「スカイネットが自我に目覚めるという意味」ターミネーター ニュー・フェイト カメさんの映画レビュー(感想・評価)
スカイネットが自我に目覚めるという意味
個人評価:4.0
T2ファンには堪らない演出が盛りだくさん。
リンダ・ハルミトンの年の取り方が、実際にこのターミネーターの世界で年を重ねた様なワイルドっぷりに脱帽。
正統な続編という触れ込みだが、パート3や5で描かれたパラレルワールド的なストーリー展開のスタンスは同じだと感じる。ただ、T2でも描いたターミネーターの心が、人間に接する事で徐々に人間に近づいていくという、ロボットの心の存在についての掘り下げ方は、ジェームス・キャメロン版の方が深く描いており、もう一つのテーマと感じる。
最後のサラ・コナーがREV-9に言い放った言葉で、T-800との和解が間接的に描かれ、またT-800が自ら命を絶った事で、ターミネーターから心ある人間に進化したのだと気付かされる。
スカイネットが自我に目覚める。それは機械から離脱し、心ある生物になる。本来はそういった要素を含んでいると感じる。
最後のREV-9の倒し方が納得いかないが、それを差し引いても余りある素晴らしいアクションだ。キャメロンさん7製作もお願いします!
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