「意志を継ぐ者・・・スパイダーマンの青春旅行記!」スパイダーマン ファー・フロム・ホーム ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
意志を継ぐ者・・・スパイダーマンの青春旅行記!
「アベンジャーズ エンドゲーム」の後の世界。アイアンマンの最期を嘆き悲しむ厳かな雰囲気も何のその。
指パッチン後の5年間の空白の中で、年の差が生まれて弟や妹が年上になっている・・・このふざけた状況を作品の初っぱなで、おかしく説明してくれました。
さて本編ですが、相変わらず面白かった。もう~、青春真っ只中にキュンキュンです。 それでいて、ちゃんと悩めるスパイディが出てくるかと思えば、お約束のメッチャ軽さも健在でした。
ヴィランも一捻り加えてあって良かったんじゃないですか。
「アベンジャーズ エンドゲーム」の後を受けて、今後のMCU映画に十分期待させてくれる一本でした。
ところで、日本におけるアベンジャーズへの想いってホンッと少ないんですね。世界で興収2位になった「アベンジャーズ エンドゲーム」もそれほどでもなかったようで・・・サム・ライミ版のスパイダーマンより日本の興収は少ないようです。
結局、日本人にとっては、最初のインパクトが大きいんですかね。オマケに日本人好みの悩めるヒーローってのも良かったのかもしれない。
スパイダーマンがメインの11本の作品中、日本の興収一番は、先ほど書いたサム・ライミ版の一作目で、2025年1月現在で日本興収97位でした。
悩める孤高のヒーローって設定が受けてるのかな。自分的には、ヒロインが、ガッカリだったけど。
【ネタバレ】
本作では、ニック・フューリーが出突っ張りなうえに、ミステリオのインチキに騙された事で、違和感を感じていたんだけど、まさかこっちも偽物だったなんて・・・ オマケ映像でスッキリさせてもらいました。
ところで、敵が立体映像を使うってのが斬新で面白かった。眼に見えるものが信じられないのは、ホンッと恐怖ですね。ただ、スパイディのゾワゾワ?が復活したら何の役にも立たなかったけどね。
初見の時には、あのラストがホンっと衝撃でした。懐かしのあの人が登場して、スパイディを非難したのにはニンマリしちゃいましたが。
余談ではありますが、ピーター役のトム・ホランドさんとMJ役のゼンデイヤさんが婚約されたようですね。本シリーズでの共演が縁のようで、おめでとうございます。