デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆のレビュー・感想・評価
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これで終わりなのか
「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」観ました!
1999年に放送されたアニメ「デジモンアドベンチャー」、その3年後を描いたアニメ「デジモンアドベンチャー02」、さらにその3年後を描いた映画「デジモンアドベンチャーtri.」、そしてその5年後を描いた今作。
小学生から始まり、かつて選ばれし子供達がついに大人へとなる。
太一やヤマトは22歳の大学4年生。
これまで幾度も世界を救ってきた選ばれし子供達は世界中の選ばれし子供達とのコミュニティを築き、今なお世界を救っていた。
そんな中、未知のデジモンとの遭遇、選ばれし子供達の昏睡事件、そのパートナーデジモンの消失、新たな危機に直面する。
世界を救うために立ち上がる太一たち。
そこで明かされる大人になることで起こる真実。
デジモンアドベンチャーの20周年作品にして最後の物語。
選ばれし子供達とパートナーデジモンが選ぶ未来とは。
タイトルにある通り、今作のテーマは絆。
今回明らかになった真実による葛藤を絆で乗り越える。
ただ大人になるということで、よくある感が。
「プーと大人になった僕」とかかな。
太一とヤマトがビールを飲むのは想像できない。
また、戦いよりも絆に焦点起き過ぎて、皆が期待しているお馴染みの進化シーンなどが残念。
新たな進化も微妙。
tri.では皆無だった02組を登場させるのは良かったが、活躍はそんなに。
太一とヤマト以外の活躍もそんなに。
デジモンアドベンチャーは8人が活躍するものではなかったのか。
空にいたっては皆無。
前日譚があり、無料で見れるが。
ただ過去作への小ネタは多々あるので良し。
02のラストへと通じるというものの、まだそこには達してない終わり方。
ラストのセリフやゲンナイの意味深発言からまだ何かはあることが想像できます。
終わりとしてはいいけど02ラストがあることから何とも言えない。
ちなみに4月から始まる新作アニメ「デジモンアドベンチャー:」はただのリメイクとなるのか、ストーリーが変わってくるのか気になるところ。
とりあえずひとまずは完結ということで、子どもの時から見てた作品が終わった。
僕らのアドベンチャーに相応しい作品でした
私たちにとってのデジモンアドベンチャーの記憶というのは、彼らが幼い頃のものであり、その思い出はとても素晴らしいものであり、決して色あせないで欲しいという思いは、1デジモンファンの端くれとして大いに抱くものである。しかし、今作のデジモンでは選ばれし子どもとデジモンたちとの別れがあることを伝えており、最後のシーンでは太一とアグモン、大和とガブモン、それぞれの別れを描いていました。
しかし、この作品ではそこで物語の終わりとするのではなく、その続きが太一と大和にはあるということをしっかりと示しています。
その例として、今作の敵として登場したメノア・ベルッチは大人になってしまって、パートナーデジモンであるモルフォモンとの時間を失ってしまったことに後悔してしまい、その執念として、人造デジモンであるエオスモンを生み出してしまう。そして、その理想として、彼らをデータとして保存し、思い出を永遠のものにするということをしている。この光景に、メノアというキャラクターは私たちデジモンファンが、あの頃のアドベンチャーを永遠のものにしたいという、想いに共通しており、そうして具現化されたキャラクターなのではないかと考える。だが、太一達がその思いから進んでいくことによって、彼らの成長して大人になっていく上での障害であり、これを乗り越えていったことによって、メノア=私たちに対して、彼らを大人にしてあげてくれ、だから邪魔をしないであげてくれと言われているような気になりました。また、今作での新たな進化はオメガモンとは異なる形で、より大人のような、人に近づいた進化をしている。デジモンの進化のコンセプトとして、選ばれし子どもの思いによって進化していくというものがあり、これまで最強であったオメガモンとは二体で一体のデジモン、つまり半人前が2人合わさって、一人前であり、主人公達の心は完全な大人とは呼ばないものであったと考える。しかし今作ではそれが一人前になったが故にあのような人に近い進化だったのではないでしょうか。そして、最後にエオスモンを倒すシーンであるが、その存在がモルフォモンであることを示すシーンがあり、曲がりなりにではあるものの、彼女とモルフォモンの絆を示す形となっていた。このようにして、選ばれし子どもとパートナーデジモンとの間に絆があれば、また会えることを伝えているのではないかと思う。
また、私なりの考えではあるが、この作品には次回作があるのではないかと考えています。その根拠として、映画の終わりに選ばれし子どもたちのその後を描いたシーンが描かれていたが、太一をはじめとする殆どが1人だけのシーンがある中で、ヒカリやタケルを含めた02組のデジモン達は一緒のシーンに写っている。このことから、02という形ではあるが、映画館でまた彼らを見ることができるのではないかと思います。
私の中ではありますが、02主人公の存在はそのシリーズにおいて、無印主人公達にとっての希望的な存在であり、彼らの活躍によって、なんらかの進展が起こり得るのではないかと考えます。
エオスモンの考察について、このデジモンは話が間違っていなければ、モルフォモンをもとにできており、そのモチーフは蝶であります。
蝶といって、私たちが思い浮かべるのは、butterflyであるとおもいますが、サビの中に「無限大なイメージだらけの何も無い世の中じゃ、そうさ愛しい思いも負けそうになるけど」とあります。今作はこの歌詞が非常に強く、何もない世の中とは、メノアがモルフォモンとの別れの後であり、愛しい思いも負けそうになるとは、メノアの目的に対しての自身の中にある疑問、これでいいのかという部分がリンクしていると思いました。
待ってました。
無印と呼ばれる初期シリーズを子供の頃からリアルタイムでずっと追いかけてtry.も全て盤を買うほど好きなシリーズです。
今回もtry.の傷(傷というか怒りに近いもの)があったので期待はしてなかったけど始まりからの数分。
ボレロ、パロットモン、デジタルバクの干渉、デジタルワールドの赤線。この要素で「あっこれは大丈夫」と安心した結果、涙腺は崩壊しました。
これを待ってた。長かった。進化とか技名叫ぶとか02メンバーとか待ってたよ。
ここ最近ストーリー重視にしすぎて本来の単純にデジモンがカッコよくてバシッと敵をやっつけるあの感じをまっていた!
パートナーの想いと呼応して進化する瞬間もちょいちょいあったけどなんか薄かったけど今回はしっかりと決めてきてくれました!
いやぁ良かった!!
12人の子供たちとパートナーというただでさえ多い登場人物にゲスト。これも上手いことバランスよく扱われててしっかりしてたし、ギャグ要素も程よくてやっと映画を見れた感じ!
最後の進化は4作のフロンティアをちょっと思い出した笑
ただ苦言の苦言を呈すとしたら2010年の設定にしては色々小道具が時代錯誤してるのが残念だったなと。
あともっと技名叫んで欲しかった、、きっと大人向けに少し作ってるからなんだろうけど20周年パーティー映画なんだからもっと周年感出してほしかった、まだ足りん!!
あと個人的には新しいデジモンが出たときのナレーションでデジモンの説明する場面はいつ復活するのかなぁ笑
何にせよ最高だったからもう一回行こうかと思います
2006 20年記念作品
20年記念作品として、観させ頂きました。
デジモンとのわかれ
自分自身との成長
大人になる事によって可能性の広がりの低下
色々考える事を含んだ作品でした。
最後に奇跡が起こるかなと、思いましたが、
続編はないだろうと言う終わり方をして
良かったと思います。
歩き続けよう
デジモンは初代を少しかじった程度でしたが、どうしても気になって観に行きました。
大きくなったキャラクター達の姿も作中の音楽も素晴らしい!
作中の最後のほうのセリフがバタフライの歌詞から採用されていたり
子供の頃デジモンを観ていた世代はドストライクな内容であったと思います
EDでつい探してしまう…
太一とアグモン、ヤマトとガブモンの最後の会話、「おっきくなったね」は自分にも言われたような、そんな気がしてしまいました。
また、EDで映る子供たちの写真の中にデジモンを探してしまいました。光子郎以上の年齢の子供たちにはもう居ないと分かっているのに…
でもきっと側で見守っているのだろうと信じてます。
感動をありがとう
無印、02、triを限られた時間で補完してくれた最後の映画
太一とヤマトがお酒飲んでたり、太一は一人暮らししてエロビなんかも見てて、大人になったなぁ
おっきくなったなぁと感慨深くて切なかった。
前作も大人になることが、デジモンたちとの関わりを希薄にするとか、今回も離別とかネガティブに捉える感じが切ないけど、02の最終話を知ってるから、運命は変えられる頑張れと、これからも応援したくなった。
02組が子供たちもデジモン達も、もうかわいくて!
そして何より、大輔が大輔らしくて和んだぁ
大輔は太一たちみたいに悩まずに、子供の頃の希望を全部抱え大人になるんだろうなぁと思えた。
大輔最強。
シリアス展開には向かないけど彼らは和み要因でみんなに愛されてるし、登場を待ってた。
出してくれて有難うございました
空がもう少し出ても良かったなぁと思ったけど、
あんた達しっかりしなさいよ!とか言って戦いに参加すると思ったんだけど、
空はいざピヨモンと別れるとなると出ていけないのが空の弱さなのか(デジヴァイス石になってたけど)そこはヤマトや太一たちのメンズ組とは違う演出なんだなぁ。
僕らのウォーゲームの時みたいに戦いに参加しないオマージュなのかなと思うけど。
そして、ヤマ空太一やタケヒカ匂わせてハッキリさせないのが関弘美svのやり方かぁ!?
もうじれったい。。
やっぱり関弘美svが関わると、デジモンシリーズって感じがして、嬉しくて悔しい。
それぞれの別れと旅立ち
ハシゴの2本目で時間が合ったので鑑賞
予告でデキが良さそうな予感したので興味ありました
デジモンは世代ではなく放送時はもう大学生でしたが
でもテーマ曲印象的だったので覚えています
感想としては
緻密な作画や演出で圧倒され感動しました
原作をそう知らない自分くらいをターゲットに
していたのかもと感じたほどです
上空に現れるオーロラが出ると
デジタルワールドから突如出現し暴れまわるモンスター達を
追い返す八神太一とデジモンパートナーのアグモンや
石田ヤマトとガブモン達「選ばれた子供たち」
世界中にいるその子達が次々に突然昏睡する事件が発生
その件でメノアと井村という専門家が来日し協力を仰ぎます
大学卒業を控え進路が決まらない太一やヤマト
依頼を受けてデジタル空間で元凶とされるイオスモンを
協力して退治にあたりますがあと少しで進化が解けてしまい
逃げられてしまいますがそこでデジモンと一緒にいられる時間が
限られていることや戦闘で消耗していく事実を知ります
太一らはショックを受けますが世界中で昏睡に陥る人々を
放ってはおけないのでイオスモンを倒して元に戻すことに
奔走し井村を怪しみますが実はFBIの捜査官
実はメノアを張っていた事を明かした頃には
仲間もどんどん倒れていきついには世界中の選ばれし子供たちの
リストを持つ光太郎も倒れてしまいますが
イオスモンがメノアの作り出した人口デジモンであることを
突き止めデジタルワールドを突き止めており
そこへ駆けつけた太一らに示しているのでした
そこへ行くと子供のままの姿でデジモンと遊んでいる
選ばれし子達がたくさんおり
ここにいれば永遠にデジモンと別れる必要が無い
これは救済であるとメノアが本性を現します
この言葉は太一やヤマトにも刺さります
どうやらメノアは自分の道を突き進んで飛び級で
大学に上がったらデジモンを失った過去があって
このような考えに行き着いたようなのですが
では昏睡させて自分の世界に引きずり込んだ子達の
デジモンとの関係性までは考えていたのかと
言うと全く考えていないわけです
メノアなりに絶対別れなければならない悲から
そうならないようにする事が救済だと
それに対し躊躇する太一やヤマトに
アグモンやガブモンは戦おうと促します
たとえ一緒にいられる残り時間は迫っていても
大きくなっていく太一やヤマトを見ている僕らは
楽しいと言って
結局メノアのイオスモン倒すことに成功し
メノアのエピソードも知ることになる一同ですが
最後にメノアのデジモンは消えゆくときに笑顔だったことを
思い出させ最後はメノアも救い出すことに成功します
最後に太一はアグモンとヤマトはガブモンと別れますが
それは新たな出発の始まりになるのでした
正直パートナーデジモンが消えてしまう人と
消えない人の差があんまりわからないのですが
それはおいといて
パートナーとの出会いと別れと言う表現においては
ペットを飼っている人などにも刺さると思います
色々ネットで見ていると
デジモンはtriというリブート企画もあり
これはその続編のようですが
単体でもメッセージ性は感じました
コアなファンには色々意見もあるようですが
むしろ割と知らない人の方が楽しめるのかも
しれません
泣かせる深みのある話と繊細な作画と演出
見応えのある作品だと思います
最終進化のデザインが・・・
開始ボレロ~OPのbutterflyまではもう最高でした。
なんやかんやあって、タイトルにもなっている終盤の『これが俺たちの最後の進化だ!』
やっぱり王道のオメガモンでくるのか!?
そらともそれを超える進化が!?
そして現れたのが
・・・えっ・・ダサすぎる・・・
なんか人間の口がついているし、何故かデジモンの着ぐるみを着た中年のおっさんのようなデザイン・・・
不評だったフロンティアの人間的な進化の反省を活かせてないですよね。
初代~テイマーズまでの人気デジモンのデザインはしっかりと『モンスター』になっていたところで、そこが良い所でもあったと思います。
アグモンとガブモンが消えるシーンはとても良いシーンで泣けましたが、最終進化のデザインが尾を引いていたせいか、あまり感情移入が出来ませんでした。
それがなければ、もっと良い評価になっていたと思います。
やはり一番映画として面白いのは『ぼくらのウォーゲーム』ですね。
『tri.』もしっかり忘れていない。その姿勢が嬉しかった。
これで終わると思えないけど、区切りとしては良いと思う。
"選択肢から一つを選ぶ、それは他の選択肢を殺すということになる"
昔読んでたアニメ雑誌のとあるコラムにあったんだけど、まさにそれを主軸に置いた『LAST EVOLUTION』は良かった。
いやもっと深読みすると、言わずと知れたデジモンソング「Butter-Fly」も主軸かも。
曲中で一番好きな"無限大な夢のあとの、何もない世の中じゃ~♪"…なんてまさに今回の核たる葛藤。首謀者が苦しんでいた事柄とも通じてる。ここで一旦区切るために「Butter-Fly」まで組み込んだんなら、監督はよく時間の限りでこの英断下したなあ。
不覚にも感動した自分がちょっと居たからね…
一番嬉しかったのは何かとダメ出しされてる『tri.』をちゃんと覚えていたことね。ボクは太一と芽心の会話がとにかく燃えた第5章で、この二人のさらに進んだやり取りもっと観たかったから、ある形で出てきたときはビックリしたし嬉しかった(とあいえほんのちょっとだけど)。『ワイルド・スピード』もそうだったけど、過去シリーズを一つ足りとも無視しないのスゴく好き。まあもっと芽心ちゃんの出番欲しかったのは本音かな。
今年4月からリブート版『デジモンアドベンチャー』スタート。商法だろうと関係無い。やっぱデジモン、日曜9時のフジテレビで観たいから、再スタートは楽しみだ!
02 最終話を見直してから見ると良い。
よっぽどのファンでも無ければ、02の最終話において、語られた選ばれし子供の20年位先の将来なんて覚えてないと思う。それが分かってる前提で見ると、少しは納得いく気がする。映画のエンドロールも。(映画本編の中身のツッコミ所は無視して)
last evolutionなので、これ以上、グタグタ続編はやらないで欲しいな。
『明日の予定もわからない』
子供の頃に初代『デジモンアドベンチャー』直撃世代。
未だに好きなアニメ映画トップ3に『ぼくらのウォーゲーム』は入っています。
冒頭からボレロが流れたときに何だか昔の記憶とかが甦ってきました。
更に酒を飲み交わす太一とヤマトに何だかグッと来ました。
『トイ・ストーリー3』もそうだったんですが、自分が見てたときに子供だったキャラが、自分と同じように年を重ねているとそれだけでたまらんものがあります。
新作なのに懐かしく、
とても熱く、
それでいてきちんとまとまっていたのが素晴らしかった。
最後の別れも大袈裟なものや、
バトルによる死別ではなく、
何気無い日常だったのが良かった。
『Butter-fly』の『明日の予定もわからない』の歌詞を出してきたのはズルいなと。
思わず目頭が熱くなりました。
あらゆる『子どもの』エゴを突きつけられる作品
以前どこかで見たエヴァQの感想でありましたが、
「子どもの頃に子どもだった物を大人にするのを、大人は嫌がる」のです。
前者で、それは永遠に14歳を繰り返すエヴァの呪いという形になり、今作でそれは「永遠に子どものままデジモンと過ごせる世界」になります。
後半で並ぶ沢山のデータは、選ばれし子ども達のライフログであると共に、我々、彼らと同級生の大人が望んでる「デジモン(新作)のあるべき形」でもあるのです。
その誘惑に揺れる子ども達に喝を入れるのは、彼らの成長に惹きつけられて契約をしたデジモン達。
恐らく、この新作自体が、ずっと『綺麗なデジモン』を見続けているファンへのメッセージでもあるんだろうなと思いました。
キャラや自身の成長を『劣化』とつい言ってしまうオタクへのメッセージでもあり、新しくデジモンに触れた子ども達へのエール。そんな作品でした。
心の中で幼いままで凍り付いている、心の中の思い出に成長の機会を与えて行こうと思います。
ただ、ソラの扱いが中途半端なのと、大人と一緒に働いている子ども達のデジモンにはまだ猶予があるのに、
何故、まだ大学で専攻を決めていない=可能性がピークの大学生たちのデジモンにはそれが無いのかとか、色々矛盾は感じました。
アラサーは泣いた
ぼろっぼろです。
デジモンアドベンチャーが大好きだった91年生まれの私は、ラストのシーンで呼吸乱れるくらい泣きました。
映画としてどうとか、そんなもの考える余裕もなく、なんかすっごく刺さる映画だった。
アグモンのラストシーンでのあのシンプルな一言が、ほんともう。。。たぶんここ数年の映画で一番泣きました。
大人になることって、成人式からもう10年弱も経つのに、さっぱりわからない。正直、こんなことなら大人になんてなるもんじゃないなとたまに思う。
ああ、私は大きくなれたのかなあ。
(tri.は途中までしか観ませんでしたが特に問題はありませんでした。)
大団円!
当時リアルタイムでアニメシリーズを見てました。
太一達が大人になろうとした中で、自分は何がしたいのか、何ができるのか、子供の頃目指した姿になれるのか等という若者特有の葛藤が上手く描かれていた。
序盤はさながらリアルな就活生の会話である笑
特にアニメシリーズでは、皆を引っ張っていて羨ましがられていた太一と大和が、大人になると目標を見失い、逆に周りの皆を羨ましがるという構図が非常にリアル。
物語もデジモン特有のバトルの爽快感や敵キャラの絶望感などがあり、非常に楽しめました。
続編はあるのかな、、?
正真正銘の『デジモン』最新作
まったく知識0では厳しいけど、テレビ無印1作目さえ(全話でなくとも)数話だけでも見ていれば、十分わかる(推測できる)ように作っていたのが素晴らしい。
(当方、『02』と『tri』、『テイマーズ』~『クロスウォーズ』を観てなかったんで、わかるかどうか恐る恐るではありましたが…)
まじめに作られていることに好感大。
そして内容としては、『デジモン』という作品で重要なキーワードとなっていた「成長(進化)」を、こういう形で持ってくるとはとおどろき。
これ、このテーマだけでも、かつて作品を観ていた当時の子供たち(現在20代、30代)はたまらないだろうなぁ。
この年代はいま、進路に悩み、就職や転職、失職、起業といった岐路に立つ世代であり、刺さる部分も多いはず。
大人になることがいろいろ諦めることと同義になってしまう、日本社会の閉塞感を風刺もしていて、深みも感じる。
おまけに、細田さんの映画版へのリスペクトもてんこもり。
太一がビール飲んでるだけで、その成長に胸が熱くなったわ。
ところで、和田光司さんの「butter-fly」がかかるだけで涙腺が緩み、太一のお母さん役&二代目・武之内空が水谷優子さんだったんだよなぁと思い出すだけで胸が痛くなるのは、止めようのないのですよねぇ。
二人の故人との記憶のリンクがまだ生きてるんですよね。
過去はちゃんと大事にしながらも、作品は今と未来を諦めずに進化しているという意味で、正真正銘の『デジモン』最新作でした。
triよりも愛が比べられないくらいある
比較対象は前作という事でどうしてもtriシリーズになりますが僕は間違いなく今作の映画の方が良いと思います。
前作は当時テレビで観てた子供たちが主軸ではなく新規キャラに重きを置いてた気がしてあまり楽しめなかったです。
今作はあくまでアクセントに近いものだと思いました。
重要人物ではあるけど主役はあくまでTVシリーズのメインを務めた太一とヤマト。
そこがとても嬉しかったです。
彼らの次がしっかり観れた作品でした。
作品の中身は最初の掴みが最高でした。
そっからも特に02までの映画を全て見た人ならわかるオマージュの構図が沢山あって嬉しくなりますよ。
僕は観て良かったと思いました。
寂しいですけどね。
間違いなく面白い映画でしたが……
間違いなく名作でした。
まず各所に散りばめられた過去作オマージュ、見ていて「おっ」となる細かい過去キャラの再登場。もっとよく見れば更に見つかるのでしょう。
ストーリー的には初代劇場版を起、デジモンハリケーンと黄金のデジメンタルを承、転にウォーゲーム、結にディアボロモンの逆襲を据えた雰囲気でした。
敵の能力とか行動も含めてオマージュは多かったけど逆にこの映画独特のオリジナリティは欠けていましたね。
映像や演出もピカイチで近年のアニメ映画でも結構上位に入る出来でした。
ですが、ストーリーに少しもにょりました。
大人になるとパートナー関係は解消されて何故かパートナーデジモンは消える。でも、消えたらどこにいくのか、デジモンはどうなるのかが全く触れられずに終わります。また、それなら年上設定の丈先輩とかどうなんだと思いました。
ゲンナイさんは意味深に無限の可能性って言ったけどそれ以降出番もないし何しに来たかよく分からない。
新たなる進化も妙に細いのと人間っぽいせいでアグモンバーストモードの方が強そうに感じました。
若干の尺不足感もありラスト(ラストエボリューションだけに)を決意で締めるのは微妙でした。
後は02組の出番も増やして欲しかったぜ。
ストーリーもう少ししっかりしてれば神作でしたのにって感じです。
02のラストに繋がるって話だったけどそんなに繋がって無かったしね!
という訳で総評は「いやぁ、ラストエボリューション絆は名作でしたね、次回作の宇宙デジモンが襲ってくる『デジモンアドベンチャー02Re:evolution未来』(そんなものは存在しない!)に期待です。」
あと、triよりこっちを6部作にした方がよかったと思うの
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