「女性3人が輝く!!」ターミネーター ニュー・フェイト 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
女性3人が輝く!!
オープニングは衝撃だった。
ジョン・コナー(エドワード・ファーロング=CGで再現)
が、いきなりターミネーターの新入りに殺されてしまう。
これで未来は、ニューフェート(新たなる未来)へと、舵を切られたのだ。
この展開は、未来は《ダークフェート=暗黒の運命》
だとの予告でもある。
ラストでもないし、かと言って新展開もない。
またもや、焼き直しの設定・・・
メキシコの工場で働く娘ダニエラ(ダニー)が、
またしても《救世主を産む》設定。
だけど恋愛相手もいないし、もちろん妊娠もしない。
ダニーを護るために未来から来たのが、強化人間のグレース。
グレース(マッケンジー・デイヴィス)はターミネーターではない。
人間の強化型の兵士。
グレースはタッパがあって逞しく美しく引き締まり、とても魅力的。
グレースは超絶格好良かったです。
そこに伝説の戦士サラ・コナーが全米のお尋ね者として登場。
年齢を重ねた姿はなかなかバイタリティーが溢れて、
渋くて懐かしかったです。
ダニー(ナタリア・レジェス・ガイタン)はともかく平凡。
南米では知られた女優らしいけれど、
《救世主を産むマリア?》
そのカリスマ性は皆無で、もう少し目立つ女優が良かったと
思うのは私だけですかい?
シュワちゃんも後半に登場する。
なんとマイホーム・グランパ(?)になっている設定。
リンダ・ハミルトンさん同様にキチンと歳を重ねて、
幾重にもシワがそしてお髭が!!
懐かしいけれどちょっとガッカリ感が大きかったです
もうあのT-800ではない。ただのお爺さんみたいでしたが、
最後はターミネーターに戻り、いい仕事をしてくれました。
2042年の未来は人間と機械の最終戦争。
終末感と絶望と混沌。
そして終わりなき殺戮。
(こんな未来は本当に嫌だ)
またまたラストは中途半端な、To Be Continued!!
サラとグレースそしてダニー。
3人の女性が輝いてたから、良いことにしましょう!!