「「おい、嘘だろ?」な展開」ターミネーター ニュー・フェイト Masayaさんの映画レビュー(感想・評価)
「おい、嘘だろ?」な展開
はっきり言って、ハリウッドの金策映画の匂いしかしませんでした。
御大キャメロンとリンダ・ハミルトンの復活とあれば誰も期待するでしょう。
ショッキングなオープニングから壮絶なカーアクションに酔うのもつかの間、老いたサラ・コナーとヒロインの秘密が明らかになり物語は急展開・・・一気に冷めました。さらに老いて?笑顔まで見せるロボット臭の全く無くなったT-800が追い打ちをかけます。T-800はこのシリーズにとってはダースベイダーの様になくてはならないキャラクターでファンも待ち望んでいるのは分かりますが、さすがに髭面のシュワルツェネッガーではいただけません。キャメロンが出てきたこの機に次世代に向けたニューヒーローを作り上げる事が出来なかったのでしょうか?
熱狂的ではないにしろ、私も旧作では驚き楽しんだこのシリーズ。「正統な続編」を謳ったわりにはズレてしまった今作。これではこれまでの亜流?作品の方が余程オリジナルの流れを継承しているし、リスペクトも感じる事ができました。
キャメロンは自身の手でこの古典的SF映画の名作に泥を塗ってしまった様です?
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