フレームアームズ・ガール きゃっきゃうふふなワンダーランドのレビュー・感想・評価
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他のレビューに騙されないで下さい!
事前情報無しで視聴した人達のレビューに騙されないで下さい!
この作品は豪華なオーディオコメンタリー付き総集編です!
本当のファンならこの作品に色々なものを求めないはずです!
大スクリーンで躍動する轟雷達を観て、私達がきゃっきゃうふふする作品です!
総集編としても如何なものか
まず第一前提として「この作品はTV版を再編集した総集編作品である」というのと「TVアニメ本編を見てから見ること」を念頭に置いて話をしたいと思います。
正直なところ、「たとえ本編を見たうえで見たとしても総集編としてもあまり出来は良くない」と感じました。
最初のシーンはもとより、いざ振り返りが始まると時系列順でもなく、ただひたすら思い出したシーンを行きあたりばったりでその場そのままで振り返っているような、唐突さが目につきました。
私自身、TVアニメ本編はリアルタイムで視聴していたため、なんとなくそうなった経歴は覚えていたのですが、それでもバトルシーンが終わったと思ったら急にキスシーン(恐らく表題のきゃっきゃうふふシーン)にのまとめに入ったり、皆の思い出振り返りと称して唐突なシーンの切り抜きのMAD見たいなシーンが挟まれたりと、いくら思い出を振り替える総集編であっても首をかしげる場面が多かったです。
また、振り返りもそこそこの場面で歌唱パートが挟まれたりするのもモヤっとする場面ではありました。
思い出の振り返りなんて行き当たりばったりなもの、と言えばそうかもしれませんが、それはあくまで「個人間でのやり取りの中で起こりうる事」であり「総集編として物語(思い出)を振り返る」という括りの中ではあまりにも不親切です。
それに“思い出の振り返り”にしても「それぞれのキャラが思い思いに思い出のシーンを出してくる」のではなく、「轟雷とあおを主軸にして振り返る」という形にして“時系列順に振り返る”方がわかりやすく、また、ご新規さんに薦めやすくなるので、そちらの方が良かったのでは…と思いました。
これはあくまで個人的な主観ですが、総集編は「見てきた人に作品を振り返ってもらうための作品」であると同時に「後から興味を持った人に簡単に世界観・ストーリーに触れることが出来る作品」であるのが望ましいのではと思っています。
そして数ある総集編の形の中には、本作のような「TV本編を振り返る」の物も多くありますが、その形式の作品も「後日談のストーリーの中で本編の出来事を振り返っていく」という筋書きの中で話が構築される物などの、非常に見やすい形式の作品もあり、それ故に本作の「とっ散らかりぶり」が非常に目につき残念に思いました。
最後になりますが、正直この作品は"なんであれ楽しめる"重度の「FAガールファン」でないと十二分に楽しむことは難しいと思います。
テレビ版視聴者向けのコメンタリー映画
テレビ版をベースに編集し、記録映像としてキャラクターの感想と共に楽しむコメンタリー形式の映画です。
キャラクターの感想が入る場合、テレビ版で流れていた映像は音量を下げられ、大きくは聞こえないので、初めて見る方には向かないかも知れません。
また、キャラクターの話題に合わせ次々と回想が流されるため、1話の映像が流れて次は二話……という風に進んでいくわけではありません。
戦闘、日常シーン共に追加シーンがひっそりと差し込まれたりしていて、微妙に流れが変わっていたりもします。(※主に、テレビ版で出落ちすぎたりした部分でした。もしかしたら尺の都合で削られたりしたシーンなのかも知れませんが、その真偽は図りかねます)
キャラクターソングなども追加され、本編には未登場のプラキットからもチョイ役で出てくるなど、二期への期待もさせる引きでした。
……俺達の財布はいくら壊しても良いので、グライフェンちゃんをメイン級に据えた二期オナシャス!
視聴者への感謝が形となった経験型作品
劇中の轟雷の台詞にその答えが示され、そしてそれは私のこの映画に対する思いに重なります。
「感情は学習するものじゃなく、経験するもの」
この映画を単体の映画作品として評価するのは私には難しいです。(雑な総集編というのは、筋書きを説明する上では間違っていないでしょう)
しかし、前作テレビシリーズを視聴し好ましく感じた私にとっては、この映画は心を動かされ癒やされる素晴らしいものでした。
この映画の趣旨は、単純に、キャラクター達から視聴者(マスター)への感謝を形にしたものです。
かつて、FAGという商業作品群にこめられた人々の思いがテレビアニメという形をとって表現され、それを応援した視聴者へ、今回改めて感謝を伝えるために、副音声と編集映像と歌とが織り込まれた、視聴者のための映画でした。
感謝の表現方法は決して上手くありません。というよりも本当に素直に直接的に、ありがとうを伝えているだけでした。しかしそれがFAGらしさ、好ましさだと私は感じました。
冒頭の感情についての話に戻りますが、元のテレビアニメ作品の内容は、FAGというホビーロボット製品である豪雷が、女子高生あおの元に届き、共同生活を通じて感情を一つずつ学んでいく、という筋書きでした。性格が違う仲間のFAGも集い、賑やかに平和に楽しそうに暮らしていたところに、異なる製造意図をもって造られたFAGフレズベルクが投げ込まれ、問いかけが生じます。ロボット製品に人間のような感情を持たせることが必要か、それとも感情に拘泥するのは愚かな行為であり、製品にとってはただ高められた性能と実績こそが重要であるのか、と。
SF作品としてはもはや問われつくした人道的価値観の再確認かもしれません。しかしホビー製品であるFAGは現在も進化を続けており、その進化の先には何を設定されているのかという観点からは、この問いかけは重要かもしれません。それは製品を購買する消費者である私たちの選択を問うものでもあります。私としては、FAGのようなかわいく格好良く、生活の中に潤いをもたらしてくれる作品に対しては、何よりもまず人間の感情への理解と共感を求めます。
ところで、映画を見に来る人たちは何のためにその映画を見るのでしょうか。毎日ひたすら、面白く、興奮する、表現が素晴らしい、次世代に残るような傑作映画をいち早く発見するために来るのかもしれません。一方で、今回私がこの映画を見ようと思ったときのように、日々の迷い、疲れ、不安から立ち直るためのきっかけが欲しかったりするのかもしれません。
前者は学習型、後者は経験型とすれば、この映画は間違いなく経験型でした。表現そのものは拙くとも、効能効率は度外視して、視聴者自身の感情に寄り添ってくれるものでした。そのため万人向けではもちろんありません。しかしFAGを好きでいる人に向けてはきわめてマッチする作品であったと思います。
中身スカスカのシュークリーム
突然ですが、「クリームたっぷりのシュークリーム」と書いてあるシュークリームにほんの僅かしかクリームが入ってなかったらどう思いますか?
さて、ここでFAG公式の謳い文句を見てみましょう。
「フレームアームズ・ガールがたっぷりの新作カットと共に帰ってくる!」です。
ですが実際は新作カットは10分未満
後は雑な総集編です。
TV版は毎回楽しみに観ていたのですが非常に残念です。
最後にCGライブパートがありましたが、それもカクカクでお世辞にも良いとは言えなかった。
観ない方が良かった…
観た私が悪かったよ
映画と映画の合間に時間が合ったので鑑賞。
テレビアニメシリーズのファンOVAであり、「テレビアニメの総集編」ってWEBのTOPや、映画チケットサイトにちゃんと書いておいて欲しい。
人間とフレームアームズ・ガール (FA)が同じサイズのSDキャラとして、過去のテレビシリーズを再生鑑賞しながら、コメンタリーをやっている風にセリフに被せて解説する内容。
最大の問題は、コメンタリーセリフも元セリフも被って、どっちのセリフもあまり聞き取れないこと。
また、先生と級友とFAなどのキャラが全員女性。
SD化した時は、キャラデザインも髪型と色など記号的にしか見分けがつきにくい。
また、10人くらいの女性声優の声質が近く、誰が喋ってんのかもわからない。 語尾につける「~なり」とかの御約束言葉くらいでしか、聞き分けができない。
というわけで、テレビシリーズを一切観ておらず、予備知識のない私には拷問のような作品であった。
テレビシリーズが頭に入ってる人なら楽しめると思います。
ファンの一員として個人的には良かったと思う
他のレビューではあまり評価はよくないが、個人としては良かったと思う
※前提としてこの映画はアニメを一通り見てから鑑賞するべき
(タイトルとは別に「これはFAガール達と思い出を振り返る物語」と書かれている)
自分は「思い出を振り返る」という言葉からあまり新しいストーリー(劇場版ストーリー等)はないと予想していたため、さほどガッカリ感はなかった。映画館でみるOP、新規楽曲等はファンとして鳥肌が立った
何より、このフレームアームズ・ガールが元々プラモだけで設定も何もない所から始まり、そこからアニメ、劇場版まで来たことはすごいと思う
そんな事を考えつつ映画を見るととても充実した映画鑑賞ができた
イノセンティア(声あり)、グライフェン、スティレットXF-3、ゼルフィカールが映画の最後のほうに出ていたしアニメ二期も十分ありえる作品だし、今後のコトブキヤに期待したい
戦闘シーンとぱんつだけ
TV版未見。
TV版の総集編なのですが、世界観やキャラの設定説明をほぼすっ飛ばし、戦闘シーンとパンモロだけをかき集めたような構成になっていて、前知識のない私は何が何やら分からないまま終わってしまいました。
かといってTV版を観ていた人がこれ観ても楽しいか疑問です。キャラ間の交流とかもほとんどカットされているので…
元々私は、「きゃっきゃうふふなワンダーランド」というサブタイトルでこれは百合百合しいアニメに違いない!と思い鑑賞にのぞんだのですが、そんな百合シーンもたまーに思い出したように出てくるだけ。サブタイトル詐欺です!
総集編だというのを理解した上での感想
ファンなら楽しめるものだと私は思います。
ストーリー性を考えなければ十分楽しめます。
テレビ版と同じく、
ストーリー性は皆無で可愛い!です。
終始op並みに本当によく動いており
私自身「こんなに動くのか」と
びっくりしました。
3.5をつけた理由はテレビ版と同様
わちゃわちゃして楽しい感じであったと
思いますが、その分疲れたのも本当です。
ファンが見に行くものかもしれません。
「人によっては楽しめるし、完全に内容重視であれば少し難しいと思いますが。
この創りはチト頂けない
自分も2期製作が決定してる上でのつなぎのOVAだと勘違いしたクチです。ただ〝自己可動するフィギュア〟と言う設定が個人的にはワリとお気に入りなのでソレ程ガッカリはしませんでしたが。
ですがまず冒頭の間延びした前置きと、キャラのコメンタリーを回想シーンのセリフ掛け合い部分に丸被せにした箇所が相当あるのは、個人的には非常に見辛くて頂けません。せめてセリフに引っ掛けないSE部分に乗せるとか気を使わないと、セリフ同士が被さると気が分散してしまい、全体の理解が薄くなってしまうので困りものです。集中力がないのだと言われてしまいそうですが‥‥
攻撃シーンの砲撃や火器の発射音、炸裂・着弾音など、映画館の音響ならではの迫力シーンは楽しめました(バーゼのキンキンがややキツめ)。一方で大画面で細部の描写がよく見える中、装甲装着状態でのライブシーンで(マテリア姉妹を除いて)少々間抜けな箇所も見受けられたのは設定上仕方ないんでしょうね。
あんな複雑な突起があるデザインですんなり滑らかに動かせるのはCGの恩恵ですが、それに甘えてヤタラに複雑なデザインをこしらえると、どこぞのナラティブみたいに前も後ろも上も下も解らなくなってしまいかねないので程々にすべきだと思っています(素体が女の子なのでそこまでには至りませんが)。
多分に漏れず、1期オンエアを抑えていないと何のコッチャさっぱりなのは劇場版作品にありがちなのでともかく、自分と同じくホントに新作続編だと勘違いした観客の中には不満を持つ方も居そうなのが残念です。
続編制作アナウンスが流された後での、このキービジュアル+唐突なサブタイ、「思い出をふりかえる」がタイトルロゴと離れた所に添えられる表記では少々不親切な感が否めません(紙面デザインの問題)。
余談ですが、同じコンセプトの『超可動ガール1/6』と言う作品がこの作品の遠縁に当たると勝手に思い込んでましたが、どうやら全く無関係な様子。そしてキャラデザの島田フミカネ氏は、アレでもパンツではないと言い張る気でしょうか、別に悪くはありませんが‥‥w
観る前に説明をよく読もう。この映画は総集編です
ワクワクしたくて余計な前情報を入れずに挑んだのがいけなかった。これはキャラクターオーディオコメンタリー付きのTVシリーズ総集編でした。
それならタイトルに「総集編」て入れて欲しかった💦
新規映像は数分間だけ。むしろED後の10秒が本編?
追記。
しかし総集編としても、ストーリーを全く追えない名場面集のような構成ので初見殺し。ファンの為のサービスムービーだと割り切った方が良いです。
本編オンエアから2年以上経って、続編制作発表から1年経ってのこのタイミングでの総集編上映。もし続編が近日発表されるためのテコ入れだとしたらフル料金の劇場版でなく、TV特番のほうが良かった気がします。
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