し、その能力に対してSF好きとして心が動かされることとなる。そこからさらに、1:00の所で強烈な起承転結
における「転」が起こり度肝を抜かれる。far from homeという映画タイトルから、ミステリアの出自は疑っていなかったが、その前提意識が覆される。そうして敵は通常のアメコミ映画的敵役としてのエレメンタルの敵から知性あるミステリア率いるトニー・スタークの元で働いていた主に技術者による集団が敵として吸えられ、物語はどうなるものかとここにきて興味が湧き上がってくる。1:17くらいからのAR現実表現による「どこからどこまでが現実なのか分からない空間」表現も圧巻。こういう表現をアニメ以外で見た経験は少ない。(すぐに思いつくのはまどかマギカ新編における連想ゲーム的に連鎖的に表されたほむらの感情の高まりが思い出される。あとは最近見たシン・エヴァンゲリオンか。)
総評として、テーマ性は通常のアメコミ映画通り求められるものではないが、SF表現、メタ的表現による大どんでん返しの物語の作り込みという意味で今作は楽しめた。
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