劇場公開日 2021年3月5日

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「正統派スパイアクション!」太陽は動かない aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5正統派スパイアクション!

2021年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

WOWOWのドラマに続き鑑賞。おかげで内容には置いていかれずに済みました。なかなかにてんこ盛りだったので、いきなり映画だと、背景がぼんやりして手応え薄くなったかも。

AN通信という秘密組織で、世界をまたにかけて、情報戦を繰り広げるスパイの最前線の物語。裏切りを阻止するために、胸にチップを埋められており、定時連絡できないとチップが爆発して即死する。そんな過酷な立場を生き抜くエージェントの物語。

そんな背景設定はさておいて、単にアクション映画として楽しんでも良い出来。個人的に好きな接近戦ガンアクションは、なかなかに楽しめました。最近の邦画は、派手なアクション結構頑張ってると思います。たとえば、岡田准一の「ザ・ファブル」のアクションは、リズムとスピード感あってとても好きで、趣きは違うものの、本作のアクションシーンも良いです。邦画のアクションが、ここのところ完成度が高くなってきた感じがする。目指せ「ジョン・ウィック」!

藤原竜也、竹内涼真の格闘含めた激しいアクションシーンは見応えありました。特に高層ビルのネオンの前での格闘は、ハラハラして見応えありました。(歳とって高い所が苦手になったので、余計に……)カーチェイスあり、ヘリコプターあり、高所ありでてんこ盛り。そこへ、過去の人間ドラマを持ち込んだので、全体的にそこそこの情報量。うまくまとまっているのだけど、個人的にはドラマ部分を薄くしても、追いつ追われつのハラハラするアクションシーンを、もう少し詰め込んで欲しかったかな。映画のテイストが変わってしまうから難しいでしょうけど。

KingGnuの主題歌も、作風にマッチしてて良し。ラストのオチも爽やかで、次の展開も期待させて好きです。期待どおりに楽しめました。

AMaclean